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UNI短篇集  作者: Taisho0818


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3/4

紫翠煌葉

超能力"ギフト"が全世界に広まった近未来の世界で有り余る力で暴走している人たちを特務機関の仲間たちで全世界を救いに行く(短篇集です)

登場人物

識名理岳しいなりがく

紫翠誠しすいまこと

紫翠了しすいりょう

神宮皇かみみやこう

紫翠煌葉しすいこうは

那由多有生なゆたゆう

識名智岳しいなちがく


紫翠煌葉 32歳 6月18日

俺は生まれた時はよく寝る子供だ、そんな勘違いでいろんなことに困っていた。

よく寝ているから自分のやりたいことが全然出来なくなって泣いたこともよくある。

3歳の頃に無理をしてとても高い熱が出たことがあった。この時に自分のギフトが授けられた時。俺の能力‘’自己の書き換え‘’。

あらゆる事象を自分の前に現れた時に自分の培った努力を糧に叩き潰すことができる能力。

この時授かった。そして‘’そのヒト‘’にずっと言われた。

「お前にとってのこの力。何がなんでも達成しろ。絶対に諦めるな。お前にはそのギフトは有り余るだろうが、負けることは絶対に許さない。強くなっていろんな人を助けないといけない。なら、‘’努力‘’はお前にとってのチカラ。絶対に成し遂げろ。絶対に取り切れ。絶対に諦めるな。いいな。あとは自分で考えろ。感覚でわかるようになるんだからな。頼んだぞ。紫翠煌葉」

俺はこの夢をずっと覚えていた。ずっと覚えていたけど状況は良くならなかった。

このチカラは呪いなんじゃないか?考えて泣きたくなるぐらいに何も出来ない自分に腹が立った。

腹が立つ。この怒りで12歳の時に動き始めた。絶対に成し遂げる。熱が出ようとも構わす‘’歩いた‘’。何もかも腹が立った。勉強が出来なかった。どんなに眠たくても絶対に諦めなかった。本当に腹がたった。みんなに分からないから問いかけた。最初はなんだこいつ、そんな目をしている人間も俺は腹が立つ。ずっと頑張って仲まを増やしてきた。

腹が立つ。その意識が変わったのが14さんの頃。体の使い方を自然と習得できるようになり始めた。なんで自分は身体が弱かったのだろう?

世界が変わったような感覚になった。嘘だったかのように自分の暮らしが楽になり始めた。

疲れた身体は無くなった。好きなことを何もかもできるようになった。嬉しかった。世界に認められたようなすごく清々しい気分だった。

でもダメになり始めた。28歳の頃、また疲れた身体になってしまった。何もかもできなくなった。塞ぎ込み始めた。もうダメなのかもしれない、そう思っていた。そんな時にあの夢をなぜか思い出した。

あの夢はなんだったのか?絶対に成し遂げる、絶対に取り切る、絶対に諦めるな。

この言葉。俺は今怒っていない。いや怒ったらダメだ。とても疲れる、怒るとダメになることが多かった。怒らないか….うん‘’優しい‘’が正解なんだろう。じゃあ取り切る、努力して準備しないとできない。うん準備は‘’努力‘’なんだろうな。うん正解だ。じゃあ諦めるなはどうだ?….うん難しいな。諦めるは終わりがないな。…うん、諦めないは努力じゃないな。うんじゃあ諦めないことは‘’達成‘’がある。努力は諦めることもあるし、終わりがあるな。うん、達成の喜びで自分は他人に優しくできる。優しくするためには自分は努力して他人を理解しないといけない。怒るは違うのか?違うな、優しさは怒るじゃないな。努力は終わるけど終わらない。達成感があるから努力できる。うん、これだな。じゃあ俺は自分のことを我慢するのか?違う、俺はずっと我慢してきたんだ。もう自分に優しくして努力するために怒りでいろんなことをやり遂げなくていいのか。もっと許容しないとな。それじゃあ俺は怒りじゃなく、‘’楽しく‘’したいな。そう俺は‘’楽しく人生、生きたいんだよな‘’。

よし!俺は人生楽しくしたんだよ!それじゃあここでずっと寝てるけど!俺楽しく生きる!決めた!



この頃から俺の人生はイージーモードだった。疲れたら寝る。やりたいこと頑張る。このたるんだ身体もどんどん綺麗になる。自分は頭悪いと思った。ずっといろんなことを努力した!俺人生楽しくなってきた!自分は疲れた時になんでもいいから寝た。ご飯もほっといた。腹減った時にたくさん食べて、やりたいことに没頭した1俺なんでも良かったんだ!俺頑張れる!人生簡単だった!俺努力するの楽しくしたいだけだった!方法を聞いたけど使えなかった!技術で効率化するってなんだ?楽しくなくなるじゃないか!自分で全部分かって優越感に浸りたい!俺頑張ってバイトしてたくさん稼いだ!勉強は後でいいやって全部投げて仕事した!俺楽しくなった!俺楽しくなれた!俺たくさん泣けてきた!俺の人生楽しくなった!良かった!本当に良かった!みんなのことなんか俺気にしない!全然楽しくなくて人生過ごすより楽しくすればいいだけだった!良かった!!!



