48.恐ろしドッペル
「あとはドッペルちゃんが勝手に混乱させてくれます…」
「了解。それじゃースーリンは突っ込む準備、アリサは周囲の警戒をお願いね」
「わかってるよー」
やっぱりみんなつよいな。
僕も少しぐらいは役に立つように頑張ろ!!
*****
「おい、霧が出てきたぞ。ギミックか??」
「わかんねー。一応警戒しろ」
「は、はい。『探知』大丈夫です。十人の反応しかありません」
「おう、ならいい。警戒だけは怠るな。武器もすぐ持てるようにしておけ」
唐突の霧に慌てる一行。
彼らの大半は同じギルドに所属しており、今回のイベントで偶然合流したのだ。
「大丈夫だな。霧もだいぶ薄くなってきたし先に進むぞ」
「りょーかい」
その時だった。
「う、うわぁーー。誰かに攻撃されました」
先日入ったばかりの新人がそう叫ぶ。
つまり片方のチームのリーダーが攻撃されたということだ。
「警戒しろと言っただろ!探知役なにやってる!!
皆、武器を構えろ」
「すみません…『探索』『生命反応』あれ?我々十人しかいま…うわぁー、何するんですか??マスター裏切りです!!」
「そんなはずはないだろ。ここにいるのは誇り高き獣王団しか居ないんだぞ」
「しかし、今私が戦っているのは間違いなくもう片方のチームのメンバーです!!」
「冗談はよ……お、おい、お前何をする??」
「死ね」
「うわっ、おいおい。まじで裏切りかよ。総員よく聞け、攻撃してきた奴は裏切り者とする。容赦なく倒せ」
「りょーかいです」
そこからは乱戦だった。
斬りかかってくる相手を追いかけ戦う。
それが幾回も行われたのだ。
「おいおい。全滅かよ…」
そしてあっという間にギルドマスターだけになった。
「『影移動』『急所』」
「う、あー。スーリンか。これはきついな」
「ごめんね?あれ全部うちのチームのやつだから」
「ん?は??まじで??」
「まじまじ。じゃー死んだらログ確認するんだね」
そうスーリンはいい、誇り高き獣王団が全滅した。
「負けたか…」
「マスター。これみてください。戦闘ログなんですが…」
そう言われログを見る。
するとまず霧を出したのはりゅーだったことが判明する。
そして、裏切り者なのだが結論から言うといなかった。
なんと、霧の中に二十もの人影が会ったのだ。
「そーゆうことか。完敗だな」
「探知も、生命反応も、探索にも引っかからなかったのに…」
「そうゆうスキルなのだろう。よし、また戦闘訓練し直すか」
「「「「りょーかい!!」」」」




