ティエスタ記 1話
ストーリー的には進まない
ティエスタメイン 主人公とティエスタの2視点で進める予定
ティエスタ・ハーゲン。
これが彼女の本名である。彼女の周りはエスタと呼ぶ。本来彼女はソロではなく彼女の叔父がまとめているいる傭兵団の一員である。何故今回はソロなのか?叔父であり、ボスでもあるキジン・ハーゲンの命により「偵察部隊や補給、その他いろいろの役割の重要さを噛みしめて来い」とのこと。相手は一人でも対処できるであろうサイズテール。尾から出る溶解液さえ避ければ問題ないと判断された。サイズテールの構造の問題なのか空中に浮いた時のみ前方に尾による攻撃が来る。以前に部隊のみんなと対処していたため、注意点もわかっていたのだ。村の依頼によると、村の近くに出没してきたため、討伐してほしいとのこと。ある程度栄えている町と呼べる規模のところを渡り歩いている彼らが依頼を見つけ、受注した。
ティエスタが村に赴くとすでに被害、目撃情報の分布図が出来ていたため偵察の必要がなかった。が、地図を見ながら歩いても歩いても見つからず、村の調査報告に苛立った。
(この地図酷い。ん、こっちのはず)
一日またいで早朝、叫び声を聞いて歩き出す。すると自分より年下の傷だらけの子供が走りぬけていったのである。そしてその後ろからはサイズテール。ようやく獲物の登場である。尻尾の攻撃を気をつけながら数分。己の大剣で隙を見て攻撃し、片腕を切り落とした時、新たな気配を感じた。敵意は感じないのでいる方角だけ注意しサイズテールの攻撃をいなす。溶解液が向かったが気にもしない。地元の子供ならもう村に逃げているだろうと判断したからだ。サイズテールはいら立ってきたのか残っていた片腕にて大振りの攻撃を仕掛けてきた。避けながら間合いを詰め一振り。手来た感触で倒した事を判断し、少し気を抜くために息をつく。まだ付近に動物の気配が残っていたために視線を向けると座り込んだ子供が一人。さっきの子供だと分かるとまだ逃げていなかったのかと、呆れてのため息。周りには子供の気配しかないため、子供より討伐の証であるサイズテールの目を優先。稀にある金になる宝玉の確認する。どうやら今回はあたりのようだった。さっさと手持ちの袋に入れ子供のところへ。どうやら腰を抜かして、呆けているようだ。
「ん…」
手を差し伸べるが呆けている。差し伸べて引っ込めるのはなんか嫌だ。相手の反応を待つ。
「えうrごgあいgじゃおいぐおあbなせkgじゃおんばおbn」
何を言ってるのか全くわからない。顔に出ていたのか、子供が焦り始める。
「あlsjぐえなびあおpっぐrhgbプゲラ…」
こちらが何もしていないのに落ち込み始める子供。いや、何もしていないのが問題なのか。こちらは手を差し伸べただけである。
「もう、大丈夫。……村の子?」
口下手故に常用している言語も片言になる。傭兵団のメンバーなら通じるのだが…。そもそも言語違うんだが、気がつかないティエスタ。そんな中、子供はさらに呆けた声を上げている。
(どうしよう。…何が出来るかな。まず会ったら何する?………自己紹介?)
自分を指さし、自己紹介開始!
「ん、エスタ。…エ、ス、タ」
自己紹介終了!趣味やら年齢やらその発想がないティエスタだった。だが意図は通じたらしい。
「ん?ん?ああー(以下略)」
(アキト、アキト。ん、覚えた)
そろそろ動物の気配が集まり始めている。アキトを立たせ、その場を離れる。ジェスチャーで示すと理解してくれたようだ。ある程度離れ、しまっていた地図で村に向かう。ティエスタは地図を頼りに歩く。地図にある川を見つけ、子供の怪我を手当てしながら観察する。黒い髪、黒眼、一般的な服。言葉が違う。自分の周りが大人ばかりのため、年下の対処が分からないティエスタ。
(どうしよう。まず村。でも言葉が違う。村の子じゃない?売られてきた?……これが弟?)
考えすぎて思考が違う方向にぶっ飛んできているティエスタ。自分がいないと生きていけそうにない少年に保護欲が生まれてくる。身長的に子供から少年にランクアップさせている。まあ子供でも少年でも同じだが。地図にしたがい歩くが村が見えない。何度か川に戻ってくるため川に沿って歩く。2日かけてようやく村に辿り着く。これは地図について文句のひとつでも言ってもいいだろうと息づくティエスタ。言えるはず、例え口下手でも…




