クラスメイトと担任教師
どうもです♪
ブックマークにいれてくれた方々本当にありがとうございます__
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それではどうぞ♪
風音が行き着いた教室は1年2組、まだそこまで集まってはいなかった。
風音は適当に場所を決めて椅子に座る。すると、
「…あれ?水無月君?水無月君もこのクラスですか?」
聞いたことがある声が風音の耳に届いてきた。風音は後ろを振り向くと、
「三木谷?…そうか、三木谷もこのクラスか」
そこには先程出会った女子生徒、三木谷雅が座っていた。入学式では隣に座っていたのだが、クラスを言わずにそのまま別れたのでてっきり別のクラスだと思っていたのだが…、
「はい。クラスまで一緒だとは…、何かの縁ですかね…。フフ…」
雅は笑みを見せると風音も、そうだな…と微笑む。
チラホラ教室に入ってくる生徒が増え始めており、数分もしないうちに1年2組の生徒全員が揃った。後は担任の教師を待つだけなのだが…、どうにも来ない。
「…おかしいですね…予定の時刻はとっくに過ぎてるのに…」
雅が時計を見ながら呟く。集合時間より10分ぐらい遅れている。他のクラスからは担任の教師の声が聞こえてきており、来ていないのはこのクラスだけだ。周りの生徒も少しざわつき始めてきている。すると、突然扉がバンッ!と開く。クラス全員の視線がそちらへ振り向くと、一人の人物が入ってきた。
「…ふうわぁ……。ねみぃ…」
入ってきたの女性だった。…なんか色々残念な気がするのは何故だろう?服はその辺から引っ張ってきた様な服装で、その上にクシャクシャになった白衣を着ている。髪も寝起きなのか寝癖が所々ついており、目の下にはくまが出来ている。化粧もまともにして無いことが分かるのだが、それでも美人だというのが分かる。体型も普通のモデルとそう変わりない…ただ所々ボロボロなので、何か勿体ないという感じだ。
「(…綺麗な人なのに…何か残念だ…。白衣着てるから科学者か何かか?…仕事に生きてるって感じだな…。…何故だろう…物凄い身近な人と重なる…)」
風音が思い浮かべたのは自分の姉だ。姉もだいだいあんな感じなのだが、家だけなのでまだいい。
「…あー、私がお前らの担任になった渋崎奏世だ。まぁ適当によろしくー」
「「「「(本当適当だな…)」」」」
クラス全員の心が一致した気がする。まぁそれはいいとして…、
「(…奏世?…どっかで聞いたことあるな…。誰だったけ?)」
風音は目の前に立っている担任の教師を見ながら考えるが出てこない。TVか何かで聞いたことがある気がするのだが…。
「…えーっと…ちっ、めんどくせぇな…七夕の野郎、受け持たねえって言ったのに押し付けやがって……まぁ取り合えず、自己紹介からはい、そこの奴から…」
そう言うと奏世は教卓の椅子に座る。早くしろと目で最初の生徒に訴えていた。最初の人は少し不便である。
「…えーっと、私は―――」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
自己紹介がどんどん終わっていき、次は風音の番になっていた。何を話せばよいのか全く検討がつかない。いきなり心装武装が使えません…とか言ったら確実に変な目で見られるのは確定だ。
風音は普通にやろうと頭をリラックスさせる。
「次…そこの奴」
「…はい。えっと、水無月風音と言います。よろしくお願いします…」
簡単な自己紹介だが、風音以外もこんな感じだったので特に何も言われることもなく過ぎると思ったのだが、
「…水無月…?…お前、翠蓮の弟か何かか?」
風音はそこでへっ?となる。今まで特に興味も無さそうに聞いていた奏世だが、水無月と言う言葉に興味を示した。しかも…風音の姉を知っている雰囲気だ。雰囲気からすると、知り合いか何かだろうか?
「…えっと、はい…水無月翠蓮は俺の姉ですけど…」
その言葉にこのクラスいる生徒全員が驚きを見せた。外国からの留学生。長々語っていたお嬢様。無口っぽい女子生徒に、眠そうな顔をしている生徒等々。後ろの雅も口に手を当て驚いていた。
ただ、奏世一人は、
「…ククッ、アハハハ!!なるほどな…そう言うことか七夕。…へぇ…お前が噂のイレギュラー入学者か…」
笑っていた。しかも何か分かったような顔をしている。それに変な異名までつけられていた。
「い、イレギュラー入学者!?」
「ああ、七夕の奴からそう聞いているが?」
奏世は笑みを溢しながら風音をじっくりと見る。風音は頭の整理が追い付かず困惑していた。周りの生徒もヒソヒソ話始める。
「…まぁそれよりも…翠蓮の弟か~。……似てねぇな…。ああ、義弟って言ってたっけ?」
奏世は周りに聞こえないように一人でブツブツ呟いている。そして七夕の真意がようやく分かった。
「(…てことは、あいつか…。ったく…七夕の奴も無茶する…。…もし失敗でもしたらどうすんだよ…、確実にあのブラコン大聖が関係者もろとも潰しに来るぞ……。うん?いや…今回はあいつも承諾してんのか……ならいいや…)」
奏世は自分で整理をつけると風音の方に目をやる。風音は風音で姉の知り合いだと知らされ、思い出したかのように声を上げる。
「…あっ…、思い出した。いつも姉さんが名前を上げてた奏世って……、十二心将の『天帝』…渋崎奏世…?」
「あー懐かしいな…そう呼ばれてた時もあったな…。まぁあいつとは古い仲でな…、取り合えず私も元十二心将だ」
その言葉にクラス全員二度目の驚愕。まさか目の前に立っている人物が元十二心将だったとは…全然そうには見えない。
『天帝』
当時弱冠14歳でその名を轟かせた最年少の十二心将。その戦い方は他者を一切寄せ付けず、ありとあらゆる魔法で全てをなぎ払い、あの『神獣』をも倒したと言われるほどの実力者だ。
『神獣』
幻獣の更に上を行く上位種。神獣は神話を象るものが多く、殆ど謎に包まれているが、並みの使い手では絶対に勝てない幻獣だ。
そんな相手にたった一人で挑み勝ったのだこの人は…。
「…まぁ昔の話だ。…それよりも、後がつっかえてるだろうが…さっさと座れ」
あんたが話吹っ掛けてきたんだろ?理不尽だ!!
