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RE:TRPG ~エンドレスゲーム~  作者: 最上 品
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10/35

11ゲーム

今回から数字+ゲーム 表記になり、今後はこのまま固定していく予定です



 11ゲームを始めます




※


 では、サイコロを使いまして……。

 前回同様に、三択は 12 34 56で分け、四択のみ56が出た場合は振り直しという形のオールダイスでやっていきます。


 世界 12現代 34過去 56未来

 主人公 12中性 34女性 56男性

 目的 1生き残る 2たどり着く 3倒す 4死ぬ 56振り直し

 イベント 12出会う 34失う 56発見する


※



 様式美……カモンっ!!


 サイコロの目 5 なので、ゲームを始めたいと思います。(残念)



 三連続で、行きましょう。


 1 4 2


 世界は 現代

 主人公は 女性

 目的は たどり着く


 で、始めようと思います。


 お、思いついた設定があるのですが……かなりディストピア感があるので、少し変えまして、とりあえず始めましょう。あ、感想戦で思いついた設定の話はまた後でしますね。




 今日は推しのライブ当日。

 昨日の夜は興奮冷めやらぬ状態で、寝るのが遅くなってしまった。


 起きてすぐに時計を確認したが、まだ昼前で夕方のライブまでしっかりと時間はある。


「折角のライブだし、やっぱりキレイな私をみせないとね」


 いつもより念入りに体を洗い、平日とは違う香水を少しだけ掛けて準備は完了。

 後は時間に合わせて家を出るだけだ。


「今日のセットリストはどんな感じかなぁ」


 私は箱推し。

 でも、青の子や紫の子が特に好き……と、中々決めきれないタイプ。

 そんな事を考えていると、カーテンの隙間から強めの日差しが入って来た。


「……あれ?」


 まだ昼前。

 このカーテンの先から日が入ってくる事なんて無かったはずなのに、おかしいな?


