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04-11 後のことは後で

そして私たちの目の前でだんどうだんは爆発し、光が私達を呑み込みました。


アネットです。

むぎゅっ、倒れた私は誰かに頭を踏まれました。

この感触は……姫様のおみ足?

恐る恐る頭を上げると確かに姫様のおみ足です。スカートの中まで見えちゃいました。

ここは天国なのでしょうか?


「目を覚ましなさい!」なんとなく怒られている気分です。

「あれ?姫様もお亡くなりになったのですか?おのれメルデオラ!でも姫様とご一緒なら天国でもいいです。」

「あなたの声が聞こえたから来てみたら何ですかこのありさまは!もっと早く言いなさい!」

怒られました。

「私も一生懸命頑張ったんです!でも力が足りずだんどうだんが爆発して死んじゃったんです!」

「一生懸命頑張ったのは誉めてあげます、よく頑張りましたね。ですがあなた達は死んでいません。

 毒の光があなた達に当たったところで私が時間を止めたんです。」

「いいんですか姫様?死者を蘇らせるようなことをすると反動が大きいって……」

「まだ死んでないから大丈夫です!

 瞬きした後には身体が蒸発しているぎりぎりのところだっただけです。

 それにお婆様が仰いました。因果の糸に触れるなら後のことは後で考えなさい、と!」

さすがは王国の国母、リマド様ですね……

「これから5つ数える分だけ時間を戻します。爆発がだんどうだんに戻ったらアネット、空の彼方に蹴り上げなさい。足から伝えた私の魔力で体力は回復しましたね?」


私達が見守る中で爆発は少しずつ小さくなり、だんどうだんの形が見えてきました。

「これが姫様の……お力……」思わず息を飲みます。

それは理屈も因果関係も無視して望んだ結果を生み出す力。そして私達だけではなく王都の魔族、人間達50万の運命を変える力……

「今です!アネット!」

銃身が砕けた予備銃を掴んで飛び上がります 銃弾の加速装置を逆利用して支点にし、全ての力でだんどうだんを蹴り抜きました。

はるか頭の上に光の塊が見えました。毒の光はここまでは届かなかったようです。


「姫様!私やりました!もう一度誉めて下さい!」

王城に降り立った私が見たのは、地面に倒れた姫様でした。

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