30ゲーム「博物館」
30ゲームを始めます
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では、サイコロを……。
今回も10面ダイスを使います。
三択は 123 456 789 で分け、0 のみ自分の選びたいモノという形。
そして、いつものオールダイスでやっていきます。
世界 123現代 456過去 789未来 0好きなモノ
主人公 123中性 456女性 789男性 0好きなモノ
目的 123生き残る 567たどり着く 890倒す 4死ぬ
イベント 123出会う 456失う 789発見する 0好きなモノ
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まずはいつもの、ゲームを始められるか……ですね。
7 が 出たので、ゲーム開始です。
連続で三つ、8 6 1
未来 女性 生き残る
また、何とも……難しそうな。
あ、感想戦で後程また言及しますが、ちょっとした気づきがあったので、ふーん、とでも思って頂けると……感想戦も楽しめます。
では、そろそろ……30ゲームを始めましょうか。
まさか、こんなことが起こるなんて……。
私は今、博物館に来ている。
いや、閉じ込められている……否、逃げのびている所だ。
つい数分前、博物館の中で爆発音が聞こえた。
人の流れに私もつられ、非常口から離れるように動いた結果、従業員室に隠れる事に。
何があったのかは、正直言って知らないのだ。
ただ、周りに聞こえた声は時が経つとともにどんどん消えて行った。
じゃあ、なんでここにいるって話に結局なるのだが、最後に聞こえた大きな声が言った。
「隠れろ!見つかるな!食われる!音を立てるな!!」
博物館で何がどうなったら、そんな事を耳にするという話だと思うが、そう、確かに聞こえたのだ。
聞き馴染みのない音はまだ聞こえているが、ロッカーの中身を全部取り出して、私は従業員室のロッカーの中に隠れたのだ。
イベントを進めます。8 発見する が選ばれます。
ロッカーの中というのはかなり狭い。
自分が太っているからとか、痩せているからではなく、人間が入る場所ではない。
だから、もぞもぞとしか動けないのだが、ありがたいことにロッカーの名札が入るような位置が丁度目の前にあって、体を動かすと少しばかりの視界が確保できている。
「……部屋に鍵の方がよかったかしら?」
小さな声でつぶやくが、この部屋に何かがいる気配は今のところない。
ロッカーの中まで入る必要があったのか?と自問自答してみると、やや過剰だった気にもなる。
ただ、さっきの大きな声の言葉だけが頭の中で反芻する。
「見つかるな、食われる、音を立てるな……」
そして、最初の「隠れろ」の一言。
隠れたところで、見つかったら……?いや、だから最初に隠れろなのか?
食われる?何に?
「音を、たてるな??」
ハッと、した。
慌ててポケットを探ると旧世代のタブレットが入っていた。
慌ててロッカーの中で動いてしまったせいか、手が滑る。
そして、タブレットがポケットとロッカーの間に引っかかる。
ガンッ
そこまで大きな音ではないハズだが、自分の耳にもくっきりと聞こえる音。
少しだけ息を整え、動きづらい利き腕とは逆の手を伸ばしてタブレットを胸のあたりまで持ち上げた。
すぐに、タブレットの電源を切る。
少しだけ、手が痺れて来たがぐっと我慢した。
イベントを進めます。 1 出会う が選ばれます。
音を出さない様に注意しながら手が痺れてきたので、仕方なくタブレットを反対の手に持ち替え、いつものポケットへとしまった。
思わず大きく息を吐く。
とにかく音が無い。
音を立てると、なにかが向かってくるのかもしれないが、逆に言えば音に反応するのであれば、誘導が出来るとも考えられる。
「うん、私はまだ、生きてる」
何があったのか知りたかった。
でも、何もわからない。
正直、一番怖いのは情報がない事だと、今、一番理解している気がする。
「……通信も途絶、ってことは、今ここは陸の孤島ね?」
本来、通信が途絶するなんて事ありえない。
でも、現在ありえない事が起こっている。
何かしら手掛かりの一つでいいから、欲しいと思うのだが、動けないという状況が完全に私の動きを制限していた。
「……打って出る、には早すぎる……いや、待っていても、仕方ないなら……」
こういう時、何が正しいかが分からない。
でも、何もしないというのは、結局打開につながらない。
そう思い、ロッカーを開けるかどうか、迷っていると突然、従業員室の扉が開いた。
ガッシャアアン
明らかに、ありえないと言いたくなるような、変な音。
扉の開け方なんて知っているはずのないような凄い音。
自分の目で確かめないといけない。
体をよじって、入り口付近を見ようとするのだが、音が出そうで動きは鈍い。
それでも、見ないと始まらない。
息を殺して、私は入り口付近をやっと確認する事が出来た。
そこに居たのは、ついさっき見たばかりの恐竜だった。
イベントを進めます。 2 出会う が選ばれます。
私は思わず息をのんだ。
あれは、展示されていた恐竜に違いない。
だが、電気柵のような檻の中に居たはず。
であるならば、檻を壊して、または何かしらの事故で飛び出したのだろう。
必死になって思い出すのは、あの恐竜の説明欄。
何か特徴的な事が書いてあったような気がするのだ。
肌の色は昔と違い、再生医療によって原初時代を再現構築出来ている……じゃない。
遺伝子解析の結果、殆どの草食恐竜が生き残れなかったのは変温に対応できなかったから……でもない。
種類によっては、犬などの動物よりも嗅覚が働く……これだ!
