神宮皇
UNIBARSALの短篇集になります。
識名理岳
神宮皇
紫翠誠
紫翠了
那由多有生
紫翠煌葉
識名智岳
神宮皇 24歳 12月25日
私の人生は皆んなに可哀想って言われるくらいに可哀想だと思う
私が生まれたのは3歳の頃。3年頑張ったら3年後にまた大変になる人生。
大変だったのは自分がまだ6歳に始まったあの冷たい牢獄の3年間。
お父さんは分からない。お母さんは大変だって聞いたけど覚えてないの。
お父さんだって言う人いっぱい居たけど、3歳の頃にお母さんが怒って家に居なくなった。
お母さんに置いて行かれて可哀想だって言うから、家族は皆んな可哀想だって言うの。
皆んな守ってくれてたけど、兄弟いなくなって、友達居なくて、親戚いなくなって、仲のいい家族だけになったの。
私のこと好きじゃなかったみたい。だから6歳になる頃に特別な所でいろんなことしていいよ。って言われたの。
私はいろんなことした。文章作ってって言われたから物語描いてみた。みんな泣いてたり笑ってたり。絵はわからなかったけど描いた。
皆んな難しい顔して話し合ってた。数学の勉強してって言われたからやってみた。
それが一番やったらいけないことだったみたい。
牢獄に入った。私は頭の中がどうなっていくのかを調べるために帽子かぶって勉強することになったの。面白くなかったらお菓子くれて、面白くなかったら機械くれて、面白くなかったら本くれたの。
でも全然面白くなかったの。私のやりたいこと、何も分からなかったの。
私のやりたいこと、本当にわかったのは6回目の3年後。私を牢獄から出してくれるお姉さんに会ったの。お姉さん綺麗な人だったけど、私の帽子取って、私の顔見て泣いてたの。私、とても可哀想なんだって思ったけど可哀想って何か、今でも分からないの。でもお姉さんと一緒にいたいって思ったのは"本当"。
だから私の人生は6回目によくなるのかな?って信じてるの。
それから、みんなは私を皇ちゃんって呼んで助けてくれたけど、みんなは泣きながら話したり、泣きながら一緒にご飯食べて、泣きながらそばにずっといてくれるの。
わたしのいい人は白い人がとてもいい人。わたしの悪い人は黒い人が悪い人だったの。
でも、面白くない人は白い人。面白い人って黒い人なの。
お姉さんは黒い人。それからずっと黒い人がわたしの生活守ってくれてた。私の人生は黒い良い人が助けてくれるようになったの。
わたしの4回繰り返した3年はそれからいい人生になるから、好きなことしていいよ。
白い大きな人に言われたから、わたしは好きなことすることになったの。
わたしの好きなこと、お姉さんの役に立ちたい、家族の役に立ちたい、"みんなを助けたい"
"わたしの大切なものを守りたい""たったそれだけ欲しかった"。
わたしのやること決まったの。わたし、みんなの声を聞いて、みんなの言葉を信じることなの。
だから絶対わたし、みんなのこと信じてるの!
ずっと機械作ってた。最初は建物建てた。ずっと機械作ってた。次に家建てた。ずって機械作った。ずっと家具、ずっと家のこと、会社の機械のこと、ずっと機械作ってたの。
わたしのやることをわかってくれる人、全然居ない。わたしは分からない。分からないけど作ってたの。ずっと1人、ずっと孤独。ずっと私は奴隷。汚い服着て汚れて汚くなって、それでもわたしずっと1人。ずっと孤独、ずっと利用されてご飯食べて寝て機械作った。機械できても動かない、できない、使えない。ずっと体叩かれて我慢した。
機械はわたしを嫌いになって、私のこと好きじゃないって言われた時にわたし、とても苦しくてなにもできなくなってた。
ずっと使えない子になったって言って、みんなわたしの周りから居なくなった。わたしずっと1人、ずっと孤独。ずっと頭悪い女の子になって、皆んなにいじめられて、お腹空いても誰もご飯くれなくなったの。わたし辛かったけど、頑張りたくもなかった。皆んないなくなったの。皆んなわたし好きじゃないの。
でもお姉さん助けてくれないの。後から助けてくれそうなお兄さんも助けてくれなかったの。
でも1人で機械叩いていれば直るの。機械叩けば直ってくれるから、みんなの機械叩くことに決めたの。早く直るから。早く直ってくれるから。
私は1人、私は孤独、私はずっといない方が良いって本気で思ってた。
私学校嫌い。椅子嫌い。机嫌い。人嫌い。糸嫌い。頭の中嫌い。わたしを見るの嫌い。私のこと私のこと私のこと!全部全部嫌い嫌い嫌い嫌い!
