ファーストゲーム
ダイスなのですが、実物があれば問題ないのですが無い場合も多いと思います。
その場合は、スマホなどで サイコロ アプリ と検索をすると、サイコロのアプリが今はあるので、それを使えば問題なく遊べます
では、早速……ゲームを始めてみましょう。
種類としては、オールダイスのルールで。
ダイスは分かりやすく一つを使う形でゲームを進めてみましょう。
※ここからはゲームを説明する為のフィクションです。
実際のプレイではこうなる可能性もありますが、最初から物語を始めても問題ありません。
では、まずゲームを始めるにあたって、ダイスの数字に成否を決めます。
この成否、ずっと同じでもいいですし、毎回変える形でも大丈夫。
ただ、このような文章であれば、いつでも読み戻せますが、口頭でやる場合忘れてしまう事があるので、メモに書いておきましょう。
ゲームを始める場合は1-5
ゲームが始められない場合は6
では、ダイスを振ります
ダイスの目 6
ゲームを始めようと思ったが、ダイスの女神は私にどうやら微笑まなかったようだ。
このゲームは、ここで終わってしまった。
このような形で、RE:TRPGは始められない場合もあります。(今回はダイス目の確率でいうと17%ぐらいでした)
ただ、物語を全てダイスに委ねるというのは、なかなかにスリリングなので、こういう楽しみ方もあるというのをご理解いただければ幸いです。(※フィクションはここまで)
では、もう一度……ゲームを今度こそ、はじめてみましょう。
ルールは一緒で、オールダイスで行きます。
ゲームを始める場合は1-5
ゲームが始められない場合は6
ダイスの目 3
ダイスの目ですべてが決まる、RE:TRPGの始まりです。
まずは、13枚のカードを使って今回の物語の設定を決めていきます。
今回はダイスを一つで遊ぶため、3択の場合は「12」・「34」・「56」と分け、4択のみ、5・6が出たら再び振り直します。
まずは 世界
現在・12 過去・34 未来・56
ダイスの目 2
世界は 現在 となります。
次に 主人公
男性・12 女性・34 中性・56
ダイスの目 6
主人公は 中性 となります
最後に目的
目的は4択の為、5と6の場合は振り直しとなります
生き残る・1 たどり着く・2 倒す・3 死ぬ・4
ダイスの目 5
5の為、振り直しになります
ダイスの目 3
目的は 倒すになります
世界は現在
主人公は中性で
目的は倒す
大まかですが、今回の物語の世界で誰が何をするのかが決まりました。
多くのTRPGでは、ゲームの進行役であるGMが世界観を説明することでゲームが始まります。
しかしこのゲームは少し違います。
プレイヤーが話し、あるいは文字にすることで、その瞬間からはじまります。
また、GMが担っていた役割の一部をカードが受け持つため、一人でも遊びやすくなっています。
あまり話が長すぎても、短すぎてもつまらないという事で、あえて最初の頃はターン数を絞るので、30分以内の終わりを目指す、3ターンを一つとします。
一応、2000話近く毎日のように書いているので、現在の中性で何かを倒すという話を自分で語る事自体は出来る気がするのですが、あえて今回はダイスに従う形でやっていきましょう。
自分で殆ど考えないで話を進める形をあえて取らせて貰います。
勿論、自分なりにこの設定で話を喋る事や書くことが出来る場合はカードを引かずともオッケーです。
一つのイベントを喋る場合は五分程度。文字の場合は、どのぐらいでしょうか?まあ、感覚で言うと1000文字から2000文字ぐらいが飽きずに、でも整合性を取りやすいかなと思います。
今回は、自分で物語を考えずイベントカードで決める形をとるので、再びダイスを振ります。
出会う・12 失う・34 発見する・56
ダイスの目 1
イベントは 出会うになります
では、早速はじめてみましょう。
私は、ユウキ。
体は男だが、心は女。
生まれた頃はまだない単語だったみたいだが、今の時代はジェンダーと言う括りが与えられてはいる。
ただ、括りがあるからといって、皆が理解してくれているわけではない。
そんな私には、今倒したいものがある。
そう、それは「偏見」だ。
男の体だが、心は女というのはなかなか厄介で、自分が好きになるのは殆どの場合男。
中学の時はまだ両親も私を理解していなったので、男子校に入れて青春を謳歌する事になるかと思ったのだが、中二の時に別のクラスの男子に告白をして、こっぴどく振られ、そして学校に居られなくなった。
義務教育で助かった。
学校に行けなかったけど、いや、私立だったからなのかはわかっていないが卒業することは出来た。
そのままエスカレーター式に男子校にも通えるとは言われたが、あまりにも私には世界が狭すぎた。
そういう年齢の頃というのも分かるが、多感期というのは残酷だ。
男が男を好き。
そういう風にみられるのが嫌だと直接言ってくるヤツもいた。
いくらそれを否定しても、分かってもらうことは出来なかった。
「なんでわからないんだろう?」
例えば、キミが男だとして、すべての女性が好き……ではないでしょう?