「なぁ、誠さん。なんで俺雇ってくれたの?」

「う〜ん。それ自分で言うの?おかしくない?雇われた理由なんかいる?それ他のところ行った時におんなじように人に聞ける?なんかどっちでも良くない?僕は煌葉くんのこと、気に入っただけだと思うけど。そう考えたら気にすることもないんじゃない?」

「俺、たまにおかしい人って言われるのが今の不満なんだ。誠さんは俺はおかしいと思うか?よく分からないんだけど?」

「おかしいね〜。う〜ん。おかしいってなんでおかしいんだって言われるの?あのね、信じてくれている人、いるんだったらいらないんじゃない?皇ちゃんもね大事にしてくれる人いっぱいいるからそれでいいと思うんだけど。何が問題なの?」

「俺信じてくれている人いなかったんだけどなんでここまで頑張れたんだろうって。このなんでもしようってやる気の根源って何になるんだろうって思ってるんだけどなんでなのかな?」

「ねえ、煌葉くん、あなたを信じてくれている人っていなかったの?ここまで言うのもおかしな話だけど。煌葉くんってなんで二人いる時の考え方できると思う?辛い人生だったと思うけど。今はなんとかなった。だったらそんなに簡単に人生は良くなったと思える?煌葉君は自分を自分自身を信じ続けて信じてくれている人は煌葉くんが自分自身を信じ続けているからここまで走ってこれた。だから僕は信じてくれたんじゃない?何か他に理由いるかな?これだよ。信じ続けること、これすごく大事なの。」

「うん、誠さんはここまでになるのにどんな努力したの?大変じゃなかったの?俺、真琴さんのことは分からないんだけど。」

「僕ね〜分かってるようで何も分かってないよ。煌葉くんは全部分かったらその人信じるかな?全部分かっても人のことは分からないよ。もう自分を信じて頑張っている人に僕は何も言わない。言ったって信じる言葉を依存するような言葉にしたくないからね。だから会社とかたまに会う人には優しくできるし、いい言葉を悪気なく言える。でもその言葉を出し尽くす人は僕は信じないよ。僕は煌葉くんのことは分からない。でもそれ以上関わることはしたくない。だって煌葉くんは男の人でなんでも自分で解決したいって思ってるから。僕は煌葉くんが悩んでいても、もうここまでしか言わないよ。信じてる。それで良くない?」

「うん、分かった。誠さんありがとう。なんか俺認められたって気持ちになった。ありがとう誠さん。気持ちが楽になったよ」

「うん、いいよ。それが煌葉くん。僕もそんな感じに言われるとちょっと俺しくなるかな。」




「なぁ、有生ちゃん。なんで有生ちゃん家ってあんなにお父さんにべったりなの?有生ちゃんお父さん好きなの?」

「うるさい!ほっといてよ!何?何言いたいの!?」

「うん、有生ちゃんは那由多って言ってるけどどこの人なの?」

「そんなの知らない!ずっと私は那由多!お母さんのすごい名前!那由多は神様の名前!またこの話するの?私いやなんだけど!」

「うん、那由多有生って誰がつけてくれたの?」

「お母さんがつけた可愛い名前なの!お父さんは…分からないの!もういい!?もういいかな!?ほっといてよ!!」

「有生ちゃん、寂しかったら家来るか?お父さんもお母さんも受け入れてくれると思う。お父さん、こっちに来ないの?って言ってるけど、俺は那由多有生ちゃんに聞きたいんだけどな。自分のお母さん好きか?」

「何!?好きに決まってるでしょ!なんの話してると思ってるの!私絶対那由多は捨てないからね!いい?捨てないの!絶対に!!」

「うん、分かった。うん、分かった。ごめんな、それ聞きたかったんだ。なあ有生ちゃん、帰る所ないんだったらうち来て一緒に暮らすか?はっきり言うぞ、有生ちゃん、俺と結婚するか?俺、有生ちゃんとだったらいいんだ。可愛いから、だけじゃないぞ。有生ちゃん、自分のこと信じてくれる人欲しいんだったら俺と少しの間一緒になるか?」

「うん….私無理。どれだけ頑張っても無理。子供はいないから。子供産めないから。私の大切な人はお母さんだけみたいだから。」

「いや、俺大切にするぞ。有生ちゃんはずっと信頼してくれる人いるだろ?あの人はなんでダメなんだ?って言われるか?俺、それでいいと思うけど。なんでダメなんだ?それが有生ちゃんだろ?」

「うん。それじゃあいいよ。少しの間付き合ったらわかると思うから。それでも怒らないんだったら付き合うからでいいよ。」

「うん、分かった。それじゃあ付き合うか。よろしくな、有生。」


煌葉くんは自分自身を信じていました。煌葉くんは自分を信じてくれる人がいないと思ってましたが、そんなこと全部ほっといて没頭していましたね。その時には例え全員が見てくれなくても考えることが必要でした。自分の自己実現はそう簡単に認めてなんかくれません。自分を良く見ている人は自分です。この自分、絶対に倒せないんですよね。どこまで行っても自分。自分許せないのに、他人に勝ちたいと思いますか?他人に認められないのなら自分変えてください。こんな自分でも信じてくれている人いた。これは甘えだと思ったほうがいいですよ。こんなに頑張ったのにも甘え。こんなに辛い思いしたのにも甘え。でも自分許せない人に明るい未来なんかやってきません。他人と共生してない人って自分の世界だけで生きてるような人です。みんなはすごい人だって言われたって興味ありません。意味ありません。そもそも自分の世界にいる宇宙人なんですから。仕方ありません。

そんな人は自分を自分で監視しているんです。

はいここまで。それじゃあ、自分で自分を監視してみましょう。どうすれば煌葉君のような自己の考えだけで達成できるんでしょう?

あとがきにちゃんと書きましたよーー⭐️

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