04-01-1 第2回お茶会 1
ソフィアです。
前回のお茶会から少々時間が経ってしまいましたが、2回目のお茶会が開催されることになりました。
前回の参加者の一人イリスが大逆の連座犯として捕まり処刑されたことになっているので、残る4人が参加してくれるか心配でしたが、幸い全員快く応じてくれて安心しました。
そして、今回からエスティーカお姉さまとクラウスさんも参加することになりました。
私とお姉さま、アネット、クラウスさんがお茶会の会場に入ると、4人は立ち上がって私に礼をしました。
「宮廷作法は避けるようにとの思し召しのため、略儀にて失礼致します。ソフィア姫様のイリスへのご厚情に、私達の心からの敬愛を捧げます。」
「??イリスはこのお茶会に出席したことで大逆の連座として処刑されたのですよ??本当に残念なことでした。」
戸惑いながら私は悲しい表情を作ります。
「私達、知ってることを持ち寄ったんです 前回のお茶会の後、イリスが大逆の連座として捕縛されたと聞きました。
大逆は連座でも死罪です しかし、最低限のお弔いと埋葬は許されます。お弔いと葬祭を担うのは私達教会の者です。
罪人の葬儀の棺に、イリスの姿は無かったんです。」
シスターのラントルートが言います。
「私の父は鍛冶屋なんですが、最近請けた研ぎ直しのお仕事について、これはルーセントが武装旅商人時代に使っていた剣と短剣そのものだな、と言っていました。
イリスのお父さんルーセントさんの武器はちょっと変わったものらしくて、間違えるはずはない、とのことでした。」
次は鍛冶屋の娘トスカでした。
「うちの屋台にイリスじゃないイリスが来たんです。以前からイリスは何度もお買い物に来てくれました。
首をほんの少し右に傾けて会釈する癖、姿は違っていてもあれは間違いなくイリスです。」
露天商の娘ベアトリスが続きました。
「我が家に王宮からお召しがかかりました。今回は特に私もお召しとのことで父と共に伺ったところ、通されたのはなんと玉座の間、さらに驚いたことに魔王陛下から直々に私にご下命があり、其方はソフィアを見知っているな?ソフィアに似合う宝飾を見繕うように。あの子が喜んでくれるなら多少高価でも構わん、との仰せでした。」
とどめは王宮御用商人の娘ファルナでした。
「これらの情報から私達が出した結論は、イリスとルーセントさんの助命をソフィア様が魔王陛下に嘆願なさり、その過程で陛下から姫様に厳しいお言葉があった、でも最後には嘆願が認められ、二人は姿を変えてどこかで生きている、ということです。
私達の仲間、一介の人間の小娘イリスとその父のため叱責をお覚悟の上で助命嘆願して下さったソフィア姫様に、もう一度私達の精一杯の敬愛を捧げます。」
「……あの、侍女の皆さんが、こいつら今ここで殺しておくべきじゃないか?という目で見ているんですが……大丈夫ですよね姫様?」
ベアトリスが恐る恐る聞きました。もちろん私は「他所で言わなければ大丈夫ですよ。」と答えましたよ。




