一触即発 ー 投げられたブーケ
シンガポールに到着したソブリン。
日向キャプテンは、大帝国DMC旗艦を激怒させます。
シンガポールに街の灯りが輝き始めた頃。
大きな白い船が入港した。
その船を見たAlluringクルーは、言葉を失った。
ブリッジでは、ビクトリアがワナワナと震えている。
「どういうことなの…?建造中だったのは2隻だけだったはず!いつの間に…。」
「キャプテン。パーティー前です。どうか落ち着いてください。」
一等航海士マクシミリアンが険しい顔で宥めようとした。
「マックス、今宵は我が船のパーティーよ。BMMはそこに新造船を持ってきたのよ。それも、あたくしたちが全く建造を把握していなかった船を!」
自分の船の5周年記念だというに、招待した船会社が新造船を寄越した。これは、結婚式で新婦より目立つことと同義だ。
ビクトリアの怒りはもっともだった。
ドレス姿のままデッキに飛び出したビクトリアは、降りてきたのがリヒトだと知り、益々怒りを燃やした。
「ヴァルナー…!よくもAlluringに恥をかかせたわね…!」
同じ頃、ソブリンブリッジにAlluringから通信が入る。
“BMM, what is the meaning of this? You accepted our invitation, yet you bring a newly built vessel. This is beyond disgrace.”
(BMM、どういうことだ。我が社の招待を受けたにも関わらず、新造船を連れてくるとは。恥知らずにも程がある。)
それを聞いた日向キャプテンは、にやりと笑って返事を指示する。
“DMC, this vessel is our command ship, the highest-ranked in our fleet. Is it not fitting to present such a ship in tribute to a great empire?”
(DMC、本船は我が社の指揮艦であり、最高位の船だ。大帝国への祝辞に相応しいと思わないのか?)
Alluringは憤慨した。
“So BMM intends to wear white before the bride. How utterly shameless.”
(花嫁の前で白いドレスを着るつもりか。なんと恥知らずな。)
日向キャプテンは鼻で笑いながら、更に指示した。
“Our president sends her regards. Kindly accept the bouquet—for your Vice President.”
(我が社の社長から、そちらの副社長へ。ブーケをありがたく受け取ってもらおう。)
Alluringブリッジは激怒していた。
“This will not be overlooked!”
(無礼な!!このままでは捨て置かんぞ!)
刻一刻と迫るパーティー開始時刻。
Alluringは一触即発な状況を隠したまま、煌びやかに彩られていた。
激怒したAlluringとビクトリア船長。
パーティーでリヒトと大バトルを繰り広げます。




