第十話:長官からの依頼
アリス「一ヶ月以上もかかる依頼なんて、よっぽど言い辛いモノだったのね!わかるわ!」
ご、ごめんなさい・・。
こちらも全員自己紹介を終えたところで、俺たちは長官の豪徳寺さんに案内され、奥に設けられているという彼の部屋、つまり長官室へと向かった。
長官室は、やはり先程の実験室もどきの妙な部屋とは違い大分立派な部屋で、真ん中に大きな机があり、それを挟むように入り口側に椅子が三脚、そしてその向かいにおそらく長官用であろう立派な椅子が置かれていた。
案の定、豪徳寺さんは部屋に入るなりその椅子に腰かけた。そして、俺たちは豪徳寺さんと向き合うようにして椅子に座る。日下部さんとカワちゃんさんは、豪徳寺さんの横に付き添うようにして立っていた。
俺たちが全員座ったのを見たところで、豪徳寺さんが胸ポケットから煙草を取り出す。しかし、彼がそれに火を点ける前に、それを止める声があった。
「あの、すいませんが、連れが煙草が苦手なもんで遠慮してもらってもよろしいですか?」
そう丁寧ながらも有無を言わせぬ口調で言ったのは、晴明だった。ここで言う『連れ』とは、俺か"ご隠居"のどちらかだろうが、別に俺は煙草が苦手ではないし、そのようなことを晴明に話した覚えもない。ということは、"ご隠居"は煙草が苦手なのだろうか?横目でちらっと"ご隠居"の顔を窺うと、"ご隠居"はまるで親の敵でも見るような目で豪徳寺さんの持つ煙草を睨み付けていた。どんだけ煙草苦手なんですか、"ご隠居"さん・・。
しかし、そんな晴明の苦言や"ご隠居"の視線を受けても、豪徳寺さんは一切動じた様子は見せず、からからっと豪快に笑って先程取り出した煙草を加え、そしてかじってみせた。そう、かじって・・って、えええええ!?
「ガッハッハ!!心配はいらねえよ。こいつはただのココアシガレットだ。一年前に医者から禁煙しろって言われてな。煙草はやめたんだが口元が寂しくってよ!だからこうして煙草っぽいもんをくわえて我慢してるってわけよ!」
そして、豪徳寺さんは少しだけかじったココアシガレットを、晴明に「いるか?」と言って差し出してきた。それに対し、晴明は「美人と間接キスなら大歓迎だが、誰がおっさんと間接キスなんてするかボケ。」と辛辣な返事を返した。
そのあまりに無礼な言い分に、一瞬豪徳寺さんが怒りださないかとひやっとしたが、豪徳寺さんは「つれねえなぁ。」と言ってガハハと笑うだけであった。豪徳寺さんが懐の深い人で良かったあ・・。
「さて、オープニングトークはこれぐらいにして、そろそろ本題といこうじゃねえか。」
そう言うと、豪徳寺さんは急に真面目な顔になりこちらを見つめてきた。先程までの愉快な雰囲気とはうって変わった仕事モードに、俺の背筋も自然と伸びる。そして、こちらもまた仕事モードに入った晴明が、若干机に身を乗り出して話を切り出した。
「そうですね。それでは、依頼内容の方を話して頂けますか?」
「ああ、もちろんそのつもりだ。で、その依頼なんだが・・」
豪徳寺さんが語ったその依頼内容に、晴明は訝しげに眉をひそめて改めて確認をとった。
「乳児連続誘拐事件の犯人を見つけてほしい?・・失礼ですが、それは私たちではなく貴方達の管轄の仕事だと思うんですけれど。」
「そりゃ、ただの誘拐事件なら俺たちもこんな困らないさ。おい日下部、例の事件の資料寄越せ。」
視線だけは晴明に向けたまま日下部の方に右手を差し出した豪徳寺さんに、日下部さんは「お、ようやく出番でござるね!委細承知!」と元気良く返事をした。
そして、徐にポケットに手を突っ込むと、「あれ、どこにしまったでござったかな~?」と言いつつ次々と色んなモノを取り出していく。