いや、ちょっと待って。
これだ、じゃない。
嗅覚が働く?あれ、こいつだっけ?いや、草食だったなら、人間を食う事はない?
じゃあ、なんで、逃げないといけない?
一気に自分が混乱する。
飛び出したところで、どうにか出来る状態でもない。
何も出来ない。
それが今の私に出せる最適解。
ただ、ただ、待った。
ここまでの事が起きているのであれば、軍や警察、もっと上の国が動いている可能性だってある。
そうやって、自分の中で希望を見出して、どうにかなると鼓舞した。
やがて、飽きたのだろうか?恐竜が従業員室を出る。
声を出すわけにはいかないが、思考だけはかなりクリアだった。
出たら死ぬ?いや、ここに居るだけでは死ぬ可能性が高い……。でも、じゃあどこへ逃げる?非常口が開いてなかったら?
いい想像が何一つできなくなっていた。
でも、恐竜の足音は離れていった気がする。
死ぬぐらいなら……。
動くべきだと、思った。
もしかしたら、あいつは草食の可能性もある。
であれば、武器の一つでも持って、動けば……。
「そうだ、武器」
つぶやくように声が出たが、聞こえていないハズ。
ロッカーから部屋を確認すると、緊急用の斧があった。
「私は、生きる」
覚悟を決めて、大きく息を吸った。
目を閉じ、ゆっくり、長く息を吐いた。
音を立てない様に注意して、ロッカーを出る。
緊急用の斧はロッカーから離れていたが、手に入った。
運がいいのか、すぐそこに地図もあった。
近くに非常口がある。
私は、非常口に向かった。
博物館は静かだった。
音が無い博物館は、不気味でもあった。
非常口へ何とかたどり着いた。
扉は重いが、開けた跡があったので、力は必要なく開いた。
外は、来た時と同じように晴れていた。
私は太陽の元へ出られた。
なぜか、いきなり暗くなる。
「なん、で?」
太陽は背中側、博物館の後ろにあるはずなのに。
博物館から出られるはずだった。
後ろには、見た事のない恐竜がいた。
30ゲーム 感想戦
有名な映画っぽかったですね(笑)
あと、音を立てたらアウトな映画も追加した感じになりました。
なかなか生き残るスキルを持っている女性に仕上がりました。
戦うシーンとか、書く予定になかったのでギリギリ武器は斧。
というか、未来の設定って難しいですね。
作者の解釈として説明をするならば、未来だったので「恐竜」を復活させることが出来た。
その為、現在ではない。過去に飛んだわけでもない。よって、未来。
という感じですね。
ゲーム開始前に気づきの話をしましたが、どうやら作者は三つのサイコロで大枠が決まるじゃないですか。
今回で言うと、未来の女性の生き残る という お題。
この三つの時点で、オチも含めてできるだけ「こう落とせるといいな?」という想像が働いているようです。
その為、恐竜と出会うだろうな。出会うが無かったら、失うで表現しよう。とか、なんとなくのルートというか、ショートショートが実は出来上がっているみたいです。
まあ、出来上がっているからと言って、書きたい様にかけないのがサイコロさん。
イベントのサイコロは……うん、結構、厄介。(笑)
他の客と出会う、逃げる、死ぬ。とかもあり得るけど、その日の気分や書ける気がする、気がしない、でキャラクターを増やせたり、増やせなかったり。
なかなか、奥が深い???ゲームになってきた気がします。
書き終わってみると、もう少し「音」の描写をしてみたり、
恐怖の感じを煽ってみたり、
と、やれることが色々とあったという気づきが得られます。
本来であれば、そういった部分を直して、お届けするのが「正解」だとおもうのですが、ありがたいことに(?)これは「ライブ感」でお届けする小説。
正解ではなく、勢いが大事という形に落とせていると思っているので、次回以降の文章で少しずつブラッシュアップされていくのを楽しんでもらえるといいなぁと……。
決して、反省が面倒とか、直すのがやー、とか、ではないのです。(笑)
……若干怪しいけど、違うのです。




