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RE:TRPG ~エンドレスゲーム~  作者: 最上 品
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31ゲーム「ショートショート」


 31ゲームを始めます





 では、サイコロを……。



 今回も10面ダイスを使います。

三択は 123 456 789 で分け、0 のみ自分の選びたいモノという形。

そして、いつものオールダイスでやっていきます。


 世界 123現代 456過去 789未来   0好きなモノ

 主人公 123中性 456女性 789男性   0好きなモノ

 目的 123生き残る 567たどり着く 890倒す 4死ぬ   

 イベント  123出会う 456失う 789発見する   0好きなモノ



 今日のやる気は……かなり低め(笑)


 先に言い訳をすると、どぐらすを勧めたい気持ちがほんのりあるのですが、設定を自分で読み直さないといけないので、読み直す気力がなく、じゃあ1ゲームするかなぁ。


 そんな感じ。


 さて、サイコロの女神様がどういうお題……いや、まずは始められるか、ですね。


 サイコロの目は 6 なので、31ゲーム目を始めましょう。


 では、パパっと、三連続。


 4 7 1

 過去  男性  生き残る


 ですね。


 サラッと、今日もやりましょか。



 31ゲームスタートです。



 絵画という文化は世界中にあった。

 戦後のすさまじい変化の中で、有名になる人達がこぞってやり始めた事があった。

 それは、漫画だった。


 絵自体にもストーリーはある。


 ただ、数枚の絵を連続して表現する事はあっても、文字を書くことはない。


 そんな中、新しい世界が突然、目の前に、パッと、生まれた。


「なんだ、これは」


 世の中では、馬鹿にする人間も居た。

 絵画で食っていけない、落伍者という人間も居る。

 違う、全く別物だと、何故分からないんだ?


 雷に打たれるような驚きだった。


 すぐに、仕事を辞めて、私は漫画を描く人達の所へと向かった。


 毎日、色々なキャラクターが生まれ、そして、話の中を駆け巡る。


 新しい本を読むよりも、早く、新しい命が生まれ、そして死んでいく。


 不思議な世界だった。


「絵も上手い。話も、悪くない。やっていけるんじゃない?口をきいてもらうから、一緒にやってみないかい?」


 そういわれるまでに、時間は三年と掛からなかった。



 イベントを進めます。 8 発見する が選ばれます。



 週刊誌が増え、自分も新しく発刊された漫画の十数ページを貰えるようになった。


 昔話を独自にアレンジした話や、今の子供達への警鐘と継承を駄洒落と混ぜてやってみたのだが、思っているような反応は無いように感じた。


「うーん、どうにも……パッと華が開くところまではワクワクというか、ドキドキというか、イイ感じなんだけどね」

「そう、です?」

「どうにも、尻すぼみというか、特大の花火みたいな咲き方の先生だねぇ」


 専らの評判はそういう感じになっていた。


 自分で書いていても、なかなかいいシーンをババーンと描けている気はする。

 見開きの一ページを丸々つかった迫力のあるシーンを描かせれば、右に出るものは居ないともいう人がいるぐらいなのだが……どうにも、上手くいかない。


「あのぉ、先生」

「なんだい?」

「失礼な話になるかもしれませんが、聞いてもらえませんかね?」


 嫌な言われ方だと思った。

 拒否が難しいじゃないか。


「……聞こう」

「話の部分を……こう、別の作家さんにやってもらうとか、どうですかね?」

「え?」

「いえ、ですから、先生の絵は読者さんも求めているので、話をつくるのが上手い人と組んでみては?と」


 ぽろぽろと目から鱗が落ちるとは、こういう事だったのかと思った。


「それだ!うん、うん。そうしよう!」


 やってみると、なかなか難しい。


 文章を絵に変える……のとは、結構違う。


 文章だと、文字が説明をしてくれるのだが、説明を文字にさせないようにする。

 それが、漫画。

 私の構成は少しだけ磨きがかかった気がした。



 イベントを進めます。 8  発見する が選ばれます。



 二人体制で、話が進むようになると、読者からの手紙も増えた。

 先が気になると私に応援メッセージが来るのだが、申し訳ない……私も描きながら先が気になっているのだ。


 そんな話を作家先生にしたのだが、どうやらスランプらしい。


 昨日まですらすらかけていたのに、今日から頭の中は空っぽで、文字の輪郭すら浮かばないと言ってくる。


「……先生のお知恵で、どうにかなりませんか?」

「何日ある?」

「……先生が頑張れるのであれば、四日。いえ、三日ぐらいなら」

「旅館を手配できるかい?」

「旅館、ですか?」

「ああ。疲れた時は温泉だ。酒も、女も、ああ最近はやりのパチンコ?が近くにあるような場所だったら、何でもできるだろう?そういう所へ、そうだね、私も一緒に連れて行ってくれるかい?」

