表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/26

01-03 スミカ

シエリ・ア・スミカです。魔王様の姫君セラルド様の番犬です。

長い白髪にワンピースドレス姿、一見少女ですが14歳の男です。セラルド様の母君リマド様と同い年のはずでした。

元は普通の金髪少年だったのですが、幽閉中のリマド様のところに「話し相手」として通わされるうちに、リマド様の趣味で人体改造されました。因果の糸操作の無駄遣いですね。


男なのに多少胸が膨らんでるのは迷惑な話です。これ以上育ってブラを着けるのだけは避けたいです。

その上スカートを基本に女装義務です。リマド様がかけた呪いみたいなもので、これ以外選べません。

剣技もリマド様の趣味で無暗矢鱈に強化されました。

世界を滅ぼす魔神と一人で正面決戦とか人間じゃないです。


故国アドウに魔神が現れた時、国王陛下からの命でリマド様の「話し相手」から「婚約者」にされました。

異能者リマド様と二人で魔神と戦え、という意味でしょう。まあそれはいいのですが。

その時リマド様からキスを頂きました。ついでに他の女の子避けの呪いも頂きました。


魔神と戦った際、リマド様は考え無しに引いた因果の糸で魔神を消滅させ、反動でご自身も異世界に消えてしまいました。僕を守ろうとして下さったので感謝はしているのですが、やりようもあったかと…

超危険物の姫一人の犠牲で世界が救われた、と喜ぶアドウ王家の奴らはクソッタレです。

魔神だけではなくリマド様も消えて王宮は大宴会状態だったなんて、絶対にご本人には言えません。

祝宴に紛れて王宮の遺物庫をひっかき回し、アドウの宝剣二振りと異相世界転移の宝珠まで持ち出して必死に探したのですが、リマド様発見までに半年かかりました。

異世界は時間の流れが違うのかリマド様は29歳になってました。

また、リマド様はこの大陸を統べる魔王様の寵姫になり、人間やめてました。お二人の間には姫君セラルド様も生まれていました。衝撃です。


リマド様からセラルド姫様を守れと命令され、結局僕も人間やめて魔族になりました。魔族になったのでもうアドウに戻ることは無いでしょう。

というわけで、今はセラルド姫様のお側で番犬やってます。


困ったことにセラルド姫様はリマド様の子供時代そっくりのかわいらしさでその上素直でやさしいお方なんですよね。リマド様のように感覚が狂っていませんし。

次期魔王なのがおかわいそうなぐらいです。

僕は「同い年の友達」のせいかスミカ、スミカとべたべたされ着替えのお手伝いまでさせられる始末。

主君とはいえ同年の女の子の着替えとかどうしろと……僕は中身は男なのですが。

「スミカの外見を女性型にしておいて正解。」じゃないですリマド様。

これってご褒美なのか罰ゲームなのか……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