38ゲーム 「ホテル厨房」
数字の飛びはいつも通りです
36ゲームを始めます
※
では、サイコロを……。
今回も10面ダイスを使います。
三択は 123 456 789 で分け、0 のみ自分の選びたいモノという形。
そして、いつものオールダイスでやっていきます。
世界 123現代 456過去 789未来 0好きなモノ
主人公 123中性 456女性 789男性 0好きなモノ
目的 123生き残る 567たどり着く 890倒す 4死ぬ
イベント 123出会う 456失う 789発見する 0好きなモノ
※
様式美……最近なりを潜めていますが……さてはてどうでしょう。 0
いぇーい。今日、あんまりやる気が無かったので……助かるぅ。
……気持ちは終わりたいのですが(笑)、ああ……一応今更ですが説明をしますと、作者的に、三回連続の0が出たら、その日はやるつもりなかったりします。
まあ、作者都合ですけどねー。
では、次の37ゲームは?どうでしょう? 0
お?マジで?
いや、でも、傾向としては結構同じ数字2連続は見ているんですよ。
ただ、今日のサイコロ目はあまりやる気ないみたいで、同じ気持ちは嬉しいな。
さて、では……運命の……38ゲームを……9
38ゲーム……イチタリナイ(笑)いや、サイコロ目に言っても仕方ないのですが。
仕方ない。始めましょうか。38ゲームを。
三連続で、1 0 0
現代 好きなモノを選べるので……とりあえず男性かな 倒す
現代 男性 倒す ですね。
0に好かれている日みたいです。……タイミングちょっと悪いじゃん??
私はホテルの厨房へ就職した。
地方だからというわけじゃない。
確かに都会に比べれば世間は狭いかもしれないが、夢があった。
実家の料理屋を継ぎたい!そう親父に伝えたのだが、返事よりも先に親父の手が出た。
痛い
「馬鹿野郎。だったら、勉強しろ。それに、調理学校へ行く方法だってある。とにかく外を見ろ」
そういわれ、スマホで色々と調べてみた。
今は何でも答えてくれるスマホがある。
自分に合う、修行方法はなにかと聞いたら、根性を付ける為にも料理学校などのぬるま湯につからず、ひたすら実地研修を積むべきだと教えてくれた。
学校の先生はいい顔をしなかった。
「それなりの大学に行く方法もあるのよ?」
「いえ、料理を、ただ学びたいんです」
「だったら、調理学校に行くというのもあるのよ?」
ぬるま湯は性に合わないと、首を横に振った。
三者面談もあったが、自分が折れない事を確認した先生は学校とは違う伝手を使ってくれて、地元の大きなホテルへの就職を斡旋してくれた。
「お前か。今どき、昭和みたいな事を言ってるって奴は」
「ハイっ!」
「返事はいいな。ただ、基本的には雑用だからな」
高卒と同時に、ホテルの厨房の下働き生活が始まったのだ。
イベントを進めます。 1 出会う が選ばれます。
これでも一応、家の手伝いをしている。
だから包丁の使い方も、最低限どころかある程度出来る、そういう自負があった。
「遅い!もっと早くやれ!」
「ダメだ!これは使えない、やり直しだ!」
「早く、そして丁寧に!それが出来ないなら、早い時間に起きて間に合うようにやれ!」
自分が思っているよりも、出来ない事に気が付くのに時間はかからなかった。
毎日、毎日、嫌になる程叱られる。
返事はハイしかない。
最初の一週間が終わった。
今日もヘトヘトになりながら、お先に失礼しますと厨房を出る。
雑用ばかりだが、自分の担当時間は朝。夕方の仕込みの手伝いをした後は、そうそうに帰される。
着替えをしていると、この後の時間帯の先輩に声をかけられた。
「おう、お疲れ。大丈夫か?かなり疲れてるって目だぞ?」
「大、丈夫……です」
そう言うと、先輩は苦笑い。
「人にもよるが、三か月から一年。まあ、平均は半年ぐらいだが、そこまで頑張れ。無理はしないでいいから、無茶はしろ。分からない事はすぐに聞け。何度も聞くんだったら、メモを取れ。出来るなら、復習もしろ」
「え?」
「ほら、帰る前にメモを取って、心に刻んどけ。骨は拾ってやる」
それが先輩の教えだった。
無理をしてはいけない。でも、無茶をしろという。
トンチみたいな話だったが、答えは意外とすぐに分かる事になった。
二週間が経つ。毎日の作業に変わりがない。
野菜の皮をむき、大きさを揃えて、形を整える。
肉のにの字もない。野菜だけ。そんな毎日。
「遅い。もっと早く出来ないのか?」
初日に言われた言葉をいまだに言われている。
どうやっても、言われた時間までに終わらないのだ。
だが、怒られるというか叱られるだけで、先輩たちがギリギリの時間になると手伝ってくれる。
まあ、目は怒っているように見えるのだが……。
ある日の仕事終わり、先輩が声をかけて来た。
「おい、教えたよな?無茶をしろって」
「……はい」
「無茶を何故しない?」
「……無茶が、分からなくて」
「そういう時はどうしろっていった?」
「……聞け?」