 そう思って、スマホを手に取る。


 サイドにあるボタンを押すが、画面は真っ暗なまま。


「え?ちょっと、これじゃあ時間が……わからない?」


 慌てて、テレビをつけた。

 見たことが余り無い番組がやっていて、上にある番組表の時間帯は16:00~18:59の時間が書いてある。


「……うっそ」


 ライブの開始時間は19:00

 今の正確な時間は分からないが、ゆっくりしている時間は無かった。

 私は慌ててチケットだけを確認して、家を飛び出す。



 サイコロを振ります  2  が出たので 出会う が選ばれました



 家を飛び出した私は、最寄り駅までダッシュ。

 推しに見てもらいたかったこの日の為におろしたヒールは諦めて、走りやすいスニーカーで地面を強く蹴る。

 充電ができるタイミングがあるとは思えなかったが、スマホはバッグに入っていて、駅の時刻表を見ると、今の時間は18:09だった。


「……ギリギリ、間に合うかな?」


 家からライブ会場までは40分ぐらいかかる。そのままの計算でいけば、間に合いそうではあるが、怪しい時間でもあった。


「なんでこうなっちゃうかなぁ」


 電車は空いていて、人が思っていたよりも乗っていない。

 少し珍しいと思いながら、空席に着くと目の前の人が丁度目に入った。

 目の前の女の子は、私の推しではない、赤色の子のうちわを持っていた。


 いつもだったら、こんなことはしないのに、何故か話しかけようと思ってしまった。


 私は席を立つと、前の女の子に近づき、声を掛けた。


「赤の子のファン、なんです?」

「え?」

「その、うちわ」

「あ、ええ。そうなんです」

「今日のライブに?」

「入れたらよかったんですけど、落ちちゃって。でも、雰囲気や空気だけでも味わいたくて」

「じゃあ、降りる駅は一緒かしらね?」

「あ、お姉さんもですか?」

「ええ、そうなの」


 自分より年下の子のファンと交流というのは、久しぶりでとても話が盛り上がる時間が私達の間に訪れた。

 ほかの乗客の人達は私達が少しうるさくし過ぎたのか、車両を変える人も居たが、駅を二つ程超えた辺りで車内は込み始めていた。



 詰まったので、サイコロを振ります サイコロの目は  2  出会う が選ばれました。



 電車が込み始めてきたが、似たような格好の人も駅で乗ってくることが多く、私達の回りは今日のライブに行く女子達が集まっていた。


「じゃあ、アナタは……」

「ええ、私は青の子が好きで」

「えー、黄色の子、よくないですか?」

「ダンスのキレは絶対に……」


 三人寄れば姦しいではありませんが、ライブ前なのに私達のライブ熱はどんどんヒートアップしていた。

 中でも、ついさっきの駅から乗って来た、髪型をバチバチに決めているお姉さまと言えるような方が車内の空気までも制圧するぐらい、存在感を出していた。


「見つけてもらうには、こういう努力も大事なのよ?」

「やっぱり、ウインクとかもらえます?」

「ええ、モチロン。ああ、この間の限定握手会も呼ばれたわね」

「うわぁ、それはいいですね。あれって、かなり人数、絞っていませんでした?」

「彼らの負担にならないようにっていうのも分かるけど、私達の気持ちも考えて欲しいって、直談判しておいたわよ」

「凄く助かります」


 自慢と、羨望を一身に受ける様な受け答えをしているお姉さま。

 ただ、なんとなく私は近寄りがたく見え、曖昧な笑顔で頷きを返すだけ。

 次の駅は目的地。

 車内の時計を見る限り、ギリギリ間に合いそうだった。



 最後のサイコロを振ります  1  が出たので 出会う が選ばれます。



 駅に着くと、車内に居た人達の熱は上がり、でも足並みはゆっくりだった。


 私はチケットを持っているので、時計を確認すると足早に電車を降りた。


「あれ、お姉さん、急いでも……入れないよ?」

「え、あ、うん。ちょっとお腹が冷えちゃって……お手洗いにいきたくて、ね」

「ああ、音漏れはステージの裏側より前側のほうがいいみたいだから、私達、先に行ってますね」

「ええ、じゃあ……あとで」


 チケットを持っていると言える空気は全く無かった。

 足早に分かれた乗客から離れ、私は入場口へと急いだ。


 殆どの観客は入場していたみたいで、入り口はやや混んでいるがすぐに入れそうだった。


 すぐにチケットを渡し、半券を受け取る。

 時間もギリギリだったので、人の間を縫うように座席まで行くと開始三分前だった。


「ふぅ、間に合った……かな?」

「ギリギリですよ。ほら、あと二分でオープニングですよ。って、その服どうしたんです?」

「え?」

「かなり赤く見えますよ?」

「うそ?」


 隣のお客さんが大丈夫ですか?と聞いてきて、私は何の話なのか分からずに聞き返すと、シャツの袖口が赤かった。


「あ、もしかして……髪型がバチバチの……おばさん達に逢っちゃいました?」

「え、ええ。ギリギリの電車で」

「自分達が入れない時にそういう嫌がらせするんですよ。で、服が汚れていたからあなたに注目が行って、いい思いをしたでしょ?って、後になってからぐちぐち言ってくるんですよ」

「え、そうなの?」

「……厄介な人に目をつけられちゃいましたね」

「……そう、なのね?」

「あ、ライブ……始まりますよ」


 人の気持ちを落としたと思ったら、ライブ会場は音がピタリと止まった。


 静寂を破るように、エレキギターの音が響く。


 隣の人が何かを言っているのだが、聞こえなかった。


 私にとって、一生記憶に残る、ライブが始まった。








 11ゲーム  感想戦



 では、まず先に終わってみて……の感想と構築具合のお話ですね。


 何故かホラーというか、微妙にこう、背筋がひやっとなるような落ちに行きましたね。

 なんでですかねぇ。


 ホラーっぽさ、どこから勝手に拾ったんですかねー。


 ライブの日の高揚とか、遅刻でバタバタとか、前回出来なかったサイコロの目によっては伏線にできるかも?と、思う様な話を差し込んでみたらどうなるかなーと、思ってバックに電池の切れたスマホを入れておいたのですが、使い道ありませんでしたー。

 やっぱりダイスに左右されるの……私に伏線は無理ですわー(笑)


 出会って、出会って、出会う。


 意地悪すぎます。


 ただ、最初に考えていた設定だったら、最高だった!!


 感想戦で書きますといった通り、最初に思い付いたのは、婚活女子の話だったんです。

 で、目的が「たどり着く」だったので、オチを結婚にしようかと思ってみたのですが、出会うが出なかった場合、婚活っぽい話になりにくいかなぁ?と、勝手に思ってしまって。

 まあ、自分で書いた通りディストピア感満載な婚活話だったので、想像していたオチは産む機械とか、尊厳があまり無い人間に「たどり着く」こっちもまた、ホラーというか、あんまりこうハッピーじゃない感じ。


 昨日もそうでしたが、ハッピーじゃない感じ多いな??何でだろう(笑)


 少しばかり昨日の話に戻しますが、中性……の可能性を一日考えてみると、なかなか広がりました。

 というか、RE:TRPGって別に調べてはいけない訳ではないわけで。

 中性の両生類みたいなものであったり、花や無機物であったり、ちょっとだけ思いついていつか楽しく書けたらいいなと思ったのは「ランプの魔人」みたいなものも、中性じゃない?って。


 AIとロボットだけが中性じゃないんですよね。


 ちょっと調べれば、今だとAIや友達も教えてくれるいい時代。


 自分の視野の狭さを無理矢理広げるのはよくないですけど、ちょっとだけ広げることは出来ると理解しました。



欲しいダイス目が来ない!!(笑)


ギリギリスタートな感じの5で始まりましたが、想定外の「出会う」三連発。


ダイスに弄ばれています。


ちなみに、今日は「曲なし」で書いたので、曲に引っ張られている事はないハズです。


あと、作者はライブに行った事……殆どありません。

完全と言っていいぐらい創作です。

こんな怖いお姉さま、知りません。


さらに言えば昨今の「推し」ブームにすら、乗れていない人なのです。


誤解のないように。

フィクションです。

ただの読み物です。思想すらありません。悪しからず。



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