61.大精霊ってすごいね1
間が開きました。申し訳ない
ソウリンが仲間になり、ホームが賑やかになった。
ソウリンは料理することが好きらしく今はフェンのためにクッキーを作っている。
スキル『精霊召喚』は特に制限なく、好きな時に好きなだけいてくれるので実質テイムモンスターと同じ扱いなんだろう。
ソウリンがクッキーを作り終わったらりゅーさんの所にもう一度行ってみよう。多分アナウンスにもあったように新要素なのだろうがもしかしたらりゅーさんは情報を持っているかもしれない。
持ってなくても僕が情報を売れば少しはゴールドが貰えるだろう。
ゴールドを貯めてキッチンをバージョンアップしてみたいのだ。
今は普通の台所なのだがバージョンアップをするとなんかすごくなるらしい。
なんでも可動式らしく、お菓子作り専用のキッチンが追加されるらしい。
「ソウリン。お金たまったらキッチンバージョンアップしような」
「うわぁー、それは楽しみだなー」
「クーーー」
「あ、後ちょっとだからフェン待ってて!!」
フェンはもう我慢の限界と言いたそうに鳴くがソウリンは慣れたように対応する。
「ソウリン。それ作り終わったらちょっと出かけよっか」
「本当??やったー!!どこいくの??」
「りゅーさんっていう情報屋の人がいるからちょっと精霊のことについて聞きに行くだけだよ。それが終わったら街の探索でも行こうか」
「わかった。それじゃーあと五分で完成するから待ってて!!」
そういい、鼻歌混じりでオーブンの中を覗くソウリン。
「クーー?」
「フェン、ソウリンが今作ってくれてるからもう少し待っててね。フェンは付いてくるか?」
「クーーー!!!」
「そうか、わかった、わかった。クッキーを持っていこうな」
フェンは当たり前と言わんばかりに僕の頭をつつく。
そうしてフェンと遊んでいるうちにソウリンのクッキーが焼けたようでこちらへとやってきた。
「出来ました!!それでは行きましょ!」
「そうだね。クッキーは袋に入れて。フェンの準備もOK??」
「クーーー!!!」
全ての準備を終えて僕達はホームを出る。
まず目指すのは情報屋ギルドだ。
相変わらず豪華で大きいお城みたいな場所だが通う内に慣れた。
本日二度目のノーミスでりゅーさんの出店に着く。
さっきとは違いりゅーさんの店は開いていた。
開いていたが、空いてはなかった。
「おぉー。すごい人。湖に来る人ぐらいいるねー」
「そ、そうだね。僕人混み苦手だからあそこのベンチにクッキーを食べながら座っとこうか」
「クーーー」
この間まで置いてなかったベンチがちょうどよく設置されていたので僕達はそこに座って待つことにした。
「あ、美味しい。すごい美味しいよ!!」
「クーーー!!!」
「よかったー。そう喜んでくれると嬉しい!」
本当に美味しい。
このゲームで過去1番美味しいかもしれない。
そのあとはフェンと遊んだり、ソウリンと話したりしているうちにいつの間にかりゅーさんの店には人がほとんど居なくなっていた。
まだ数人いたが、さっきみたいに溢れかえっている訳では無いので最後尾に並ぶ。
「そういえばソウリンってスキルどんなものがあるの?」
順番待ちをしている最中にふと気になり聞いてみる。
フェンと僕のスキルはホームに行けば確認できる。
ソウリンもそうかもしれないけどすっかり確認するのを忘れていた。
一応情報を売りに来たのに分からないことだらけではいけないだろう。
いざとなればソウリンに直接言ってもらうが。
「んー、ないかな。私達精霊はスキルってやつがないの!その代わり魔法って言うものを使うの」
「へぇー。なんか凄そう。それもりゅーさんに教えていいの?」
「もちろん!!ユーヤの役に立つなら全然OKだよ!」
そんなことを話しているうちについに僕達の番がやってきた。
今回も偶然後ろには誰もいないのでゆっくり話そう。
「やぁ、久しぶりだねユーヤ君」
「久しぶりです。りゅーさん」
「それで今日はどうしたの??それにその女の子は誰かな?」
「えーと、この子は精霊で…」
そう言いかけたとき、りゅーさんが突如大声を出す。
「えっ、それ本当なの??」
「はい、一応」
「すごいねユーヤ君!!!新発見だよ!!!それでその情報売ってくれるんだよね??」
「は、はい。そのために来ましたから」
「じゃー、どこで精霊を見つけたとか教えて貰ってもいい??」
困った。だいぶりゅーさんと仲良くなったが説明か。
難しいんだよな。起きたことを言葉にするのって。
そう悩んでいると隣からソウリンの声が聞こえてきた。
「私の名前はソウリン。精霊って名前じゃない!
