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第27話 遊びましょう。2

鬼ごっこが通じるのは、昨日村の子供たちで確認済みだ。


「いいですね!! やりましょう!! 」


キラキラと瞳を輝かせるリーナの単純さに感謝しつつ、カインに口を挟まれる前に行動に移す。


「じゃぁ、カインが鬼ね。10秒そこから動いちゃだめだよ」

「えっ!ちょっと、待ってーーー! !」


カインの言葉を無視して部屋から出ると瞬間移動をする。行き先は誰も近づかない森の奥深く。獣たちは皆温厚で、あたしを受け入れてくれている。

一応周りに誰もーー動物たちもーーいないことを確かめ、念話ーーお互いの血を数滴、魔力に変換して取り込むことで可能になる、会話。意図しない限り誰にも聞かれることはない。ーーを行う。


「もしもーし、聞こえる? 」

「あぁ、大丈夫。『噂』なら広めといた……というかむしろ勝手に広まった」

「だろうねー。今夜、必ず帰還してね〜」

「了ー解」


プツリと切れた念話。あたしは、笑みを浮かべ大きく伸びをする。


ぐぅ、とお腹がなり「お腹すいたー」と1人ごちる。


「これはいかがですか?」


1人のはずだが、こいつがいることには何の疑問もない。とにかく神出鬼没なやつである。もう、気にしない。

微笑を浮かべるその本心は、呆れか、怒りか……はたまた両方か……。それ以外という選択肢もあるが、その可能性は限りなく低いであろう。


「誰もいない場所に来るためとはいえ、鬼ごっこなどと言って、カインとリーナを……いえ、カインを困らせないでください」


差し出されたクッキーを受け取り、サクリッと一口、口にした。

今回は短めでしたが、キリのいいところで終わらせたかったので……。


次回、念話の相手が帰還します。

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