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ローナ王国物語  作者: 青酸基
第1覧
18/114

01-SS-06 鎮圧

スミカです。

この世界の人間には「勇者」と呼ばれる強い戦闘能力を持つ者がいるようで、時々魔王陛下のお命を狙って動き始めます。

そういう場合特定地域の住民の反乱もセットになるようで、僕が鎮圧に派遣されます。

短期間に度重なった時に陛下に面倒くさそうな空気を読まれてしまったのか、

「其方がこれまで勇者を退治していたブランド伯爵を斬ってしまったからだぞ。」とお小言を頂きました。

それを仰られると言葉もありません。

鞄に旅道具を詰め込んで出発です。


今日は勇者とその従者を斬りました。

その後反乱を起こした街に赴きました。

魔王陛下が「一応言い分を聞いてやれ」と仰ったので聞きますが、相変わらずのワンパターンです。

「税が重い」「魔族は人を食う」「人間の誇りを取り戻すんだ」と。

こいつら自分達が食われるわけでもないのに勝手なものです。

重税がどうのと言うのなら、リマド様を探す旅の途中で見た並行異世界の暴政国家に放り込んでやりたくなります。

魔王陛下の治世に比べたら、実家のアドウ王家の方がよっぽどクソッタレです。

本当にこいつらの言い分を聞いていたら、うちのセラルド姫様のわがままをいくらでも聞いて差し上げたくなって困ります。

僕が女の子に見えるせいか恭順の姿勢も無いので止むを得ず街ごとごはんに変えました。こういう時は強面は重要なんですね。

姫様に第三軍に運送させるようお願いしないと。

ここに移民させる手配もあるので正直面倒ですが仕方ありません。

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