「そうだ。なんで聞きに来ない?」
「まずはそこからが無茶だったか。まあ、分からないなら次からは声をかけろよ?」
「はい」
「で、無茶の意味が分からないんだろう?時間に終わらせるにはどうすればいいと思う?」
「……もう少し早く、来る?」
「じゃあ、なんでしない?」
「来たんですよ。先週。でも、野菜が無くて……」
「だろうな」
「じゃあ、どうすればよかったんです?」
「仕入れ業者の人に頭は下げたか?」
「え?」
「自分が出来ないなら、出来るように組み立てるんだよ。頭を下げて、三十分でいいから早く納品してもらう」
「いいんですか?」
「ちゃんと周りにも許可を貰って、それからやるんだぞ?」
笑いながら先輩が言った。
業者の人に頭を下げたら、笑って二時間程早くしてやるって言われた。
シェフに早くしてもらうと伝えたら、ただ首を縦に振るだけだった。
イベントを進めます。 8 発見する が選ばれます。
やっと、一月経った。
朝の時間に間に合うようになってから、一週間が経つ。
未だに遅いと怒られるが、野菜の種類が増えた。
一つが二つになって、三つが四つになる。
分からない事は先輩に聞いた。
少しずつ先輩たちの目が怒りからやさしさに変わってきている気がする。
もっと、自分が出来ると思っていたのに、完全に打ちひしがれていた。
でも、自分が求めたモノがこれだった。
なんでこんなに雑用ばかりさせるのか、自分で気が付くことができる日が来る。
そう、先輩が教えてくれた。
殆どの野菜の下準備をさせて貰えるようになるまで、そうかからないと思っていたのだが、四つの野菜まで行けた後、次の野菜へと増える事は長い間なかった。
初めは意地悪かと思った。
でも、違うハズとも思えるようになっていた。
先輩に聞きたい気持ちはあった。でも、気づくことができる日があるという言葉に惹かれ、無茶を出来る範囲で頑張ってみた。
すると、更に二月経った頃、分かったことがあった。
ただ、正しいかが分からない。
その日、意を決して先輩に声をかけた。
「お手伝い、させて下さい」
「自分の仕事は?」
「終わらせてあります」
「よし、じゃあコレを……この通りに」
「……ハイ!!!」
イベントを進めます。 3 出会う が選ばれます。
気が付くと、半年が過ぎ……一年が経っていた。
やる事は変わらない。
野菜の下処理。
そして、下処理が終わったら、色々な先輩の手伝いをする。
内緒だぞとソースの味の確認のスプーンを渡してくれる先輩もいる。
やれることが増えている実感があった。
自分に良くしてくれていた先輩は少しだけ話しづらくなっていた。
「よし、みんな手を止めろ。今年の新人は二名。しっかりと指導するように」
シェフが伝えると、緊張した面持ちの新人が二人。
新人なのだが、二人とも自分より年上で、調理経験も豊富だった。
年も上で自分が先輩面出来るはずもなかった。
その為、新人さんが二人入ったにも拘らず、自分が一番下のままだった。
教える事はない、でも教わる事はある。
不思議な感じだったが一月が経つ頃、最近話しづらかった先輩が声をかけて来た。
「どうだ?新人と上手くいってるか?」
「……どうでしょう。自分の方が、出来る事が少ないので」
「分かっているなら、どうすればいいか、わかるな?」
「……はい」
負けたままでいいハズが無かった。
「そう、それでいい」
久しぶりに先輩が笑っていた。
「次は、上に上がる事を目指せ」
先輩の目は本気だ。
自分を雑用として、見ていなかった。
先輩は優しい。
だから、最近話しづらかったのか。
だったら、先輩に応えない訳にもいかない。
「よろしくお願いします」
新しい戦いが始まった。
38ゲーム 感想戦
まさに、この間伝えた……料理っぽい回です。
女性のシェフも今は居ますし、そういう時代ではないのも理解していますが、なんとなく男社会っぽい方が書きやすかったので、こういう形に落としてみました。
あ、今日は別作品の更新作業を先にしていたのもあって、いつもより文字数を書いているのもあり、若干ヘトヘト状態での執筆です。
そのせいなのか、棘の鋭さがないような(笑)
一年しか進まずでの、今回のオチはもう少し早く色々なイベントをこなせば話も進んだのに?とも思いましたね。
何とも、サイコロに今回は遊ばれている感じが、無い(笑)
おかしな一回になった気がしますね。
少年漫画の打ち切り回っぽい終わり、実は結構作者的に嫌いじゃないです。
ゲームを始めないで済むかな?ラッキーというぬか喜びからの、自分で選んでもいいよ?というサイコロのやさしさまで見せてもらえた、不思議な一回になりました。
やはり、料理っぽい話だと……意外とサクサク書けますね。
まあ、当たり前ですがフィクションですし、何もホテル厨房について知っている事はありません。
こんな昭和っぽいホテル厨房……あるんですかね??
結構、漫画っぽさがあって、ヘトヘトで頑張った割には、イイ感じだったかなぁ??




