28ゲーム「漫画家」
28ゲームを始めます
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では、サイコロを使いまして……。
前回同様に、三択は 12 34 56で分け、四択のみ56が出た場合は振り直しという形のオールダイスでやっていきます。
世界 12現代 34過去 56未来
主人公 12中性 34女性 56男性
目的 1生き残る 2たどり着く 3倒す 4死ぬ 56振り直し
イベント 12出会う 34失う 56発見する
※
ここ数日はRPG仕様でしたが、原点回帰。
いつもの、でやりましょうか。
これだと、PC一つで出来るので、サイコロを手で振らないでいいのも有難いんですよね。
ではまず、様式美から。
サイコロの目 3 なので、28ゲームをはじめます。
三つ一気に。3 6 4
過去 男性 死ぬ
……確率が偏っている気がするのは……いつもの事ですかね。(笑)
それでは、一話やってみましょう。
私は、漫画家。
初めて書いたものが賞レースに引っかかり、そのまま賞を取れると、話はとんとん拍子に進んだ。
週刊誌での連載が決まり、そのまま掲載され、一言で言うには難しいのかもしれないが、地獄の生活に足を突っ込んだのだ。
週刊誌はかなり有名な所で、とてもいい編集を付けられた。
それ自体はありがたいことだったが、とにかく、大変だった。
「だから、この設定で行きたいっていっているでしょ」
「分かりますよ。でも、そうなるとこういう能力は使えないでしょう?」
「それはわかるけど、この設定で行くこととは関係ないでしょ」
「いやいや、関係大ありですって。海洋漫画に飛行能力は無理ですって」
「でも、夢をかなえるような能力の一つぐらい、あってもいいでしょう?」
「それは構いませんけど、でも、じゃあせめて片手分ぐらいにして、とっても貴重な能力って形にでもしないと、無理ですよ?」
「……そのぐらいだったら、まあ」
こんなやり取りは日常茶飯事。
毎日こっちは設定とストーリーをノートに書きだし、さらにそこへ肉付けとばかりにキャラクターを雑に書く。
こういうセリフを言いそうだ、ああいうセリフを言いそうだ。
そういう口癖のようなものも含めて、書き出すと、編集者がすぐにノーを突き付けて来る。
そんな毎日に寝る時間なんて殆どない。
そして、気が付けば締め切りがすぐそこまで迫る。
一週間で一話。
そう聞けば、七日あるように聞こえるかもしれないが、実際はそうではない。
まあ、ストックが無いわけではないが、二日、ないし三日程度。
残りの四日や五日で文字を絵に変えるわけだ。
さらに厄介なのは、筆が乗った時だ。
こういうストーリーと編集と打ち合わせをしていても、絵に変えてみると、やりたい事が出て来る。いや、面白い思い付きが生まれる時があるのだ。
その時は、すぐに絵にして相手が寝ていようが、夜中だろうが、早朝だろうがお構いなしにこちらも連絡をする。
嫌がって来るのも含めて、命をかけて書いている漫画だ。
お互いにある程度嫌いになる部分があっても、その分、いい物が出来上がることが多いから、トントンだと、思っている。
そんな生活をしている、私は、ちょっと有名な、漫画家だ。
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毎日、机に向かって、手が腱鞘炎になるのも気にせず、絵を描き続ける。
漫画家という仕事は、基本的にそれがずっと続くものだ。
ああ、いや、ごめん。
正直、自分が知っているのは週刊誌の連載。
それも、ハズレ無しの一発屋だ。
月刊誌や隔週の掲載紙の人の生活リズムは……分からない。
他の人はどうなのか、自分は知らないだけ。
だが、毎日毎日書いていると、こいつだったらこういう風な事言いそう、アイツだったらあの声優さんの声かな?
そんな妄想も働く。
漫画家になって、数年。
ついに、アニメ化の打診があった。
自分の描いた絵が、キャラクターが、動く、喋る。
自分の描いたストーリーをもっと、もっと、多くの人に見てもらえる。
とても嬉しい、心から喜べるような出来事に、思わずガッツポーズをしてしまった。
そして、アニメ化が始まると、予想以上の混乱があった。
自分の手を離れる。
それは、自分が思っていたよりも、自分としては深刻だった。
「いや、そのキャラクターは、そういうセリフは『言わない』んですよ」
「でも、ストーリー的に、子供でも分かりやすくする必要もありまして」
「じゃあ……そうですね、お互いの妥協点を見つけませんか?」
アニメ監督とアニメ脚本家、そして、原作者という形でのすり合わせは、自分が思っている以上に大変だった。
でも、いい物を作りたかったから、困る事は無かった。
最高の漫画、最高のアニメ、気が付けば自分が思っていた通りの声を自分が作ったキャラクターが喋る。
「……本物が、あいつが、喋ってる」
漫画がアニメになって、声が付く。
こんなにうれしい事がこの世にあるのかというぐらいの嬉しさがそこにはあった。
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アニメを別に馬鹿にしていたわけじゃなかった。
ただ、アニメは自分の漫画を更に有名にした。
子供達が喜んでくれる。はがきや応援メッセージ、イラストも送られてくるようになった。
週刊誌の漫画はストーリーをズンズンと突き進む。
キャラクターは自分の子供と一緒だ。
そんな事はしたくないと、思いながらも負け、涙を流すこともある。
それでも、立ち上がり、前を向き、時には敵を魅了し、仲間を増やす。
そんな折、映画の打診があった。
漫画の時と同じで、全部を説明しないといけないと言われ、迷ったのだが、今はストーリーが佳境だった。
