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転移巫女と勇者の二大陸物語(仮)  作者: 煌清
2章 2部
46/82

46.レベル上げ



「ごほっごほっ・・・・さとし君か?どうしたんだ?慌てて。」


ザックさんは俺の全力疾走での土埃を浴び咳込みながら俺に尋ねた。俺は肩で息をしながら答える


「ザックさん!俺・・・やってしまいました・・。マジで・・。大丈夫っすかね?俺・・」


ザックさんは怪訝な顔を見せる。


「・・さとし君、ま・・まあ落ち着け。とりあえず深呼吸だ。」


俺は深呼吸をし、東下層を確認してザックさんを兵の詰所の裏に誘う。


「えっと・・俺、たぶんホークに怪我させました。」


ザックさんは詳しくその詳細を聞きたがり、俺はありのままをザックさんに話す。


「ぷっ・・・わはははははは・・。」


豪快に笑うザックさん。


「さとし君、アンタ強いんだな。俺は少しスッキリしたよ。もう戻れないんだな。もう潮時だ。」


俺は狼狽えたがザックさんを見て少し持ち直した。


「じゃあ俺はちょっと外に行ってきます。やらないといけない事もあるので。すぐ帰ります。」


そうか。とザックさんは頷き少し門を開けてくれた。


「戻ったら安心して門を叩け。俺達はもう仲間だ。」


というザックさん、俺は一瞬意味が解らなかったが兵士達は親指に付けた鈍く光った指輪をみせて口角を上げた。


「はい。」と頷き腰を下げ門をくぐる。門はゆっくりと閉まった。


門の前で大型のナイフを抜く。すぐ目の前に全くこちらに気付かず青い蛇がとぐろを巻いていた。



――――――――――――

サーペント レベル9


 


HP  30/30

MP   5/ 5


攻撃力  21

防御力  15

敏捷性  12

魔力    5

魔法防御  0

――――――――――――



蛇か・・。こいつはダメだ。ダメージを1も貰ってくれないだろう。

・・やっぱり狼か。たまに小鬼もうろついているが、この辺りではもう見かけない。

どこかに弱い奴は居ないかなっと・・・俺は蛇の前にナイフを持って躍り出て蛇の鎌首にナイフを差し込む。突然の攻撃に蛇が慌てるが、これはターンバトルではない。

続けざまに首を高く上げ威嚇している首を放って腹にナイフで傷つける。

蛇は弱りだし首をもたげた。その擡げた首に上方から一閃。

蛇は何も出来ずに地面に頭を落とした。

俺はキョロキョロと辺りを見回し、蛇の革をナイフで剥いでいく。

門から西の方にまたも青い狼と通常の狼が2体こちらに向かって歩いてきていた。

いつもこの面子だ。どういうメカニズムか解らないが、先だって閃いた狼の親子という説を俺は頭の中から排除する。もうこいつらを殺せなくなるからだ。

その狼たちは俺に気づき一度唸ってから、俺に向かって加速し始める。

来たか。俺は腰を低く構え右手にナイフを構えた。

まずは青い狼が俺の前に到達し鋭い牙をむき出し俺の腕に向かって口を開いた。

俺はその手を一度引っ込め口が通り過ぎる手前で手首を返し下から斜め上にナイフを滑らせ喉元を裂いた。

青い狼が倒れるが、他の狼が怯むことはない。

俺は門のそばまでその狼達をひきつけ、素早く踵を返し振り向く。狼は慌てて一瞬怯むが、俺も眼前で構えていた。俺は狼の方に1歩踏み込み横から狼の背中を殴りつけた。

もう1体も同じ要領で背中だけを殴りつける。2体とも瀕死だがまだ生きている。


「ごめんな。」


俺は一言謝り門を叩いた。


「誰だ?」


と帰ってくる声。


「さとしです。」


「ちょっとまってな。」


と会話を済ませる。

直ぐに城門がガラガラと開く。


「早かったな。何をしてたんだ?」


俺はそれには答えずザックさんに話しかけた。


「ちょっとエリンさんとエリクを呼んできます。」


ザックさんは驚く。


「エリンは不味いだろ。誰が見てるか解らん。」


俺はザックさんの言葉に返す。


「ですが、レベルとスキルは上げるべきです。エリンさんは剣のスキルが3に到達します。スキルの恩恵が倍になる一歩手前なんです。」


またザックさんが驚いた。


「そうなのか?エリンがか?」


俺は頷いた。


「あなたもです。ザックさん。あなたも剣レベルが既に3なんですよ。これしか鉄剣に木剣が敵う見込みはないと思います。幸いギルドの連中は格闘のみで剣スキルが低い。」


ザックさんは腕を組んだが直ぐに横の兵士に耳打ちする。兵士は頷き西下層へと走っていった。


「で、エリクは何でだ?」


俺は真剣な目でザックさんを見る。


「エリクも守る人がいるでしょう?せめて俺がいる間に少しでも強くしたい。」


ザックさんも納得した様子で頷いた。



暫くしてフードを被ったエリンさんとエリクが到着した。


「ザックさん2人に木剣を渡してください。」


「ああ。ちょっとまってろ。」


ザックさんは兵舎に走り直ぐに木剣を2本もって現れた。俺はその木剣を握りステータスを見る。攻撃力が3で俺の剣のレベルは2なので、しっかり恩恵がぷらす2されている。

うん。これは剣だ。松明の様にはならない事に安堵する。それを1本ずつエリンさんとエリクに渡す。

エリンさんとエリクは理解の外でキョロキョロと木剣と門と俺を交互に見ていた。


「じゃあ行きましょう。すみません。お手数ですがまた門を開けて下さい。」


門兵がザックさんを見る。ザックさんは顎をしゃくり門を開けさせた。

俺は門を潜り、それにエリンさんとエリクが付いてくる。

・・・ザックさんが俺を見て頷き、門を閉ざした。

エリンさんとエリクは門の前でうずくまってかろうじて息をしている狼に驚いた。


「ではエリンさん、出来れば一撃で止めを刺して下さい。」


情はない、が申し訳なくは思った。エリンさんは構え適確に狼の頭に一撃を入れて絶命させた。エリンさんは息を吐く。勿論レベルもスキルも上がるはずもない。レベル3のファングウルフだ。


「エリク出来るか?」


俺は心配して訪ねた。


「ああ。勿論だ。あんちゃんありがとな。」


そう言うとエリクは狼の頭に2撃入れ絶命させる。

レベル2には直ぐになるようでスキルも剣スキル1になっていた。



――――――――――― 

エリク  レベル2


見習い剣士


HP   9/ 9

MP  10/10


攻撃力    4 + 4

防御力    3 + 2

敏捷性    4

魔法力    7

魔法防御   3


装備

木剣       攻撃力に+ 3 

襤褸       防御力に+ 1


スキル

剣術 レベル1


魔法 

―――――――――――



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