わたし、いない方がいい。そう思ってた。そう思ってた。そう思うことにしてた。
私と目が合った。なんでそんなに可哀想なのか分からない。
私と目が合った。何で泣いてるのか分からない。
私と目が合った。何で怒ってるのか分からない。
私と目が合うから、お兄さんに聞いたの。
『お兄さん、聞きたいことあるの』
『うん、なに?』
『あの子、ここに来れないかな?あの学校嫌いなの。あの子のそばに居てあげたいの』
『うん。分かった。がんばるね』
『うん!』
オフィス出る時、お兄さん泣いてるの。お姉さん、優しい顔してるの。皆んな信じてるお兄さん大変なの。だからお兄さん助けるの。お姉さん助けて楽にするの。私の人生助けてもらうから助けてあげるの。
すごい声…。私嫌。私、あの子嫌い。あの子自分のこと嫌い。あの子嫌い。あの子嫌い…。
叩くしかできない。叩くしかできない。私叩きたくない。私叩きたくない。私、自分嫌い…嫌い…嫌い。
私助けて。私のこと助けて。私のこと嫌い。
「ねぇ、大丈夫?」
私のこと助けて
「うん、わかった」
手握って
手温めて
手痛いから助けて
腕痛いから助けて
体痛いから助けて
私の心助けて
私の人生助けて
ずっと寝てた。ずっと楽になった。ずっと叩かれなくなった。
「皇ちゃん、皇ちゃん、えっと、し皇ちゃーん」
「うん」
「起きて。起きて」
「うん、それでいいよ。呼んであげてね」
「皇ちゃん、皇ちゃん皇ちゃん。体治ったよー腕治ったよー心治ったよー」
「うん、分かった」
4月30日 午後6時36分
ずっと夢をみる。私の知らない心の中にいる
ずっとみんなで守ってもらえる。ずっとみんなで救ってもらえる。ずっとみんなで笑って励ましてくれるずっとずっとずっと孤独だった過去の記憶。あるけど無くなった。あったけど思い出した。あったけど覚えてるし覚えていない。
みんなの心が変わった。みんなの気持ちは変わってないけど、みんなの気持ちが分かった。
皆んな大変だった。お母さん泣いてたの。
お母さん、分からなかったけど、お父さんが分かったの。お父さんずっと昔からいる神様だったの。神様がずっと私のこと守ってくれるの。ずっと私のお爺さんとお婆さんとお兄さんとお姉さんとわたしの子供と仲間と家族と恋人と友達が絶対に私の人生守ってくれるの。
だからわたしはずっと1人だったけど、ずっと周りにその人達居て守ってもらってたの。
いのち危なかったら助けてくれるの。体危なかったら助けてくれるの。心危なかったら助けてくれるの。友達危なかったら助けてくれる。
仲間も家族も恋人も子供もみんなみんな助けてくれるの。
みんな、周りになにも居なくてもずっと助けてくれる神様とご先祖さまがずっと隣にいて、ずっと勉強助けてくれて、ずっと仕事助けてくれて、ずっと人生助けてくれる。
いまは1人でもずっと助けてくれる。
私の白い人好きだったけどこの頃嫌い。でも私のこと力を使って助けてくれる。
わたしの黒い人は嫌いだったけどこの頃好き。でも私のこと心で助けてくれるの。
だから人間は力と記憶で絶対に助けてくれる。
もう大丈夫。みんな大丈夫。
「ねぇ、皇ちゃん、あの子どうするの?どれだけ頑張っても声聞こえるの?」
「うん。あの子のこと好きだから頑張って見に行ってって言われてるの。あの子私のこと好きじゃないのにわたしをみる時すごく信頼した顔してるの」
「うん。そう…。」
「僕たちのことってわかってるのかな?」
「全然聞かないから違うと思う」
「うん…」
「…うん、起きたみたい」
ベットから降りる音がする。みんなも緊張してる。みんなのこと分かるかな?私のこと分かるかな?大丈夫だよね。理岳君って私といる時大体バカだったから大丈夫だよね!
「あ!ユウちゃーん!ユウちゃーん!会えた!会えた!ねぇユウちゃんまたお話しする?楽しい話できた!楽しかったからずっと話すけどいい?ユウちゃん!いい?」
「うん、いいよ、リー君。ここ座って。ご飯食べるから」
「うん!」
ずっと幸せ。あの子"あそこ"からすぐに飛び出してきたの。ずっと大切な人。ずっと大切な記憶。ずっと大切な友達。リー君は大切な恋人。私を忘れてもずっと大切な恋人。
私絶対にリー君のこと助ける。危ない時に絶対助け返すの。
私絶対に負けないの。どんなことでもしてリー君助けるの。私なにがあっても叩き返すの。私どんなことになってもわたしの大切な人生き返らせるの。絶対に助ける。私そのためだったらどんなことしてもあの人助けるの。
「皇ちゃんはどんな人が好きなの?」
みんなの笑う声が聞こえる。お姉さんはいらずら好きになったみたい。あそこに色々あるの知ってるの!
「優しいひとがいい…。」
「うん。そうなんだ。」
うん、もう負けてるみたい。もういいんじゃない?もう諦めたら?私年上だから。分かってる?ユウちゃん、早く教えてあげたら?
どんなになっても多分私じゃないと思うけど?
もういい?私リー君の顔見てると恥ずかしくなってくるの!
神宮皇ちゃんの話葉本編と併せて読んだ方がいいこともあります⭐️