「先生も、ですか?」

「ああ。出来上がった文章をそのまま絵に変えていった方がいいだろう?」


 ちょっとした思い付きだったが、言ってみるものだ。


 作家先生と、自分、それに編集者と……。

 みんなで旅行になった。


 羽目を外すとよく言うが、何にもしていないと言われるぐらい、やりたい放題だ。


 行きの新幹線でタバコをふかしながらビールを飲んで、ああ食堂車でカレーもたべたよ。


 酔っぱらっていると危ないと言われても、冷酒を持って来てくれと風呂場を貸し切ってもらって、どんちゃん騒ぎ。

 旅館の女将には申し訳ないことをしたが、お陰で二日目は潰れ、三日目の朝になると、やる気も漲るってものだ。


「書けるよ。これなら、うん、うん、いいシーンが浮かんできた」


 作家先生が頑張れば、私も頑張るしかない。

 そして、驚いたのが編集者。


「先生、そこはもっとこう……シャープにですね」


 絵に文句をつけて来る。

 で、私はなにくそ!と、描き直す。


「だったら、文章もこういう感じかい?」


 更に変わると、私の絵も更に変わった。


「三人寄れば文殊の知恵とは言うが、休みも大事だと証明出来そうだな」


 編集者だったか、作家先生だったかが言った。

 私たちは大笑いしながら、ちょっとだけ酒を飲みつつ、原稿を進めた。



 イベントを進めます。  8  発見する が選ばれました。



 私たちのタッグの漫画は、結構売れた。


 だが、流行り廃りが突然私たちを襲う。


 スポーツものが流行り、寓話的な自分達の話は一気に下火に。


 そんなタイミングで、突然ぽっくりと作家先生が亡くなった。


「は?」

「いえ、ですから、昨日……ぽっくり」

「……苦しまなかった、んだね?」

「ええ、多分」

「じゃあ、まあ、よくないけど……よかったか」


 そんな、トンチンカンな会話をした事だけが記憶に残った。


 そして、漫画はやはり打ち切りに。


 編集者がどうしますか?先生と、聞いてきた。


「私には、無いんだろう?ストーリー性が」

「まあ、そうなんですよね。どうしますかね?」

「……片足どころかどっぷりと両足浸かっているから、今更抜け出すのもね……」


 何かいい方法はないかな?と、考えていたのだが、ぱっと目に入ったのは……四コマだった。


「新聞連載の、四コマ面白いですよね」

「ああ」

「昨日死んだ人間が、翌日普通にいるんですよ。おかしいですよね」

「え?そうなのか?」

「毎回、違うオチを作るのが大変だって、この間相談に来ましてね」


 そんな事が許されるのか?って気持ちと、ストーリーが無いように感じ、四コマを見たが、しっかりと話の枠はあった。


「なあ、俺は……ショートショートの作家で、行けないか?」


 引き込める絵は描けるが、そこまで面白いストーリーはない。

 だったら、一話完結で、毎回いい感じに絵を終わらせるのはどうだろう?

 いや、一話じゃ無理なら五話ぐらい。


「だったら先生、単行本になる程度の、話数で毎回できませんか?」

「そのぐらいなら、作家先生のお陰で、多分」


 私はショートショートの漫画家。


 新しい道を開拓、できるだろうか?

 まだ、もう少しこの世界で生き残れるように、頑張ってみよう。




 31ゲーム  感想戦



 なんでー!!!

 発見するばっかり!!!(笑)


 いや、自分の手でサイコロをコロコロしているので、人のせいに出来ないのですが……。


 うぐぐ。


 拡大解釈が今回もかなり……無茶した感じ。


 因みに、多分ですが東京の人のイメージで書いていたつもりだったのですが……食堂車を使って、お酒を飲んで……。は、東京と熱海だと無理な気がします(笑)


 その為、フィクションですね。


 まあ、このシーンのみ大阪から熱海辺りに行ったと読むと、ギリギリあり得るのかもしれませんが、食堂車がどういう感じで使えたのか、あんまりよく知らないのです。


 あ、お酒飲んでいる時にお風呂は、結構危ないので、適量か、しない事をお勧めします。


 ショートショートの漫画家……って、何なんでしょうねー?




過去ってほど、過去でもなく。

でも、自分にとってはほとんど知らない時代。

それはもう、過去って言っていいんですよね。


食堂車のカレーとか、ああ、新幹線の硬いアイスとか。


残るモノにも、残らなかったモノにも、意味も理由もあります。


そう考えると、一瞬一瞬、の今が大事だとよく分かるものですが……。なかなか大事にできないんですよね。


難しいもんです。



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