例えば、キミが女だとして、すべての男性が好き……ではないでしょう?
顔がいい、ガタイがいい、頭がいい、お金持ち、いい香りがする。
何かしら好きな部分があって、異性を好きになるはずなのに、男が男を好きだというだけで、全部の男が好きなはずないのに、そういう「風」にみてくる。
そんな、中学時代を卒業し、高校に入った。
今までの事があったので、高校では自分の事を極力話さなかった。
そんな自分に友達などできる空気は無かった。
そんな折り、全ての生徒は何かしらの部活に入らなければいけないという謎のルールで、私が入ったのは、山岳部だった。
それも、自分から入るはずもなく、いきなり少し格好のいい女子生徒に手を引かれる形で入る事になった。
「何となく、アナタいい目をしている風に見えたから」
高校一年の春。
私は、先輩に「出会った」
とりあえず、ここまでで一つ目のイベントを消化したとします。
見てわかるように、イベントは三つしかないので、自分の思った通りに進めるとは限りません。
そして、ターン数はこれで1を消費しました。
では、2ターン目に入ります。
出会う・12 失う・34 発見する・56
ダイスの目 3
失う……が選ばれました。
では、話が続きます。
私は何も知らずに山岳部所属になっていた。
「ほら、来週はこの山にいくから、荷物の準備」
「え、あ、はい」
「山は天候が特に変わりやすいから、カッパは必須。あと、汗は体温が奪われる原因になるから、タオルも大事。先生達がよく言うけど、今は防寒具がかなり優れているから、慣れてきたら自分で買ってね?」
グイグイと来る先輩に毎週のように山に連れていかれた。
そして、山登りに必要な体力をしっかりとつけるために、筋トレやウォーキングの練習もさせられた。
「無理をするのはよくないけど、男の体なんだから、ある程度身体はしっかりしていた方がモテるわよ。まあ、私もその辺りはよく知らないけど、お姉ちゃんの受け売りだけどね」
そういうと、先輩は少し悲しそうな顔になる。
自分の事も喋れないのに、先輩のプライベートだけを暴くのはなんか違う気がした。
だから、一定の距離でいつもの様に先輩と過ごす時間が少しずつ何も感じないものから、大事なものに変わっていく気がした。
数か月も週末の度に山登りをしていれば、自分の時間もどんどん「失われていく」もので、初めは部活動という義務に近い感情で山登りをしていたが、二月を過ぎた頃からは、山登り自体が楽しみになっていた。
ただまあ、雨の日はかなり訓練のような感覚で、正直言うと楽しいとは程遠いモノの時も多かった。
でも、雨の日の登山でも一つ、楽しみが最近出来て来た。
それは、登山終わりに近くの温泉でひとっぷろ浴びる事。
勿論晴れた日の方が気持ちよさもあるのだが、雨の中歩き続けてクタクタになった状態で、シャワーを浴びてスッキリしてお湯に浸かった時の解放感と気持ちよさは何とも言えなかった。
まあ、お風呂の後の乾いたシャツの嬉しさなのかもしれないが、私は山登りに気が付くとハマっていた。
とりあえず、ここまでで二つ目のイベントを消化したカウントにします。
「失う」で真っ先に思い付いたのは先輩の死でした。しかし、それでは物語が重たくなり、続けるのも難しそうです。何を「失う」かは自由なので、今回は「時間を失う」と解釈してみました。
そして、ターン数はこれで2つ消費しました。
では、ラストターン 3ターン目を始めましょう。
出会う・12 失う・34 発見する・56
ダイスの目 6
最終ターンは 発見する が選ばれました。
今回はデモンストレーションでもありますが、一応オチを自分でかけそうなのでこのままさくっと終わらせてみます。
もし、人数がいたり、しっちゃかめっちゃかになっていたり、する場合は、このターンが終わった後に先に説明したエンドカードを引く(選ぶ)形で話を終わらせましょう。