それでユーヤと会ったのはソウリン湖周辺の森。
ユーヤとあと二人で私を助けてくれたの。
それでユーヤはまた来てくれて湖の呪いを解決してくれたから契約したの!」
「なるほど。それじゃー、ソウリンはソウリン湖の精霊ってこと??」
「んー、半分正しくて、半分は間違いかな。それと私は大精霊!!」
「うんうん。ソウリンは大精霊なんだ。精霊と大精霊の違いは何?」
「落ち着いて?最初に私について話すから」
「そうだね。落ち着こう。私未知のものに目がなくてね。ついつい熱くなっちゃった」
なるほど。ソウリンがしっかりりゅーさんの質問に答えてくれる。
圧倒的にソウリンのコミュニケーション能力は僕を超えているな。
「ユーヤ君もごめんね。ちょっと熱くなっちゃった」
「あ、いいですよ。それより後ろの人が待ってますよ」
そう、僕はソウリンとりゅーさんの話を聞きながらそれ以上に後ろの人がきになっていた。
話し始めたあたりから後ろに並んでいる。
「あー、じゃー受付終了しようかな。時間だし。
先に後ろの人だけ仕事するからちょっと待っててもらってもいい??」
「もちろん大丈夫!!私の事ちゃんと話すね」
「あ、僕も大丈夫です。待ってます!」
「ありがとー。じゃー、ちょっとまっててね」
そういわれ僕達は少し横へと移動した。
一分後ぐらいして最後のお客さんが帰っていく。
「おまたせー。じゃー、閉店させたからゆっくり話そうか。それでソウリンのことについて教えてくれるんだよね?」
「そう。ユーヤいい??」
「え?もちろんだよ。そのために来たんだからね」
「じゃー、話すね。えーと、なんかそんなまじまじ見られると恥ずかしいからまずはさっきも言ったけど落ち着いて」
りゅーさん。さすがにちょっと怖い。
目がキラキラしてて、少し腰が浮いている。
まさに知識欲の権化みたいになってる。
「ごめんね。どうしても自然に前のめりになっちゃって」
「別にいいよ。それで私はソウリン湖の大精霊でもあるし、水の大精霊でもあるの。だからソウリン湖の精霊だけじゃ半分しか正解じゃない!」
「なるほど。じゃー、ソウリン湖には他に精霊がいるの??」
「いるといえばいるし、いないと言えばいないかな?」
「どういうこと??」
「意思がない精霊を私が操っているの。あとはソウリン湖のお魚さんも一応精霊だけどソウリン湖でしか生きられない」
「なるほど。確かに中途半端なそんざいだね。よし、じゃー次は精霊と大精霊の違いを教えてくれる?」
「えー、その前にさっきの情報の価値を教えて!キッチン買うの。いいの買いたいからお金いっぱい欲しい」
ソウリンは欲望に忠実だった。
というか積極的だったのはキッチンのためだったのか。僕もキッチンをグレードアップさせてソウリンのもっと美味しい料理を食べたいと思ってたけど…
「あ、ごめんね。私のミスだね。今のはね5万ゴールドかな?ソウリンが特別ってことはわかったけど私たちに有益な情報じゃないからね」
「なるほどっ。確かにそうだね。あの子たちとは契約できないし」
「じゃー、大精霊について教えて!!多分これは高く買うことが出来ると思うよ!!」
「りょーかい。キッチンのために私の知ってるのとは全部話すね。じゃー、まずは精霊って知ってる??」
「えーと、ソウリンのこと?」
「違う!私は大精霊!!」
「じゃー、知らないな」
「じゃー、そこからね。精霊にもランクがあってね。意思のない精霊は微精霊っていうの。この子達はさっきも言ったように契約できない。それでその子たちの上にいるのが精霊。この子は契約が出来るの。それに魔法も使えるね。それでその上にいるのが私たち大精霊なの!!!」
「……。なるほどね。ちょっとはわかったけど今魔法って言った??」
「そう、魔法。私たち精霊はスキルってやつはないけどその代わり魔法を使うの」
「………。よし、魔法とスキルの違いは??」
「あ、また話が別のところ行っちゃった。それは後で話すね。今は大精霊の話」
「そうだね。ちょっとまた興奮しちゃってたみたいでね」
そう言いながらアイテムボックスから水を取りだし1口飲むりゅーさん。
こんなりゅーさん見たことないな。
それが僕が率直に思った感想だった。
久々の投稿。
リアルが忙しくて…。
すみません、言い訳ですね。
これからはもしかしたらこのようなことが多くなるかもしれません。
ご了承くださいー!!




