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ビーストライダー・マガネ【鋼】  作者: 時波彷徨
2章04~メアリー山・巨大針葉樹林帯エリア~
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02_04_01

【登録搭乗マシン】

●エステートスクール

・ティナ・ブリンクル      ;オセロットシルバー ←TOP

・エンディ・ストランド     ;オセロットイエロー

・カイン・ホプキンス      :オセロットパール

・マガネ・アルバレス・アラキダ ;オセロットグリーン 


●ユニバース学園

・ビフ・ハワード・マーティン  ;ウルフブラック  ←2位

・ベル・エルドリッチ      ;ウルフブラウン

・クラン・グランニュー     ;ウルフブルー

・カルラ・ポートレイン     ;ウルフピンク   ←3位 


 グラウンドキャニオン川の対岸を川上に向かうマガネ達三機。


針葉樹林帯までの走破距離はややショートカットルートとなり、少しだけラップを縮められる可能性が増した気がするエンディが、気を良くしてマガネ達を見ると、二人はナビをONにしながら練習モードで走行していることに気が付いた。

「お前ら、まだ、ナビモード付けてんのかよ…」

「あ、うん」

「さっきのコースの時にながれでさ…」

エンディがあきれたようにため息をつくと、

「まあいいや、ペースメーカーはわたしだから、ルートナビを自分にリンクして!ペース上げて行くからな!」

 と言ってオセロットイエローのペースを上げた。イエローストーン川の脇の斜面をジャンプして、張り出した木々の合間をすり抜けていくオセロットイエロー、エンディ。地区大会でいいところまで行ったといっていたが、どうしてなかなかのスピードだ、と思わず感心するカインとマガネ。なるほど、初心者ナビモードじゃちょっと追いついていけないかも、と、推奨ルートを変更して、慌ててエンディを追いかける。


「先に行って!マガネ!」

「カイン?」

「大丈夫、今は、エンディに並走すること優先しよう!必ず追いつく!」

力強く言うカインにマガネがうなずく。

「わかった。オセロット!エンディのペースに追いつくためのナビを」

「承知しました。ルートナビ開始します。マガネ」

「なに?」

「前半のルートよりもドライブテクニックの向上が見られますが、先行するライダー達の適性と技術にはまだ及びません。注意を怠らないでください」

「う!うるせー」

 辛辣な答えに身構えるマガネだったが、でも、時を取り直し、

「向上しているんだろ?」

「カインとマガネ、どちらもスタート時よりも若干の向上は見られます。」

「なら!もっと上げてやる!」

とマガネは顔を上げると、オセロットグリーンのスピードを上げた。


 クランとベルが、アッパー滝を一気に駆け上がっていくと、くるりと振り向いて、コースの後方を覗いてみた。あのルートを走破できたなら、針葉樹林帯でラップ差を回収するかもしれない。

 クランがそんなことを考えていると、

「クラン!」

 ベルの呼ぶ声にクランが振り返ると、

「ああ、予定通り、針葉樹林帯で、ティナの挟撃に入る、スピードを上げよう」

 バイクモードで、サウス・ソム・ドライブ橋を越えていくオセロットブルーとブラウンは、そのまま平地部分に突っ込んでいき、針葉樹林帯に向かって加速していった。


 マガネ達の目の前にイエローストーンを大きく周回するグランドループ・ロードが現れた。


 三機が並走して道路を横断していくと、そのまままっすぐ、針葉樹林帯に向かって加速していく。なだらかな丘陵地帯に差し掛かると、でこぼこの小山が三機の前に立ちはだかった。

「おい!見ろ!」おもわず叫ぶエンディ。マガネも目を凝らして見つめると、丘陵地帯のはるか先に、針葉樹林帯に向かって行く土煙と、青と茶色のビーストマシンが見える。

「あいつらだ!」

「ああ!とらえたな」

 はるか先ではあるが、目視で捉えることができたことに、マガネ達は、思わず口元が緩んだ。


 迫ってくる針葉樹林帯に備えて、ウルフブルー、クランとブラウン、ベルが自身のマシンをバイクモードからビーストモードに変形させると、モニター上に展開される推奨ルートマップに目を走らせながら、目の前に広がる木々の並びに目を走らせた。

「お!おい!クラン!あれ」

 クランを呼ぶベルの声。見ると、ベルが後方の丘陵地帯を指さしている。見ると、でこぼこした大地の向こうからかけてくる三機のビーストマシンの姿が見えた。

「なに!」

 予測していたラップ差よりも早い?クランはまさかと思いつつ、モニターに目を走らせた。

「あいつら越えてきたんだ!やるじゃん!」

「油断禁物だな!ベル!スピードを上げるぞ、少しでも早くビフ達に追いつこう!」

 クランとベルは、マシンを加速させて、大きく跳ね上がると、ビーストモードに変形して、針葉樹林が林立する木陰に飛び込んでいった。


 ウルフブルーとブラウンのマシンが木々の合間に消えていく様子を見つめるマガネ達。バイクモードのまま、最大速度で針葉樹林帯へ向かうマガネ達が、アクセルをふかして先を急ぐ。巨大な木々が近づいてくると、モニターからエリアが変更の警告が表示された。

「追いつけるかな」

「ったりめえだろ!」

 マガネの掛け声にこたえるエンディ。

「ナビタイミングをシフトアップします。マガネ!備えてください!」オセロットがそれにこたえるようにナビを開始した。


 必ず追いつく!だから

「上げてくれ!オセロット」

 後輪を加速させて大きく跳ね上がると、マシンをビーストモードに変形させると、マガネ達三機は勢いよく巨大な針葉樹がうっそうと立ち並ぶエリアに飛び込んでいった。


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