高校生になって、偏見を覆してやろうと思っていた。
でも、私の友達は一向に増えなかった。
代わりに、大事な先輩が出来て、ある山登りの日についに自分のことを打ち明ける決心がついた。
「あの、先輩。私の話、聞いてくれますか?」
その日は今までとは違い、日帰りではないテントを張って一泊する形の登山。
先輩は私が男の体でも気にした様子はなく、泊りの山登りを提案した。
泊まりがあるというのは思っているよりも色々と早くやらなくてはいけなくて、今までの登山とは違う体験になった。
一週間前に練習したはずなのに、テントがなかなか上手い事張れなかった。
でも、暗くなる前から色々とやっていたので、夕飯の時間もしっかりととれて、明日の朝日をゆっくり見る為に早めの就寝に。
思いの外寝袋の中というのは温かかった。
まだ外は真っ暗だったが、目覚ましの音で起き、軽い朝食を済ませたら山頂に向かって歩き始める。
十五分も歩くと、一気に視界が開けた。
そこは、山頂だった。
まだ空を見上げれば、星がキラキラと輝いている。
ただ、いい時間でもあって、稜線を見るとうっすらと日が昇ろうとしていた。
このタイミングだ!
そう思って、先輩に声を掛けた。
「聞くよ。でも、その前に……」
そう言って、重たいリュックを一度降ろすと水筒を取り出した。
こぽこぽこぽ
いい音の後に、いい香りが鼻をくすぐる。
「夜明けのコーヒー。美味しいからさ」
コーヒーを一口飲んだ後、私はぽつりぽつりと言葉を零す。
先輩は何も言わずに私の目を見て、何度も頷いてくれた。
「そ。大変ね?」
すべて話し終わって、私が凄く重たい覚悟を決めた目で先輩を見たら、あっけらかんとそういった。
「普通の人だって、生きづらい人一杯いるわよ?私だってそう。もしかしたら、学校の先生だって、そうかもしれないわよ?でも、正面から戦うよりは、適当にいなして、自分は幸せになっちゃったら、勝ちじゃない?」
自分は一生理解してもらえる人なんていないと思っていた。
今日、ついこの話をする前まで、先輩すら私を見限るかもしれないと思っていた。
でも、違った。
「自分が幸せになったら、勝ち……ですか?」
「そう。まあ、人生の勝ちも負けも誰が判定する訳じゃないから、ちょっと抽象的だけどね」
どうやら私は、この先輩に知らないうちに救われていたみたいだった。
「因みに私は、勝ち組よ?」
ニヤリと先輩が笑った。
丁度いいのか、悪いのか。
太陽がゆっくりと昇って来る。
私の人生の夜明けは、あまーいコーヒーの味が今もする。
という感じで、どうでしょうか?
かなり駆け足な一話になった形ですが、たった三枚のイベントカードでしたが、一応着陸成功です。
これを喋る形でTRPGのようにやってみると、毎回同じ話になる人もいるかもしれません。
二人以上でやると、訳が分からなくなるかもしれません。
一人でやっていても、ダイスの目でずっと苦行のように同じことしないといけないかもしれません。
ただ、今回は現在過去未来のような世界にしましたが、
分かりやすい他の世界でいえば、冒険であったり、ホラーの世界であったり、はたまたロボットのような世界であったり。
基本の13枚のカードを入れ替える形で毎回、毎回、別の話が出来上がります。
最初のフィクション部分のように、物語が始まらなかったが連続する事もあるかもしれませんが、そういう日もあってもいいじゃないですか。
ダイスが決めるのは、キッカケだけです。
でも、今までのアナタの経験が少しばかり活きる物語を毎回、新鮮な気持ちで作ることが出来ます。
次の物語は、今までのアナタが歩いてきた人生が教えてくれるでしょう。
RE:TRPG~エンドレスゲーム~
ちょこっと、やってみたく……なりませんか?




