5:新しいスキルと武器
PV数が上下するのってなんでなんですか?あと、ふりがなの仕様がわかりません。
自宅へ戻りゲームをログインする。
「遥……いや、シルバは本業のゲーム配信だったか」
武器は残った金で一番強そうなのを買った。しかし、所持金が無くなったのがでかい。痛い出費だ。
「近くでレベルでも上げるか」
レベルや金をある程度は集めることはできた。
「アイテムが消えたとは言っても楽勝だな」
夜のモンスターは朝のモンスターよりも強くなっている。一撃のダメージはかなり痛いが動きは変わらないからカウンターは可能だ。あとは、強い武器が欲しいところだけど……
そういえば、フィールドでは低確率でレアモンスターが出るらしいが。
「やめろっ!!やめてくれ!!」
叫び声が聞こえた。もしやハルか!?いや、ハルなら叫ぶ前に倒しているはずだ。
(希少エネミー、ドラゴンフライビートル)
そのエネミーは人の形をしていてトンボの頭があり、羽も生えている。胴体は茶色の甲殻に守られていて、モンスターに相応しい見た目だ。
「大丈夫ですか!!」
「あぁ、よかった。助けてくれ!!」
やられていたプレイヤーは初心者だろう。ジョブはシンプルな西洋刀なため、ソードマンだろう。
「あいつ、攻撃が通らないんだ」
「まじかよ」
確かにあの硬そうな殻に、刃物は通りそうもない。
「なら目だな」
ドラゴンフライビートルは羽を羽ばたかせ、突進を仕掛けてきた。
『カウンタースラッシュ』
やはりハルよりも数段遅い!!しかも頭に『スラッシュ』が入った。
左目の複眼が潰れたドラゴンフライビートルは膝から崩れ落ちた。やはり、目が弱点だった。
ブチィ………ブチィッ
そのエネミーは自分の羽を引きちぎった。その羽をまるで刀のように扱っていた。
「もしや……」
その刀奪えるかも知れない。
ドラゴンフライビートルは刀をクロスさせた。攻撃の合図だ。
『カウンター』
突進攻撃をカウンターした場合、そのモンスターも攻撃もすり抜ける。
「ぐぇ!?」
すり抜けた攻撃がさっき助けた人に当たった。
「なんかごめんなさい!!」
そう言っている暇はなかった。ドラゴンフライビートルは声を出し、近くの蛍を集めた。
(スキル ムーンライトバグズ)
集めた蛍を塊にして射出してきた。これは、カウンターするべきじゃない。
俺は横にローリングして攻撃を交わした。蛍は俺の後ろにあった大岩を削った。やはり、危なかった。シルバが言うには周りの物体を破壊する攻撃はカウンターできないからな。でも、再使用には時間が必要なはず。
「やっぱり強いな。しかしこれはどうかな」
レベル25から手に入れた新しいカウンター。ここで使おう。
『居合』
このスキルを使うと構えたまま、動けなくなるが、攻撃が自分に重なる上手いタイミングで抜刀すると、大きいダメージを与えられる。
「来いよ」
来た攻撃は上からの斬撃。やはりモンスター、動きが単調だ。
『抜刀』
タイミングは良好。必ず当たる!!たが、惜しい。目には当たらなかった。
「あれ?」
実際甲殻は硬いだけであり、実際破壊することは可能であった。そのため、俺の抜刀はドラゴンフライビートルの胴体を真っ二つにした。
まぁ、結果オーライだ。倒すことはできたし、目当てのものが落ちていた。
(甲殻刀満月)
それがしかも2本だ。つまり二刀流が可能である。でも、二刀流にすると動きのキレがが落ちるんだよな。
「まぁ、後で考えるか」
ピロン
フレンドログイン通知だ。フレンドのログインとログアウトがわかるのだから便利なものだ。
「さぁ街に戻るか」
ドラゴンフライビートルがランダムで出現するモンスターの中で一番遭遇率が少ないように設定されていることは、今のカエデには知る由もなかった。
小ネタ ドラゴンフライビートル
夜の満月のみに出現するレアエネミーである。残り体力で形態が変化する特性を併せ持つ。序盤のフィールドに見合わない強さを持っている。
スキル
プレイヤーやエネミーが使用する技。プレイヤーがスキルを使う場合は、MPやスタミナを使用し、エネミーの場合は再使用までの時間が設けられる仕様になっている。




