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04-17 母娘対決

クラウスです。

王族会議の後、エスティーカ姫様は母親エレインが幽閉されている北館に向かいました。

途中で警備の誰何がありましたが、王女の特権で押し通りました。

兵の狼狽からも只事ではないのが分かります。


姫様がいくつかの扉を開けた先に、その女はいました。シャツを羽織っただけの裸体に緊張感の無い言葉が響きます。

「おかえりなさい、エスティーカ。戻るなら先に言ってよね。」

「…何をしていたのよ!」

「そう、ナニをしていたの。慌てたからこんな格好。相手はあなたも知ってるあの雄よ。躾けてもらった食用人間を覚えているでしょ?」

「ふざけるな!なぜ私だけでなくセラルドお母様まで貶めた!」

泣き声です。姫様の様子がいつもと違います。

「セラルドお母様?あなたの母親は私だけよ?ここに戻ったのだから、私の人形にも戻りなさい。ひふみ、いむなや。ここのたり、ももちよろず…」

姫様は言葉を聞いて硬直し震えます。女は姫様に手を伸ばしました


「止めろ、ズベ公!」

姫様の事前の言いつけ通り全力で鎖を放ちました。女の周囲の防壁を砕き、頬を掠りました。女相手と多少躊躇したとはいえ本気でぶっ飛ばす一撃でした。これだけか!?こいつ強い!

「下郎の分際で私に刃を向けるか!殺しても良いが娘との団欒の時間だ。命が惜しくば下がれ!」

すごい迫力の恫喝ですが、こんな姫様を後ろに退がれるはずがありません 刺し違えてでも姫様は守らないと!


「エスティーカ、クラウス君、下がりなさい。」

周囲の空気を凍らせるような言葉が響きました。

「この女には僕も妻セラルドのことでオトシマエをつけさせなければならないんだ……」

闇を背に微笑むスミカ様が立っていました。

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