ナンバーツーだと?!
帰ってきた、社会という名のクソゲーから。
俺だけなわけないか_| ̄|○
こんな理不尽ありえるのか?何故ナンバーツーがくる。最初はザコキャラが王道の基本だろ。あ、ゲームだから王道もクソもないか。
《敵接触します》
クソ、こっちくんな。こうなったら攻撃してやる。エイ、エイ、エイ。
《ミス、ミス、ミス》
オカンが棍棒を振り回した。
《吹っ飛びました。プレイヤー105のダメージ》
いっきに安全エリアまで吹っ飛んだ。体がいたい。HPを確認すると1になっている。どんだけ強い攻撃なんだ。
ピロリーン
《バカじゃないの?と強者にたち向かう弱者を手に入れた》
荒い息を整えながら慎重に指を動かす。ふと、外を見るとオーガはキョロキョロと辺りを見回していた。どうやらこの場所がわからないようだ。ラッキーだと思いたい。さて、称号の確認をしないとな。
《バカじゃないの?》
自分よりもかなり上の相手と戦おうとして、負けることを知りながら勝とうとするもの。
自分よりも上のレベルと対峙するときに、力が25上がる。
ああ、どうせバカですよ。25ってまた微妙だな。もう一つの称号は何かな。
《強者に立ち向かう弱者》
学園祭の時にでるノリのような感じ。一時的に全てのステータスが上がる。一体敵を倒すとものすごく弱くなる。生まれたてのゴブリンなみに弱い。
生まれたてのゴブリン?鹿じゃねぇのかよ。しかし、これで大丈夫だ。オカンを倒せる。
「これは、全ての子供のため、未来のため、俺の未来のため。死ね、オカン」
《強者に立ち向かう弱者》を装備し、再度攻撃する。
「フールズグラッジ」
まず、腹を下し、行動を鈍らせる。よし、尻を抑えだした。逃げようとする。そうはさせるか。
「さらに、“プアーゴッド”。運よ悪くなれ」
逃げようとするオカンが何もないところで転んだ。これが可愛い娘だったらよかったが、そうでもない単なる醜いオーガだ。運が悪いということは、俺の攻撃も通るはずだ。
「エイ、エイ、エイヤー」
《ミス、ミス、スーパーヒット!!オーガのオカンを倒しました。全てのステータスのレベルが一上がりました。おめでとうございます、あなた一番最初にレベルを上げました》
俺が一番最初?他の奴らどこに飛ばされたのやら。でもよ、レベルが一しか上がらないのはおかしいだろう。だって、ナンバーツーだぜ。そこらへんの雑魚とは圧倒的に違うだろ。ステータスを確認しよう。
ルーイ・ランバード レベル2 属性モブ
MD:0
ATK:4(+50)
MP:0
DEF:4(+30)
SP:31
MV:31
LUCK:20
武器:鉄刀傘()がこの武器の強さ
防具:マント
称号:{触覚マスター}、{木下一郎}、{探索者}、{ホンダラ憲法の使い手}、{バッカじゃないの}、{強者に立ち向かう弱者}
スキル;”愚者たちの怨み”(フールズグラッジ)、”覇王の殺気”(キングスブラッドサースティ)、”貧乏神”(プアーゴッド)、”女の最終手段”(ラストエフェクト)、”投石”(トスロー)、”創造”(クリエーション)、”髪の武器”(ヘアードリル)、“ツツヌーケ”、“飛べない豚”(レッドピッグ)
本拠地:「安全地帯」
固有スキル:「運掃除機」
なんか、二つほど増えているように思える。本拠地と固有スキルだって、中二病満載だな。何々、「安全地帯」はHPが一になると強制的に元々いた場所に戻り、回復する。どんな攻撃も死なないが、その地点からやり直し。
冒険の書が消えたバージョンか。経験値は受け継ぐからそうでもないか。
「運掃除機」は相手が落とすドロップの変わりに運を根こそぎ奪っていく。五割の確率で食材が運へと変わる。運を食材に変えることはできるが、食材を運に変えることはできない。
面白い能力だ。では、さっそく運を五減らして、何か食べよう。
ピピ、ピピ
《甘くて、舌がとろけるクリームパイを手に入れた》
また、パイかよ!
また、パイだよ!
読者はチェリーパイ派?それともアップルパイ派?
作者はチェリーパイです。チキン南蛮はモモ派です。