風音の思いは届かず儚く崩れ散った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「――っと…これで全員だな?」
自己紹介が一通り終わり、次に何をするのか奏世は配られたプリントを見ていたがやることが多いのか不機嫌そうに舌打ちをしていた。
「(…何で教師なんかになったんだ?)」
疑問だ。あんなに嫌そうにするなら教師なんてやらなきゃいいのに…。
窓の外を見ながら考える。いやそう考えるしかなかった、何故なら…、
「「「「…………」」」」
視線が痛々しい。所々から風音の身体めがけて視線が突き刺さる。特に何名からか強い視線を感じる。
「(……やっぱりあれだけ話せば嫌でも注目は浴びるか…。それにイレギュラーって……はぁ……)」
イレギュラーの意味は風音自身分かっているのだが、他の人は少し違う解釈をしているのかもしれない。もし心装武装が使えない事を知られたらどうなるか…。だが、そうなるのも時間の問題だ。
ここの学園長は何故入学を認めたのか、それに…
「(…あの人は何か分かってたような口ぶりだったし…本当何なんだよ…)」
現在風音の心の空模様は曇りだ。どんよりとした空気にしかなれない。
「…おいお前ら~取り合えず明日の事と今月の行事について話しとくぞ~。…ああ、めんどくせぇ…」
奏世はダルそうに電子黒板の方を向き、画像を出して説明を始める。
「明日は身体能力の測定だな。各々の心装武装と魔力を見る…。って言っても心装武装はその形状を変えたりするからな、取り合えずって所だ。魔力の方も心装武装の在り方一つで変わるからな…低いからって諦めんなよ~。後、明日は一日測定だからな」
ちゃんと説明をしてくれるので、風音は区切りはちゃんとつける人なんだな、と思ったのだが…、
「…それと毎年だが、必ず心装武装の力を見せ付けようとするバカが出てくる。…問題は起こすなよ?もしやるんだったら『バレないようにやれ』。バレたら風紀委員が煩いからな……、私まで言われる…。いいな?もう一度言うぞ、問題は起こすな。起こすんだったらバレないようにやれ……、もしバレたりしたら……、
…………わかってるよな?
そこのところ頼んだぞ~」
「「「「(……怖ええぇぇ……」」」」
どこの世界に生徒を脅す教師が居ようか。そんなものはフィクションだけだと思っていたが、本当に存在するとは…。
「(問題起こすんだったらバレるなって……教師が言うことじゃ無いだろ……)」
風音はため息をつきながら、この人本当に大丈夫何だよな?と本気で思ってしまう。
そして特に気にすることもなくふと右を向いたらある一人の女子生徒と目があった。丁度同じタイミングで目があったとか、そういうロマンチックな事では無く、風音を最初から見ていたようだ。自意識過剰とかでは無い。向こうのガン見である。
「(……滅茶苦茶見てきてる…。確か…留学生の子だったか?)」
この蒼真学園は外国からの生徒も快く引き入れる。日本は世界の中でも技術、人材共にトップの方の位置にいるし、中でも『異世界』との境界が日本が一番近い。勉強と言う事も兼ねて日本へ留学してくる人も少なくない。
彼女もその一人だろ。
「(名前は……アリス・ツインフォーレンクルス…だったか?)」
自己紹介を聞いていて日本語が流暢だったし、何より留学生とその特徴的な赤髪で風音もすぐに名前を覚えた。
まぁ先程悪目立ち…では無いが、異様に目立ってしまったため視線を向けられるのは別に変なことでは無い。他にも『まだ』見ている生徒がいるようだし…。
「それと今月の行事だが…今から二週間後に一年生による新人戦が行われる。新人戦は二日間、前半戦と後半戦がある。…まぁ詳しいことは後々話すが、新人戦は全員参加だ。いいな?全員参加だぞ?…分かったな」
チラリと奏世は風音に視線をやった。風音もそれに気付き、内心焦る。
新人戦と言うことは勿論、魔法アリ心装武装アリの戦闘になることは間違いない。
「新人戦は二年生全員と三年生の一部が見に来るからな。萎縮するなよ~」
終わった…何と言えばいいのか分からないが終わった。風音は机に突っ伏す。
一年生のみならず二年生にも見られ三年生にも見られる。どうすればいいのか検討もつかない。
風音は本日…もう数えるのも鬱陶しいくらいのため息をつくのだった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「…水無月風音…」
赤髪の少女――アリス・ツインフォーレンクルス。
アリスは風音の名前を呟き、そっと風音を見る。
「…あの斉天大聖の身内…、相手にとって不足無い」
静かにその紅い目に闘志を燃やし、自分の心を熱くする。
アリスは幼少時の頃を思い出す。あの『惨劇』は今でも忘れていない。夢にだって出てくる。空を埋め尽くす大量の幻獣。燃え盛る炎に、人々の怒声や悲鳴。そして、その日に失った大切な友達。
私は強くなった。
――本当に?
ああ。
――その強さが偽りだとしても?
構うものか。
アリスは自分の最初の標的をその目に焼き付けた。
こんばんわ♪
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文が稚拙になっているところが多いです。
文才が欲しい…。
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