「あの、こういう意見もあるという程度できいてほしいのですが、今回は全部を任せる。というのはどうでしょう?」
「……自分の手を離れた状態で、任せろと?」
「代わりに、何の責任も負わないで……大丈夫なように、しますから」
「そんなこと、出来ないでしょう?」
「でも、今は、これだけ盛り上がっている熱を他に散らしたくないんですよ」
「……わかった」
編集者のいう通りだった。
漫画は佳境で、毎週、毎週、売り上げも上がっている。
読者も、自分すら、次の週刊誌の発売日がそわそわと気になるぐらい、力を込めて書いている所だ。
「映画は、任せます」
「では、映画監督の完全オリジナルストーリーと、銘打って……」
漫画に集中して、映画をお願いして、気が付くと、半年が経っていた。
漫画はやっと一段落。
倒せない敵を倒すような事ではなかったが、まさかとまさかを掛け合わせ、次のストーリーへとつなぐことのできる最高のヒキをみせられた。
「そういえば、映画って?」
「……どうやら、あまり、だったみたいです」
「そうなの?」
「まあ、でも、オリジナルストーリーとしていたので、本誌にはそこまで影響はないと思います」
「……まあ、そうなら、うん」
やっぱり、あの時もう少し、声を上げていたらよかったのかな?とよぎった。
そんな気持ちを察したようなはがきもあった。
そこには、オリジナルではない、漫画家の描く、キャラクターの話が見たかったと……。
「次があるなら、その時は……」
任せていい事、任せてはいけない事、集中したい時や場合、色々とタイミングが合わない事もあるが、次は、と思う様なはがきに自分の心だけは誓いを立てた。
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漫画は、売れた。
あの失敗は無かったことにならない。
だったら、塗り替えればいいと、自分で無い時間を振り絞って、週刊誌に穴をあける可能性もあったが、やらせてくれとお願いをし、書き上げた映画は、サイドストーリーとして、好評を得た。
すると、どうだ。
さらに自分の漫画は売れ、評価は上がり、少しだけ発言力が増した。
結婚もした。
子供も生まれた。
有名な人とも気軽に会えるようになった。
がんばって、がんばって、がんばって、漫画を描き続ける日々。
新しい編集者が、きた。
「先生の漫画を見て、育ったんです」
「それは、なんというか、嬉しいね」
「そんな先生と一緒に、最高を作っていきたいんです」
最初は、ちょっとした違和感だった。
「こういう風に、話を持っていこうかとおもうんだよね」
「なるほど。いいですね」
「そうだよね。で、だったら……こうやって、こういう話とつなげて……」
「あー、それだとアイツがこういう風に引き立ちますね」
「だよね。うん、そう思うよね」
「ええ、流石です。先生!」
編集者との初めの頃と、反応が全く違った。
「折角の強化イベントだったら、先生はどういう感じに?」
「そうだね……自分の好きだったアニメ調をもじった感じは?」
「いいんじゃないですか?」
「あ、本当?じゃあ、やってみようかな」
肯定だけを、返してくれる。
「そういえば、先週、こういう風に説明をしていましたが……」
「ああ、そこはこういう意味で、これがこうなって……」
「あー、先生がちゃんと理解しているなら、大丈夫です」
「そう?分かりにくくない?」
「大丈夫ですよ」
否定は、もう、無かった。
絵を描くのと同じ量のセリフを書いても、誰も指摘をしなくなった。
同じようなシーンを、左の構図、右の構図、正面の構図と、引き伸ばすように書いても、誰も何も言わなくなった。
むしろ、この作品をもう少し、いや、出来るだけ引き延ばせないかとも言われた。
最初の頃、飛行能力はダメだと言われたが、好きに書く様になったら、増えて、増えて、増えた。
でも、誰も、何も、言わない。
自分が出来ない事はなくなっていた。
あの有名人に会いたいというと、すぐに会える。
あの有名なコンサートに行きたいと言っても、行ける。
休みたいと言えば、休めるようになっていた。
「そういえば、あの有名な漫画……」
「ああ、もう今は『死ん』でいるよね。何が面白いのか、さっぱりだよ」
「でも、まだ続くらしいよ?」
「長いよね。でも、今じゃもう……」
漫画は続いた。
死んでいても、漫画は問題がない。
ゾンビみたいな漫画だ。ただ、死んだからこそ、わかる。
「生きていたころのまま、終わって欲しかったな……」
28ゲーム 感想戦
フィクションですよ!
ぜーんぶ、全部。フィクションです!!
ナニカがもし頭をよぎったとしても、気にしてはいけません。(笑)
さて、過去で男性で……死ぬ。
死ぬ系は困りますよね。
何よりも困るのが……イベントのサイコロ。
発見する が 三回。
いやいや……。
ライブ感あっていいのかもしれませんけど、書く側はキツイ。
失うとか、出会うが凄く欲しかった(笑)
感想戦の最初にも言いましたが、これは、完全に、フィクションです。
全部作り話です。
アニメ化とか映画化ってどういうものなのかこの作者はなんにも知りませんから、想像だけで書いただけですからね!!
……サイコロ運は今日も無かったです。
……なんか、疲れたぁ(笑)
昨今、色々と思う所がある……話が多いですね。
先日の映画コラボのお寿司屋さんとか。
テレビを付ければ、何かしらのニュースがやっています。
作者は、一番いい方法を編み出したのです!
それは、簡単。
喋らない。です。
物語にしても「フィクションです」という逃げ道が。
Xなどを見ても、なにか思う事があったとしても、文字にしなければ、喋っていないのと一緒です。
正義感に身を滅ぼされるタイプの人間なので。(笑)
なかなか、賢いでしょう??(笑)




