56.隠し事
前回だいぶ間が空いてしまいましたので今回はなるべく早めに投稿できてよかった!
家の中に連れられた僕。
そのまま一度来たことのある部屋に案内された。
「ごめんね、ちょっとまってて」
そう言い奥へと入っていく。
そして、しばらくして紅茶とお菓子を持ちながらもどってきた。
「おまたせ。これ紅茶とお菓子なんだけど」
そういい、机の上に並べてくれる。
フェンはお菓子と言い出されたクッキーに一目散に飛びかかり食べ始める。
僕もフェンと一緒にお菓子を食べる。
そういえば前回来た時もそうだったがここの紅茶とお菓子が異常なほど美味しい。
「美味しいです!!」
「クーーー!!!!!」
「そう??ならよかったよー!」
あれ?なんか口調が変わってる気がする。
いや、そんな気がするだけだし聞くのはやめといた方がいいのかな??
でもなー、気になる…
「ん?あ、私が前より元気なことを気にしてるの??」
「え?あ、いや、はい。」
「あー、私が元気になったのは君たちのおかげなんだよ!!」
「僕達の??」
「そー。君たち悪魔を依頼以上に討伐してくれたでしょ??その中には上位のやつもかなり混じってたからだいぶらくになったんだよね!」
悪魔を倒したからげんきになった??
よく分からないけど元気になってよかったと思っておこう。
そして少し時は過ぎ、紅茶も飲み干した頃目の前に座っている(そういえば名前を知らない)少女が話し始めた。
「あのー、それでね。今日会えたのも何かの縁と言うことでお願いしたいんだけど。あ、もちろん報酬は渡すから!!いい??」
たどたどしく僕にそう聞いてくる。
さらに上目遣いを巧みに使い僕の心を揺さぶる。
「え、いいですけど僕弱いですよ??悪魔とかは…」
「ほんとー??ありがとう!!今回は悪魔とかじゃなくて…いや、悪魔のことなんだけどそうじゃなくて」
アワアワしてかわいい。
モジモジと言うべきかもしれないがとにかくかわいい。
「それでね、悪魔が出現する理由がわかったんだけど私はそれを触れないから取ってきてほしいなぁって話なんだけど」
「え、あ、はい。いいですよ!それでどこに??」
ぼーっとしていてしっかり聞いてなかった。
なんとなく聞いていた感じだと悪魔を出現させるものを取ってきてってことか。
「えーと、ソウリン湖ってわかる??その湖の中に沈んでいるんだけど、ユーヤは悪魔に効くスキルって持ってる??」
「あ、僕じゃないけどフェンが持ってます」
「なら大丈夫だね!!じゃー湖の中に一つだけ大きな石があるからそこにそのスキルで攻撃して欲しいんだよね」
「それだけでいいんですか??」
「うん、それだけでいいよー」
それだけなら多分僕だけでもできるだろう。
なら受けてみてもいいかもしれない。
失敗を恐れてやらないより、恐れずやった方がいいに決まっている。
「ならやれます。ところで申し訳ないんですけど僕まだあなたの名前を知らないので教えて欲しいのですが」
正直ずっと気になってました。
いつもなら気になっても聞かないんですが何故か今回は我慢できませんでした。
それにしても自分でもおどろきだな。
まさかこの僕が女性の名前を聞けるなんて。
いや、緊張するからじゃないよ???
ただ女性に名前聞くってなんかナンパみたいで嫌なだけだし…
本当にそんだけだから!!って誰に言い訳しているんだろう。
「あー、うん。まだ教えてなかったか。じゃー、ソーって呼んで!!依頼終わったら名前教えるよ!」
ソーか。
うん、あだ名ってことだよね??本名は依頼の終わったあとか。
なにか訳があるんだろうな。
じゃーそれまでは聞くのはやめておこう。
「分かりました。それではソーさん、僕は行ってきます!」
「はーい、お願いします!!!気をつけてー」




