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自分だけの楽園スキルの運命  作者: 安藤昌益


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勇者と魔王も追放➁

「敵対する魔王とそれに与する勇者を蹴散らしたところまでは問題はなかったのよね。その後、自称魔王、つまり部族を代表しているわけではなく、部族から認められた存在ではない魔族の一戦士で、実力があり過ぎて、徒党もその力につられて集まって、既存の部族、国の体制、それを率いる、あるいは認められた、魔王とその勢力に抗して、未開の統一魔王を目指す奴が現れたのよね。そいつに、いわゆる闇落ちした勇姿やがくっついて・・・各地を魔界も人間界もなく暴れまくったのよ。まあ、魔界を統一するというほどの実力かというと・・・難しいわね。私一人ではとてもかてそうになかったわ。そうすると、何と私の国の中から、この持しよう魔王に同省する連中が出てきたのよ。彼らと合流して、私を倒そうということになったわけ。それを見て、同盟国から勇者や部隊の支援があった、そいつらを何とか撃退して、倒したわ。それがどういうわけか、私が魔界統一魔王になろうとしていると言い出す勢力が出てきたのよ。それが人間達からというより魔族の中からで、私の国の国内の人間やともに戦った勇者などからは弁護の声が出たのよ。私の部族の上層部がその話を信じたというか、そういう主張が主流になって私に追放を宣告してきたのよ。流石に同盟国の決定に異を唱えることは勇者達にはできなかったし、領内の人間達の反対にも限度があって・・・、その上、どういうわけか別の女を魔王に即位させてな・・・。それで行く当てもなく、魔樹の前で泣いていたら・・・ここに、というわけ。」

と言ってがっくり肩を落とす魔王ラベンダに、同時用しきりのサーケだったが、

「それって、その女達の陰謀じゃないのか?なんか単純というか、荒削りのような・・・。ところで、ま・・・ラベンダには、婚約者か、旦那はいなかったのか?失礼だけど年齢的にはいてもおかしくないようなんだけど。ああ、いたら味方をしてくれると思うし、もしかすると待っていて・・・。」

という考えに達したのだが、

「・・・いた。旦那と・・・愛人が・・・。夫は大切にしていたけれど、政略結婚だし、あいつにも私公認の愛人がいた・・・。」

「その旦那と愛人が、真っ先に裏切ったとか?」

と言ってからサーケは、しまったと思った。図星という顔になったからだ、ラベンダが。


「勇者様の方はどうなのよ?随分時間を与えてあげたのだから、十分説明できるでしょう?」

とハマナに振ろうとした。

「分かりましたよ、魔王様。私が時間をちょうだいと頼んだんだものね。何とかまとまったわ、頭が。それから一応言って起きまいね、私も。私も旦那ではないけど婚約者と恋人がいましたよ。戦いの仲で親しくなった仲間とね・・・つい・・・。もちろん婚約者と結婚するつもりだったし・・・う~ん、関係はもうできていたわよ。」

と言い出した。ラベンダは、少し横を向いた。


「何とか魔王様を守り抜いたのよね。どうして魔王様を守らなければならなかったのかと言うと、彼、まだ少年でひ弱だったのよ。同盟国が状態なら援助してでも守るのが当然でしょう?ここで守ることで、援助することで将来の貸を作ることになるし、より強い連帯が生まれるものなのよね。わかるでしょ?それがわからない連中がいるのよね。何とか私が撃退した相手と協調する方が得策だと言い出して・・・。外交交渉かなんかで、そちらとも提携関係になるとかならいいわよ。それがどうして、こちらが、まあ中心が私だけど、手を出すから相手を刺激するんだと言い出して、かつ、同盟国の魔族の国も私がいなければ和平がしやすいのではないか、などとまで言い出して、挙句の果てに一時的に撤収して全てをチャラにしてしまおうと言い出したのよね。そんなことをしたら、攻めてきている方に絶交のチャンスを与えるし、昨日までの戦友を裏切ることになるじゃない?でも、私が一人で戦っているわけではなく、結構な部隊も送っているから、財政的にもかなりの負担だし、戦死傷者もかなり出ているから、不満も哀しみもあるから。声の大きな連中に、あくまでも一時的に考え直すとかいう言葉にみんな乗っちゃったわけ。そしたら、仲良くしようなんて申し入れなんかなし、攻勢は激しくなってどうしようもないということになって慌てて私に行けってさ。言ったらいいけど、魔王様は信頼失墜で内部分裂で苦しい状態、正統を名乗る勢力が複数あって、どれを支援したらいいかということになる状態。旧知の魔王様を捨てて、彼の勢力が弱まっているから、より強い勢力と提携しようと言い出して・・・。私は反対したし、現地ではその魔王様とともに戦わざるを得ない状態になって・・・。そうこうするうちに、和解を成立させたということになって・・・私は従わざるを得なくなって魔王さんの所を離れたのよ。安全は確保されたはずだったわ。それが、そのすぐ後に砦を包囲されて討ち死に。役を違えた奴らを助けるのは癪だったけど、しかたがなく援軍に行って戦ったけど形成は次第に不利に。現地での奮戦でも、私達信頼をすっかり失っていたし、その上助けてやっている連中が口に蜜あり、腹に剣ありだったのよね。そしたら、自分達ならもっとうまくやれるなんていう勇者が現れて、私は解任。ひしたらね、その勇者が大敗。笑いたかったけど、そいつったら厚顔無恥な奴で、私が原因で失敗したと言い出し、それに乗る連中が決定を牛耳っていて、私は追放のうきめになったわけ。婚約者も交尾とも、その糞勇者達に媚を売って、私との関係の清算を言って来て、あろうことか私のことをブスだ、不感症だ。とか何とか言いだして・・・。それで聖樹の前でがっくりしていたわけ。」 

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