煎餅にのど飴にガムに十円玉に山葵(チューブ入りのやつ)にスライム(なぜそんなものポケットに入ってる!?)にetc・・。しかしながら、なかなか肝心の資料とやらは一向に出てこない。
日下部さんが出したモノが机の上に小さな山を作り始め、豪徳寺さんが若干眉間にシワを寄せ、"ご隠居"がその光景に面白そうに目を光らせる中、日下部さんは眉を下げて困ったような口調でこう呟いた。
「あれ?おかしいでござるなー。資料がないでござる・・。あ、もしかして!」
と、そこで日下部さんは何を思ったか豪徳寺さんのズボンのポケットに手を突っ込んだ。そして、そこから出てくる綺麗に折り畳まれた紙。
「いやー、拙者としたことが長官のポケットに資料を入れていたのを忘れていたでござるよ!テヘペロ☆」
「手品紛いのことする暇あるんならさっさと出さんかいこのスカポンタン!」
コツン☆と可愛らしく頭を小突いた日下部さんに、その倍以上の威力の拳骨が豪徳寺さんから加えられる。なんか「ぐわぁぁ!!」とか叫んで踞ったけれど、これはまあ自業自得ですね。
日下部さんから資料をもぎ取った豪徳寺さんは、若干気まずそうに頭を掻きながら、俺たちに資料を渡してくれた。
「すまねえな。俺の部下がバカやらかしてよ。」
「まあ、気にしませんよ。そういうのにはこっちも慣れているんで。」
上に立つ者同士、豪徳寺さんと晴明には何か通じるものがあるかもしれない。互いに視線を交わした後、がっちりと手を握りあった。
「のう、どっちかと言えばお主の言動に振り回されておるのは儂の方じゃと思うのじゃが、何故お主がそこで長官殿に共感するのじゃ?」
そう言って、じとっと"ご隠居"が納得できない表情で放った視線を、晴明は素知らぬ顔でスルーしたのであった。
アリス「本編の出番がしばらくない皆のヒロイン、アリスちゃんと!」
作者「作者の雑談コーナー!」
ドンドンパフパフ♪
アリス「ところで、久しぶりの投稿にしてはずいぶん中途半端なところで終わったわね。」
作者「・・ごめんなさい!(スライディング土下座)」
アリス「どうしたの?私に言ってみなさい!」
作者「途中寝落ちしてて・・でもなんとか投稿しないとと思いこんな中途半端な文字数になりました!本当に申し訳ない!」
アリス「そう!次は気を付けなさい!ところで、私が話したいのは『まほいく』についてなんだけれど。」
作者(あ、こいつ話聞いてねえな。)
アリス「とうとう最新話で私好みのロリが出たわね!しかも名前もアリスで私と同じ!これはもう運命!デスティニーじゃないかしら!」
作者「え、あの作品他にもロリいるじゃん。見た目だけなら、ルーラとか、あとラ・ピュセルとかリアルだとアリスの好きなショタじゃないか。」
アリス「・・ねえ、それ以上私の傷口広げるような真似したら薬の実験台にするわよ?」
作者「あ、はい。すいません。」
アリス「とにかく、アリスちゃんマジ可愛いわよね!独特の動きといい、あのビジュアルといい、なかなかに好みだわ!」
作者「アリスはアリスでもハードゴアだけどな。あの子だけなんか世界観違くないか?いや、カラミティ・メアリも大概だけどさ。」
アリス「最新話は特にやってること魔法少女っていうよりヤクザだったわよね。少し笑いそうになったわ。」
作者「てか、ハードゴア・アリスあれ無敵じゃない?」
アリス「そう!だからいいのよ!あんだけ強ければ死ぬ心配もない!思いっきり愛でられるわ!」
作者(はい、フラグ乙。)
HGアリス「私も、アリスちゃんにあやかって今からHGアリスに改名するわ!」
作者「その表記だとどこぞの一発屋芸人みたいなんですが・・。ロリショタコンでハードゲイとか、お前どんだけカルマ重ねるつもりだよ。」




