29ゲーム「考古学者」
実験回です
29ゲームを始めます
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では、サイコロを使いまして……。
前回同様に、三択は 12 34 56で分け、四択のみ56が出た場合は振り直しという形のオールダイスでやっていきます。
世界 12現代 34過去 56未来
主人公 12中性 34女性 56男性
目的 1生き残る 2たどり着く 3倒す 4死ぬ 56振り直し
イベント 12出会う 34失う 56発見する
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と、いつもだとここでサイコロを振るのですが、あえて、あえて、今回は……どんなものなのか、という「実験」をさせて下さい。
オールダイスではありますが、前回の結果をそのまま今回わざと引き継ぎます。
その為、サイコロの目は 3 6 4
過去 男性 死ぬ
そして、この後のライブ感がある部分。
5 6 5
で、全て発見する が選ばれた「結果」で一本書かせて貰います。
日数としては、二日ほど空いた形になるので一応……考える時間がそのぐらいあった、と思って頂ければ十分です。
では、そこまで長くはなりませんが、楽しんで頂けるように今回のゲームを始めようと思います。
私は考古学者。
自分の名前が売りたいわけではない。
純粋に、本当に純粋に、過去に何があったのか、知りたいのだ。
だが、どれだけ考古学を勉強しても、新しい発見をしても、何かしら社会貢献をしないと、考古学は続けられない……。
そう、どんな額もだとしても、資金が必要なのだ。
ウチのゼミから、数名ほど有名になった学者がいる。
テレビなどに引っ張りだこで、本を出してもそれなりに売れるらしい。
気持ちが分からないと言ったら、正直嘘になる。
だが、学問を突き詰めると、やはり金儲けの部分が余分なのだ。
色々な葛藤が我々考古学者にもある。
そんな私は、こんな場所にはないと言われるような場所にとある有名な墓があるというかなり有力な情報……正確には、地図を見つけた。
何処の国とは言えないし、どういった場所なのかも正直言いたくない。
何故なんて言わないでくれ?発見や発掘の許可が最も取りやすいのは「発見者」なのだ。たとえそれが外国だとしても、第一人者はかなり優遇される。
まあ、優遇と専売をはき違えたバカが何人も消されているのもよく見るが、私は決して墓暴きをしたいのではない。
どちらかと言えば、全ての家系図のようなものを網羅したいのだ。
だから、黄金であろうと、ルビーであろうと、煌めく装飾品であろうと、欲しい訳じゃない。
そういう気概をもって、私は新しく見つけた墓を探索しに出掛けた。
だが、だだっ広い砂漠の真ん中にポツンとそういった墓があるばかりではない。
地図が指し示しているのは、砂漠の真ん中。周りにはオアシスもなく、当たり前だが遮るものは何一つない。
スコップ一つで、身一つで、探すような場所にすら見えない。
一人で確認に行ったが、明らかに一人でどうにかなるような規模ではなかった。
多少掘り進んでも、砂の下には砂しかなかった。
そんな時、一人のコレクターが私に声をかけて来た。
資金を出す。代わりに、コレクションになるような何かを見つけたら、私に権利をくれと。
勿論答えはノー。私が知りたい事と盗みたいというのは違いすぎる。
そう言って断った。
すると、どうだ。
前回は許可が下りたはずの、一人での墓探し。
二回目はもう、許可が下りなかった。
政府に何故だと、何度も、何度も、頭を下げた。
それでも、何一つ教えてくれなかった。
だが、長年一緒に研究をしている……山登りの時で言う所の、シェルパのような現地における友人が、ナイショだと言って、教えてくれた。
「疑われてる。新しい墓を盗むつもり。みんな違うって知ってる。でも、お金は……強い」
すぐに、分かった。
あの時に声をかけて来た、コレクターのせいだった。
そこからはただ、ただ、長い年月だけが過ぎた。
3年、5年、10年……。
幸いにして墓は一つではない。10年も色々な墓を観察していると、新しい情報や技術もあって、そこまでの苦痛は無かった。
ただ、年齢的に言う定年が近付くと、どうしても「心残り」がうずいた。
……笑ってくれてもいい。いや、軽蔑されても、いい。
どうしても、私は、知りたくなってしまったのだ。
あの地図は正しかったのか。
あの場所に墓は、あったのか。
私からコレクターに声をかける……。
無いと思っていた事だし、もう相手も心変わりしている可能性もあった。
でも、私はそう、賭けに勝った。
莫大な資金、強力なバックアップ。
