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第三十一話 黒部隊=変人の法則

すみません、遅れました……。


そう言えば、くれまど、小説家になろう、などのタグでピクシブのほうにイラストを上げておきました。


主人公のイラストです。

ヘタクソでアバウトですがこんな感じか〜程度に気になる方はどうぞ見てください。


 

 

 エレンさんを見送ったところで、私も昼ごはんの準備をする為に部屋を出た。

 

 てくてくと歩いて食料庫につくと、いつもの見張りのお兄さん達2人に声をかけられる。

 

 

 「よぉ、フィオーネ。テオドール殿下とフェリドール殿下に料理を気に入られて連絡が入った日は食事をご用意することになったんだって? 王子付きの護衛筆頭にも気に入られたらしいじゃないか。大出世だな!」

 

 「おい、なんてこと言うんだ馬鹿!」

 

 

 金髪のお兄さんが、かなりストレートに言うのを黒髪のお兄さんが咎める。

 

 

「しゅっせ? ……してない、でしゅ。おちょもだちにゃなだけ」

 

 「お友達なだけって……。あのな、王太子候補の御二方に気に入られるってのはそれだけで名誉な事なんだぞ?それに、危ないことに巻き込まれるかもしれないし」

 

 「だいじょーぶでしゅ」

 

 

 だって家名を名乗られてないし。

 公の場なら知らぬ存ぜぬ見知らぬ他人で通すんじゃないかなー、と思っているし。

 

 つまり、私がテオ兄様と友達だからといって虎の威を借るようなことはできない。

 

 もしそんな事をしてお偉いさん方にバレたら事だし。

 私がそんなことしたって話がアコニットさんの耳に届くようなことがあってみろ、きっと迅速にスッパリ消されるか、今までの待遇を取り消して外堀埋めて囲い込んで飼い殺す方針に即チェンジだ。

 

 個人的に、アコニットさんがとる行動は後者だと思ってる。

 何せ能力はチート仕様なんでね。

 きっと、私を殺す前に利用できるものはたとえ血の一滴、髪の毛の1本だって残さずに搾り取るだろうさ。

 うん、あの人(アコニットさん)なら絶対やる。

 

 他にありえるとしたら、馬鹿な反政府組織が私を人質にとるとか、身代金目当ての誘拐とかだろうけど。

 

 心配はしてません。

 何せ公の場では赤の他人だからね。

 どれだけ情がうつっても彼らにだって立場というものがあるからしっかり切り捨ててくれるだろうし。

 そうなれば人質としての価値もないだろうし、それに私は魔法が使えるから、人質としての価値が無いなら殺してやるーってなったとしても転移魔法なり何なりで脱出可能だ。

 

 

 「そうか……? でも気をつけろよ」

 

 「大丈夫だって。フィオーネだってまだ来て日が浅いし、王子殿下達の友人だってこともそこまで知れ渡ってるわけじゃないしな。食料庫(ここ)の警備隊員だって俺とお前しか知らないんだし、お前の気持ちもわかるけどあんまり心配することもないさ」

 

 「……そういえばそうだな。でも気をつけるにこしたことは無いんだからな。わかったな、フィオーネ?」

 

 「あい」

 

 

 どうやらこの2人は私を心配してくれたらしい。

 

 よし、このお兄さん達には今度クッキーを焼いて差し入れしてあげよう。

 

 そう心に決めつつ今日のオススメを聴くと今日はサイツとマーロン、チャチャが良いと言われた。

 自分で聞いておいてアレだけど、サイツとかマーロン、チャチャって何ぞや?

 

 ちゃんと分かったのか? という問をお礼と笑顔で誤魔化して中に入ると、ゴロンゴロンとあちらこちらに置かれている野菜の山が。

 

 

 「おおぉ、おやさいがいっぱい。……でも、これかいすぎじゃぁ……?」

 

 

 あちこちで小山を築いている野菜に苦笑いしながら観察しているとどこかで見たことがあるフォルムだったことに気づいた。

 目の前に転がっている野菜は皮こそ真っ赤だが形はサツマイモその物だ。

 やっぱりサツマイモだよね……?

 そういえば、あっちに転がってるオレンジ色のやつは色こそ緑じゃないけどカボチャ?

 じゃああっちのクリームいろのコロコロしてるのってもしかして栗?

 

 じゃあ、鑑定眼で答え合わせだ!

 

 ……という事で早速鑑定してみればやはりそうだった。

 サイツ=サツマイモ、チャチャ=カボチャでマーロン=栗であっている様だ。

 

 そうか、良かった良かった。

 サイツ(サツマイモもどき)はジャガイモかもしれないなーとか思ってたからあってたみたいで安心した。

 

 あれも、これもいいな、……なんて言っていたら食材の量がかなり多くなったのでもう家に帰って考えればいいか、ということで見張りのお兄さんに声を掛けて食料庫をでる。

 

 

 「ふんふーん、ふふふーん♪」

 

 

 この時間帯は人通りが少ないので鼻歌を歌いながらてくてくと帰っていると、カミルさんに会った。

 この時間はまだ仕事してると思うんだけど……って、カミルさんは制服を着てた。

 つまり、お仕事中だ。

 

 邪魔をしないように鼻歌をやめてコソコソっと動くと、カミルさんがこちらに歩いてきた。

 

 

 「えぇと、このあたりで声がしたような……あ、いたいた。フィオーネちゃん」

 

 「あい?」

 

 

 どうやら私にご用だったようです。

 

 

 「ちょっと時間ある?」

 

 「えぇと、ておにぃしゃまと、ふぇりにいしゃまに、ごはんをちゅくるので、ほんとに、ちょっとだけにゃら」

 

 「そうか、わかったよ。じゃあ、明日の……そうだな、昼過ぎに黒部隊の、じゃなかった、この前ステータスを測りに来た部屋に来てくれるかな?」


 「あい! くろぶちゃいのおへやにゃの?」 

 

 「そうだよ。かなり変人が多いからフィオーネちゃんも気をつけてね?」

 

 

 カミルさんの最後の台詞、冗談半分に言ってると思うだろ?

 実はこれマジトーンなんだぜ?(震え声)

 

 明日、研究対象とかにロックオンされそうで怖い。

 怖いわー……。

 

 

今日から二月が終わるまで、投稿スピードが著しく遅くなります。またはぱったり途絶えます。

いちおう、一ヶ月に一度は活動報告の場にて生存している事は伝えに来ようと思います。

日商簿記2級と、その他もろもろの検定を受けるつもりなので……。


どうして日商簿記は今になって検定範囲が広がったんだ。そしてまた広がるんだ!!


落ちる気がしてなりません……。

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