第八十九話 賑やかなパーティ
第一幕 集う顔ぶれ
「おかえりなさい。 フルーツ、見つかりましたか?」
アストラが、明るく出迎える。
「うん! ちゃんと、見つけたよ!」
ミルキィが、誇らしげに、手に入れた果実を掲げた。
「クレドさんも、お疲れ様です」
ウェルが、穏やかに声をかける。
「ああ……。世話に、なったな」
クレドが、少し照れくさそうに答えた。
会場には、既に、賑やかな顔ぶれが集まっていた。
ホエード、三角銀河トリオ、ゼラとロラン、キャン――そして、以前、クレド側についていた新人達の姿もあった。
第二幕 和解の食卓
「アルキン、アトラス、ルマイアも、来てくれたんだね」
ミルキィが、プレアデス3人に嬉しそうに声をかける。
「ああ。俺達も、色々、考えさせられたからな」
アルキンが、素直に頷いた。
「強さの意味について、もう少し、深く学びたいと思ったんです」
アトラスも、静かに続ける。
「それに、パーティって聞いたら、来ないわけにはいかないですしね!」
ルマイアが、いつも通りの朗らかさで、そう笑った。
「よし! 皆で、いただきまーす!」
わずかな量ずつ、丁寧に切り分けられたギャラクシーフルーツが、皆の元へと配られていく。
「んー! やっぱり、美味しい!」
ミルキィが、満面の笑みで、頬張った。
第三幕 賑やかな軽口
「クレド、さっきは、顔真っ赤だったよな」
キャンが、にやにやしながら、からかう。
「う、うるさい! お前には、関係ないだろ!」
動揺するクレド。
「まあまあ、いいじゃねえか。青春だな」
ゼラが、楽しそうに、話に加わる。
「トライ、あの果実の並べ方、美しさが足りない」
「なんだと、ラグル! これでも、計算し尽くしたんだぞ!」
三角銀河トリオも、いつも通りの調子で、賑やかに議論を交わしていた。
「本当に、騒がしい集まりですね」
アストラが、苦笑いを浮かべながら、そう呟く。
「でも――こういう賑やかさが、一番、平和の証だと思います」
ホエードが、静かに、そう続けた。
第四幕 新しい一歩
「――さて」
ミルフィーが、皆を見渡しながら、静かに、そして満足げに微笑んだ。
「今日から、あなた達の思想も、この先のスターナイツの在り方に、しっかりと組み込んでいくわ」
「よろしく、頼む」
クレドが、静かに、そう頭を下げた。
「クレド、これからも、一緒に頑張ろうね!」
ミルキィが、明るく、そう笑いかける。
「……ああ」
クレドは、小さく、けれど確かに、笑みを返した。
心を信じる者達と、力を信じる者達――かつて対立していた二つの理念は、こうして、一つの賑やかな輪の中に、静かに溶け込んでいった。
美味しい果実と、温かい笑い声に包まれながら、超戦士スターナイツの物語は、また新しい一歩を、踏み出していく。
(第十四部・完)