今までの比ではない、世界有数のプロフェッショナルが揃えられ、最先端技術が惜しみなく使われ、砂漠の真ん中から、墓を見つけるプロジェクトが始動した。
そして、たったの五日。
私の10年、いや、正確には23年前にこの地図を見つけた時からの夢が……こんなに早く叶うとは思っていなかった。
世紀の大発見
そういわれる程の、発見だった。
私は、名前を残したかったわけじゃない。
ただ、私の功績に、なった。
パトロンが欲しているような装飾品は思っている以上に出て来た。
「出来るだけ、手を出さないで欲しい……」
私がいくら言ったところで、意味のない言葉だと理解はしている。
でも、伝えた。
勿論答えは、ノーだった。
価値の出そうな装飾品はコレクターに収集され、大きな出土品は国に返還され、数年の時を経て、そのうち日本の美術館にも貸し出そうと、金勘定だけが始まった。
私は、何も言えず、何も抵抗できず、そして、諦めた。
そして、諦めと同時に沸いたのは、元々あった興味。
死んだ人間は再び蘇ると信じられていた。
その為、墓の中にはミイラが幾体も安置されている。
そのうちの一つが、最近、不思議な動きをしている気がしていた。
「ミイラは動かない。風でなびいた」
「疲れてるよ。休むよ」
同好の士にそういわれていた。
でも、何故かとても気になっていた。
ある、満月の夜。
昼間の探索とは別で、夜間観測をしていると、やはり墓で何かが動いているように見えた。
「ちょっと、見て来る」
私にはかなりの権限があった。
国が私を認めていた。
そして国は、コレクターの存在も認めていた。
満月の夜はかなり明るい。
砂漠の下にある墓……。
どういう風に見つけ、何をしたかを一言で言えば……掃除機で覆っていた砂を全て別の場所へ移しただけだ。
だから、今はぽっかりと空いた穴の中にこの墓がある。
奥の、奥。調度品や宝飾類を取り出した後の、多分……王の間。
「……やはり、動いている訳が……ないか」
ミイラが動くはずは無い。
でも、動いているように見えていたのだ。
そう言い聞かせていると、一滴の水がぴちゃんと音を立てた。
!?!?
砂漠に雨は滅多に降らない。
いや、自分の飲み水が落ちた可能性もあると気が付き、慌てて腰のボトルを触るが、蓋は閉まっている。
さぁあああああ
強い風が吹いた。
砂が舞い上げられ、アレだけ爛々と輝いていた月が砂で覆われる。
一瞬で自分の視界が真っ暗になった。
声を出そうとした。
すると、ぴたっと何かが口を覆う。
慌てて両手で口を覆う何かを剥がす。
手にあったのは、乾いた布。
気配が後ろにあった。
慌てて後ろを向いたが、そこには何もいない。
怖くなって、ゆっくりと前を向く。勿論そこにもなにも居ない。
「いつまで、この風……続くんだ?」
月がいつまでも見えなかった。
足元には、何故か大量の布が寄ってきていた。
翌日、世紀の大発見が再び起こった。
王の間を守る、守護を司るミイラが数体。
前日まで観察している時には何もなく、誰かが置いたのでは?とも言われていた。
だが、ミイラの布は昔の年代のまま。
不思議な、不思議な、事だった。
29ゲーム 感想戦
と、まあ……もう少し何かしらのカタルシスを入れ込んだり、ああ最初にこの人のペンの一つでも、特徴的なものを出して、最後のミイラから覗かせる……なんて方法もありましたね。
数日というよりはまあ単純に48時間近く時間を貰えると、こういう感じに設定を自分の中でゆっくりと練れました。
そして、さらに言えば寝かせる事もできるので、結局入れられませんでしたが伏線のようなものを入れてみたり、盛大なカタルシスに持っていくことも出来たりしそうです。
うん、私には、難しいみたいですけどね(笑)
こうやって、みるとライブ感というのがかなり大事だと分かりますね。
発見する で右往左往しないのです。
淡々と、やれるんですよ。
前に一度AIに振らせたサイコロの目でやりましたが、やはり最初の三つは読者さんや他の人に委ねるのは大丈夫そうですが、ライブ部分であるイベントは自分というよりは、その場で振った方が楽しそう……だと、思ってみたのですが……読者の人としては、どう感じましたかね??
感想戦としては、このぐらいで、どうでしょうか??
いくらでも、手を加えられるというのは……書き手としてはありがたいのですが
勢いで、なにかを整えたいという自分の気持ちとしては、イイ感じとは言えませんでしたね。
毎回ではないのですが、書き終わった後、あー、この設定だったらもう少し面白いの書けたかな?
今回で言うと、発見するばっかりを「拡大解釈」しつつ、でも読んでいて気持ちよく出来たかな?と思う時もありまして。
二十回ぐらいゲームをしてきたので、実験も大事だろうと。
ライブじゃないと、ただのショートショート。
……あれぇ、意味がない!?!?(笑)




