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60.情報屋りゅー

「ふむふむ、あーこうなるのか。強いと言ったら強いのかな」


ボソボソと呟きながら十五層で一人モンスターを狩る人がいた。

彼女の名はりゅー。


最大情報ギルド『攻略の巣』のリーダーとして情報屋のトップに君臨する情報屋だ。


そして今りゅーが試していたのは新スキルであった。


スキル『龍作成』


これは先日行われたイベントにてゲットした未発見スキルだ。

りゅーは情報屋として未発見のものに目がない。


それに今回は龍作成と言うスキルでいかにも強スキルぽかったので即取得したのだ。


「威力は中の上かぁ。使用回数は一日に十回で連発可能。発動場所によって変化して水の近くだったら水龍が、土のところだったら土龍ができると。


予想では火があれば火龍にできるし、稲妻の近くとかなら雷龍が出来るっぽいね。今度検証する必要ありか」


ぼそぼそとニヤリとした顔で呟く。

そして周りを必要以上に確認し誰もいないことがわかるとりゅーは飛び跳ねた。

「さいこー!!最高だよ。久々に来ちゃった感じ??未知?未知って感じ??うわぁー、早く明日にならないかなぁ?火と雷とあとは草とか?んーあと氷とかも行けそうじゃない??それなら誰に頼もうかな??


雷はあっ、いるね。氷もギルドにいるし、草もいる。火は有り余るほどいるし…。

あ、そーだ。ユート君にやってもらお。

未知とショタ。えへへへ」


かなり大きな声で独り言を出しているりゅーは傍から見たら変人であった。

いや、本当に変人なのだから仕方ないのかもしれない。


今りゅーの頭の中には新スキル五割、ショタ四割、残りはまだ安全エリア外なので警戒をしている。


しかし十五層のモンスターはりゅーにとってそこまで驚異ではない。

五匹ぐらいなら一人で倒すことが出来るだろう。


ピコン


『特殊クエスト大精霊の依頼がクリアされました。

精霊クエストが新たに解放されます。

精霊使いギルドが20層に設立されました』


突如空から音声が流れ、目の前に半透明の板が出現する。

これはなにか大きなことがあった時に流れる公式アナウンスだ。


「なになに、大精霊クエスト?二十層に精霊使いギルド??ふむふむ、誰かが二十層攻略した感じではないし、これはそういう感じかな?ま、とりあえずは情報屋としての情報収集をしとこー」


さっきのアナウンスを聞き、りゅーは小走りで十五層の安全地帯へとむかう。


りゅーの目の前に一匹のモンスターが現れる。

それをりゅーは鼻歌交じりに切りつけて一瞬で仕留める。


「情報屋トップレベルの強さ舐めないで欲しいなー」


そして仕留めたモンスターの素材を回収し、十五層の安全エリアヘと戻っていった。


そのままの足で転移装置を使い一層のホームへと戻る。


「とりあえずただいまー。元気にしてた??」


テイムモンスターであるしょーくんに話しかける。

しょーくんはご主人の帰りを待っていたようで嬉しそうにお出迎えをする。


そしてしょーくんと少しじゃれあったあとは情報屋としての仕事だ。

まずは各層にある自分の情報屋としての店の来客情報を確認する。


「えーと、ざっと五十人ぐらいかー。意外と少ないな。んー、あ、ユート君も来てるじゃん。

どうしようかな。フレンドだしメッセージ送っちゃおっかな??

けどな、ユート君は多分また来るだろうし今日はちょっと待っておこうかな??」


こうして今回もりゅーは一層の店を開けるのであった。


彼女の名はりゅー。

情報屋ギルド『攻略の巣』のトップに君臨し、他のプレイヤーからは、「探究心変態」「ショタ好き情報屋」と言われる女である。

ブックマーク100突破しました。

読んでくれている皆さんありがとうございます!


いやー、ジャスト4ヶ月間のんびりと暇つぶしで投稿しましたがまさか100を超えるとは。

底辺なりに頑張っているのではないでしょうか??


これからものんびりやらさせていただくのでお暇な時にお読みください。

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