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ローナ王国物語  作者: 青酸基
第4覧
71/112

04-01-4 第2回お茶会 補足

ソフィア姫殿下ご主催のお茶会参加者の一人、バルナデル商会総領娘のファルナ・ラビシュナと申します。

第2回お茶会について補足をした方がいいと思い、少々お話させて頂きます。


①宮廷作法は避けるようにとの思し召し~について

人間が魔族の王宮にお招き頂き会談させて頂く場合、膝をつく跪礼が原則です。

そんなことをしていてはお茶会にならず、ソフィア様の御意に反すると侍従様よりお達しがあり、お茶会の席に限っては略儀が許されるのです。

それ故、私達のソフィア様への敬愛も略儀にて捧げさせて頂きました。

 

②敬愛?忠誠じゃないの?

私はソフィア姫様に忠誠を捧げたいところなのですが、人間はローナ王国の国民ではありますが臣民ではないのです。

ですから、人間が魔族である姫様に忠誠を捧げると申し上げたら失礼にあたると判断し、敬愛を捧げると申し上げたのです。

【作者注】

3ー09でイリスはソフィア姫に忠誠を捧げていますが、これはイリスが魔族の配下として働くことが決まっていたからです。

 

③魔王陛下からのお召しについて

我が家のお得意様である次期魔王セラルド様は、お母君リマド様やご夫君シエリ・ア・スミカ様が元人間ということもあり、外商で伺った際には気さくに直接お声をおかけ下さいます。

ですが、生粋の魔族の王者であらせられる魔王陛下が人間を玉座の間にお呼びになるなど聞いたこともありません。

その上父ではなく娘の私に直接ソフィア姫様の宝飾を見繕うようにお命じになったのですから、父は帰宅後熱を出して寝込んでしまいました。


④魔王陛下に呼ばれたことを他のお茶会参加者に話して良かったの?

本来ならばダメです。商取引上の秘密であり、顧客の、それも魔族王家の事情に関わることですから。

ですが、前回のお茶会に参加したイリスが大逆の関係者として死罪に処されたと知り、その場にいた私達4人もどのような処遇になるか分からないため、父が特例としてお茶会参加者に限って話すことを許してくれました。

 

⑤ベアトリスの質問について(魔族にとって人間はご馳走に見えるのか?の件)

これをソフィア様に聞けてしまうのがベアトリスのすごいところですね。私ではとても聞けません。

だからといって最初のお茶会で開口一番「魔族になりたいです」とかどういう神経なのでしょう?トスカに至っては「魔族の方のお妾さんになりたい」ですから…私はあの時もうダメ、みんなまとめて首が飛ぶ、と恐怖しましたともそうですとも……寛大なソフィア様に心底感謝しましたとも…もとい、

ベアトリスの質問について「他所で言わなければ大丈夫ですよ」とにこやかに怖いことを仰ったソフィア様は、さすが魔族の姫君と思いました。

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