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第五十話 プレアデスの新星

ご覧頂きありがとうございます

第一幕 規格外の新人達

 若く激しい星々が生まれる場所、プレアデス星団。

 そこは、これからスターナイツとなる者達が、日々厳しい訓練を積む場でもあった。


「ぐああっ!」


「ま、また負けたのか……!」

 訓練場に、次々と悲鳴が響く。


「悪いな。手加減、したつもりなんだが」

 そう言って涼しい顔をしているのは、アルキンという若者だった。


「私も、まだまだ本気には程遠いのですが」

 隣に立つアトラスが、静かにそう呟く。


「教官殿すら、束になっても敵わないなんて、こっちが拍子抜けしちゃいますね」

 ルマイアが、朗らかに笑いながら言った。


 三人の実力は、同期の新人達だけでなく、指導する教官スターナイツすら、軽々と超えていた。


第二幕 力を見てほしい

「なあ、俺達、そろそろ本物の強者と手合わせしたいよな」

 アルキンが、うずうずした様子で呟く。


「ヴォイド宇宙を旅したという、伝説のスターナイツに会いに行ってみませんか?」

 アトラスが、静かに提案した。


「賛成! 力を見てもらいたいです!」

 こうして、三人は連れ立って、ミルキィ達の元へと向かう事になった。


 道中、遭遇した災厄生命体を、三人はものの数秒で片付けてしまう。


「弱すぎて、準備運動にもならないな」

 アルキンが、拍子抜けした様子で呟いた。


第三幕 多忙な返答

「――お願いします! 私達と、手合わせしてください!」

 ミルキィの前に辿り着いた三人は、意気揚々とそう申し出た。


 だが、ミルキィは、今それどころではなかった。

「ご、ごめん! 今、忙しいの!」


「え……」


「ウェルに、稽古つけてもらって!」

 ミルキィは、慌ただしくそう言い残すと、そのまま去っていってしまった。


「な、ナンバー2に……! 稽古をつけていただけるなんて、光栄です!」

 三人は、意気込みながら顔を見合わせた。


第四幕 割り込む三角銀河トリオ

「――待った」

 その時、颯爽と現れたのは、三角銀河トリオだった。


「新人相手に、ナンバー2が出るなど、美しさに欠ける」

 トライが、堂々とそう言い放つ。


「ここは、我々が相手をしよう」


「え、あなた達は……?」


「三角銀河を守護するスターナイツ、トライ、ラグル、アイルだ」

 三人が、それぞれ名乗りを上げる。


「三対三、ちょうど良い数だ」

 トライが、不敵に笑った。


「面白い。それなら、遠慮なく」

 アルキンも、口の端を持ち上げる。


「随分と、気合の入った方々のようですね」

 アトラスが、静かに構えを取った。


「これは、楽しくなりそうです!」

 ルマイアが、朗らかに笑いながら、拳を握りしめる。


 両者の間に、これまでとは違う、純粋な闘志の火花が散り始めていた。

ここまでご覧頂きありがとうございます。

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