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第十三話 私のステータス part3

やっと魔力量と適性属性を測定できました。

ここまで長かった………!!


今年最後の投稿です。

それでは皆さん、良いお年を!!



 さて、適性属性と魔力量を測りに来たフィオーネです。

 ただ今、ジェイドさんを尊い犠牲にして別室に来ております。

 おそらく魔力量を測定する用の水晶型の魔道具を目の前に、現在カミルさんに簡単な説明と使用上の注意を受けております。



 「いいかい? これに一度触れるだけでいいからね。ひっかいちゃダメだよ? 傷をつけちゃダメだよ。精密機器だからね?」


 「これたかいの? だいじ?」


 「いいや、前に傷のせいでうまく測れなくなってちょっとしたトラブルがあってね。それ自体はそう高くないよ。うーん…3000ベル位だよ」



 どうやら水晶玉はとてもデリケートみたいです。

 トラブルってなにがあったんだろうか。クレームでもあった? ちゃんと魔力量が測れてなかったんだがどうしてくれるんだ!! って? たしかにそれは大問題だ。

 それにしても3000ベルっていくらだろう? 3000円位かな?

 うーん、安い……のかなぁ?



 「しょーにゃの?」


 「うん。だから、傷つけて弁償ってことは無いけど、気をつけてね?」


 「あい」


 「それから適性属性と魔力量をどうやって測るかだけど、適性属性は光る水晶の色、魔力量は数値で表示されるからね。全属性だと金色に光るらしいけど見たことないなぁ。あと、魔力量が測定オーバーすると割れるらしいけど、これも見たことないね。国王陛下が魔力量を測定した時にそんな事があったらしいけど。まぁ、フィオーネちゃんは心配しなくていいと思うよ」



 カミル先生、それフラグっていうんですよ。

 知ってましたか?

 そういう事言うと実際に起こっちゃうんですよ、気を付けてくださいね?



 「それじゃあ触ってみようか、フィオーネちゃん」


 「あーい!」



 楽しみで元気よくお返事。それじゃあいきますよ、用意はいいですか?


 せーの、で、ピトリと水晶玉に手のひらをくっつける。


 触った瞬間に水晶玉がきらりと光って真っ白な光を大放出し、それに次いで表面に亀裂が入ったかと思うといきなりガシャンと音を立てて崩れた。ひえっ、手を切りそう。これ触ったらいけないやつだ。


 取り敢えず全属性&魔力量測定不能達成しました。

 テンプレ&フラグ回収いたしました!


 水晶玉を割った罪悪感がひしひしとするけど。ふぃおーね、さんさいだから、わかんない!! (すっとぼけ)


 どやっとしたお顔――って言っても表情筋ほとんど仕事しないのでそんなに変わりませんが――で、カミルさんを見てみると、 カミルさんは驚いてフリーズしていらっしゃいます。

そこにバタンと音がして扉が開くと雪崩るようにしてジェイドさんと、ジェイドさんを怒っていた美青年が入ってきた。



 「フィオーネ! 大丈夫かっ!」


 「カミル、何事だ!?」



 因みに上からジェイドさん、ジェイドさんを怒っていた美青年の順に叫んだ。

 ジェイドさんは私に何かあったのではと思ったらしく、直ぐに私の方に駆け寄ってきて、私に怪我がないか確認された。ごめんジェイドさん、どっちかといえば私が加害者、というか容疑者側だ。

 美青年の方は単に自分の管轄内テリトリーで起こったことだからだろう。

 そりゃあ、いきなり大きな音がしたら驚くわな。



 「フィオーネ、怪我はしていないな?」


 「あい、だいじょうぶでしゅ」


 「怪我が無いようで何よりだ。それでカミル、何があった?」


 「はい、フィオーネちゃんの魔力量と適性属性を測定したらこのようになりました。水晶玉は金色に光ったあと一瞬だけ測定不能と表示して割れました」


 「つまり、フィオーネは全属性保持者で、魔力量も測定できないくらいに多いという事か。流石、無詠唱で魔術を使うだけあるな。レオ……国王陛下でもここまで酷くはなかったぞ」


 「ええ、随分といい拾い物をしたんですね、ジェイド隊長?」


 「……そうみたいだな」



 ジトっとした目でロンドさんがジェイドさんを見ながら嫌味を放つ。先程までお説教されていたとあってさすがのジェイドさんも居心地が悪いらしい。ロンドさん強い。


 わーい、私ってば規格外チート♡(白目)

 やっぱり全属性&魔力量測定不能だったか。

 ところで、平均ってどれくらいなんだろうね。皆がどれくらいなのか分からないからくらべようがないんだけど。

 この中で一番常識人で安全そうなカミルさんに聞こうとつんつんと袖を引っ張りカミルさんに声をかける。



 「わたし、しゅごいにょ?」


 「そうだね、だいたい成人男性で400くらい、500あればいい方で、魔術師になるなら800くらいいるかな。因みに僕は2500で、ロンド隊長…えっとジェイド隊長を叱ってた人ね、が5000だったはず。フィオーネちゃんはそれよりも上なんだよ。だから、フィオーネちゃんはすごくいっぱい魔力を持っていることになるね」


 「うわぉ…………」



 やっべー、なんか凄いことになってたよ。

 やっぱり魔力の量が半端ない気がしたのは私の気のせいじゃなかった。

 ツァールトハイト様が転生特典とか言ってたけど特典どころじゃ無くない? なんかどえらい事になってない?



 「まりょくいっぱい、わるいこと?」


 「……う、いいや、とってもいい事だよ。だから、頑張ってたくさん使えるようになろうね」


 「あい!」



 とりあえず、大丈夫のようだ。

 ただ、悪いことかと聞いた時にカミルさんがうんと言いかけた気がする。なんだろう、多いこと自体は悪いことではないがそれに付随してかなりの厄介事が待ってるとか? なにそれこわい。

 なんだろうな、すごい先行きが不安になってきたぞ……?





2017/03/11 加筆修正

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