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アッセッド撤退戦2

「ガッ」右腕部の装甲が吹き飛ぶ。

直撃は避けられたが余りにも脆い。

次は左腰が割れる。

剥き出しのフレームは鈍い黒。

もう、弾を受ける訳には行かない。


(近づく事が出来ないな上手く円を描かれている。こちらの武装がメイスだけなのがバレているレンジの違いを使われているな。かなりの格上だ)


ソリッド1が近づけば右旋回の繰り返し。

直線的な機動しか出来ない現状では勝ち目は無い。

今度は左腕の装甲。

既ににフレームは丸裸に近い。

だが⋯


(もう、息が続かない。だが、散々餌を撒いた。ラストチャンスだ)


再びの突撃。

そして、ドッグス3の右旋回。


(掛かった!)


姿勢を左に傾け左腕を大地に突き立る

それは駒の如き急旋回。

とうとう、眼前にドッグス3を捉える。


(もう、息が⋯だが、喰らえ!)


ソリッド1のメイスがドッグス3を捉える。

かの様に見えたが⋯

ライフルを盾にしコックピットへの直撃は避けられた。


「ぶはぁ!ハァハァ!しっ⋯た!」


急減する出力。

腰が砕けたソリッド1にメイスを抜いたドッグス3が留めとばかりに迫り振りかぶる。

その瞬間「ビーッ」コックピットに警報が鳴り響き

ソリッド1な機兵に握られたメイスが一閃。

そしてドッグス3の胸部を圧壊せしめた。

「バシュウ!」機体から凄まじい熱が吹きで停止する。


---


《ソリッド1生きてるか》


《こちらソリッド1何とかな。そっちはどうだソリッド4》


《敵は退却した。ソリッド2の機体は大破したがピンピン生きている。ソリッド5も頭部をやられたがコックピットを空ければ操縦可能だ》


《良くやった。色付き4に生き残られたのは幸運だ。3と5に冥福あらん事を》


《それでどうします?その機兵はまだ、動きますか?》


《暫く待ってくれ。再起動カウンターらしき物が動いている》


---


「ようやく帰還か。再起動まで8時間も掛かるとはな」


「安い物ですよ、そのくらいは。しかし、凄まじい性能でした」


「そうだなターエル。エルバンは退役か?」


「そうですね。機兵の頭部をやられた時に目をやっちゃったみたいで」


「そうか、半分になったか。バーチェの検査も済んだな?」


「ええ。問題ありません」


部隊の半分を犠牲にして得たこの機兵その価値があるだろうな?





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