表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
64/81

03-SS-09 殺意

エスティーカです。

セラルドお母様が幽閉中のエレインお母様への面会申請を出したと聞き、私の心は泡立ちました。

とても嫌な予感がします。

でも、こんなことをソフィアちゃんには説明できません。

私はクラウスに「何も聞かずに一緒に来て」とお願いし、セラルドお母様の元に向かいました。

やはり、セラルドお母様はどこか様子がおかしいのです。私の嫌な予感が裏付けられてしまったのです。

「お母様、もしかしてお父様へのあてつけの浮気をするつもりじゃないですよね?」

単刀直入に切り出しました。

セラルドお母様は驚愕の表情の後、何事かを呟きます まとまらない思考や感情を整理するように。

「……どうして分かってしまうの?」絞り出すようにセラルドお母様は言いました。

「あの女ですね?」

「そうよ、ルーテシアを使うのはメルデオラ王国との大戦には必要なことだと分かってる、でも、感情がそれを許せない。次期魔王失格よね。

 お父様が幾人もの被占領地の代官補佐を孕ませるのをお母様は必死に耐えていたのに……

 あの女はスミカといる時間が長い、私のスミカを盗らないで、って叫ぶのを必死に堪えているのよ。」

「お母様お願い、その感情のままにエレインお母様の寝所にいる食用人間の子供を孕むのだけは止めて!私のような不幸な子供を増やさないで!」

お母様ははっとした表情になりました。

「……そうね、そうだったわね……ごめんなさい……」

セラルドお母様は崩れ落ちるように椅子に座り、大粒の涙を落としました。


あの女、ルーテシアは嫌いじゃなかったけど生かしておけないわね。

お父様とお母様があの女にどんな約束をしていても、私が、そう私が絶対に殺さなければいけない……

その結果どんな咎めを受けてもいい。それこそが私の役目だもの……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