暑すぎる部屋
鍵を忘れた隣の家の小学生の男の子が、扉の前で座り込んでいた。不憫に思った私は、彼を自分の家に招き入れた。それがきっかけで、彼は毎週金曜日の放課後に、私の家に遊びに来るようになった。可愛らしい笑顔や、思わせぶりな態度に、私はどんどん彼のとりこになっていった。だけど、7月の、暑い暑い部屋の中で、私は一生忘れることのできない経験をすることになったんだ。
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