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ファイティングガール!  作者: Jack…
大学二年
94/102

これも中央生あるあるか・・・

リコです。


ヤスオとは、一応、恋人同士なのかなぁ・・・なんだろうなぁ・・・でも、あまり会ってません。あ、メッセとか通話とかは一応してるよ?


理由はバスケです。正直、忙しいときは、夜遅く三人暮らしの部屋に帰って、メシ食って寝て、起きたらメシ食ってすぐ電車に乗って朝練に向かうような生活だからです。


メシ食ってばっかですね。事実だからしょうがないけど。


でも、桃花の料理好きと冷凍ストックには感謝!!わざわざアタシ用に胸肉やササミのももかんチキンも作ってくれてるし・・・まあ、ササミの筋が取れてない場合もあるけど、それは黙ってよける。作ってくれているだけで感謝だよ。


           ・・・


「結局、付き合ってんだよね」


ん?リオン、まあ、そうだよ。まあ、あまり会えないけどさ。まあ、メッセや通話はできてるから。


「あたし居なかったけど、あんとき、結局やったんだ」


リオンにしては下品だな。まあ、そうだよ。


「ふーん・・・よかった?」


ジョージみたいなサービスはなかったけど・・・まあ、それなりには。

まあ、聞かれたんでジョージとどういうことしたかは事前に通話でな。

ちょっとメッセには書きたくないから・・・


「まあ、そうだよね。文字で残ったら恥ずかしさで、後で悶絶しそう・・・」


わかる。


それより、今日は無糖チューハイなのはいいけど・・・度数高くないか?


「だね。9%。強いよ?」


よくなくない?


「うん、水で薄めてる」


水?・・・炭酸感が薄まらない?


「薄まるけど許容範囲内じゃない?どうせ氷で薄まるし。経験的に炭酸水でも水でも炭酸感は薄まるから、水で6%くらいにしても大丈夫かって思って試したら、案外大丈夫。炭酸水は安くないし」


そういうもんなんだ。しかし、そんなに飲むほうじゃないだろ?


「経済的理由。6%と9%で、両方500ccなのに、同じ値段っておかしくない?」


そうか・・・今日は金曜か、アタシは明日も練習あるから、これ一本でオシマイにするけど・・・


「練習あるならそのほうが賢明ね。でも、度数が違うのに同じ値段って、酒税的に合理性がないよね、これ・・・」


リオンは法学部だからそういうのが気になるの?


「法学部関係ないよ。普通に貧乏な若者としてだよ」


二人とも実家は貧乏じゃないよな?


「まあね。でも無産階級の娘の東京進出には経済的な制限があるよ?」


経済学部にギリ合格したアタシに分かる言葉でよろしく。


「仕送りには限界があるってこと」


まあ、それはそうだよな・・・だからアタシも強引にここに割り込んだんだし。


「ウチも桃花の親も貧乏じゃないけど・・・酒飲みたいから仕送り増やせ、は無いよね・・・今の金額だって多少無理というか、両親にも節約を強いてるだろうし」


そうだな、色々上がりまくりだしな。でも、大体、中央高に(はい)れるかもって時点で塾とかカテキョとか、そういう費用は親も認めてたんだろ?


「まあね、リコの両親は中央高?」


・・・あ、そうだな。


「やっぱそうか・・・」


どういうこと?


「あの地域限定だとは思うけど、中央高、卒業しても中央生ってのはあるじゃん」


まあな、市長やら市議会議員の選挙ポスターで中央生を書くまであるしな。


「あれ、効くのかしら・・・わざわざ書くんだから効くんだろうね。でね。ウチも桃花んちもそう」


そうなんだ・・・あ、・・・なんつーか、片側だけだけど・・・


「そうね。マイちゃんちすらそうなのよ。まあ、あそこは夫婦とも本郷で大学院まで行ったらしいけど・・・」


まぁ、正直なところ、マイちゃんちなら驚けないね。逆に本人が行ってないほうが驚きだよ


「そうね。そして、もう片方は本郷で出会ったらしいけどね」


最初から一対二なんだな・・・


「でさ、別に高校の時、あんたら親密でもなんでも無かったのに、こないだ、大塚で飲んだあと行ったんだって?中央高の話、出た?」


出ないほうがどうかしてるだろ。確かに在学中は特にお付き合いはなかったな。告白されたのは事実だけど。


「アタシはされたことすら無いよ・・・」


正直、知らんかったよ。割と目立ってたから何度かはあったんじゃないかと思ってたよ・・・


「まあ、結局中央生同士でくっつくってのも中央生あるあるっぽいよね」


それはそうだな。アタシもそうか・・・うん・・・


「今日はお鍋だよ~~」


桃花、ありがとう。どう話を繋ごうか困ってたからタイミング的にも助かった。


           ・・・


だんだん寒くなって来たから鍋もいいよな。やっぱもう一本飲もうかなぁ・・・


「リコリコ!!お酒ってアスリートにはよくないんじゃない?」


ももかん・・・お前のほうが酔ってるだろ。


「じゃあ、アタシから350ccの9%を一缶あげようか?」


リオンも・・・やっぱ酔ってるじゃん。濃かったんじゃない?


「まーーたまにはいいじゃん」


食費はアタシが今は半分出してます。仮に10万円だとしたら5万円。リオンが3万円で桃花が2万円という比率です。

最初は4、3、3だったのですが、ほぼ桃花が料理しているってのと、手伝えなさの申し訳なさから少しずつ増えていきました。あとは食べる量が、1.33倍より多いよなってのもあります。

個人的にはもう少し増えても問題ないよな、と思っていますが、半分以上ってのはオカシイ!と、二人に拒否られています。


某Payのグループ機能を使っているんですが、アタシは「そろそろお願いね」とリオンに言われたら、その時に払えそうな金額をまとめて払い込みます。


あとは二人が適当に補填してくれます。三人の中では一番しっかりしているリオンが監視役、実際の買い物は桃花がほとんどです。

アタシは荷物持ちくらいかなぁ・・・滅多にないけど。

あ、今日はリコがいるからお米買おう、は言われたことある・・・荷物持ちだな。やっぱり。


で、意外と料理上手でやりくり上手の桃花ですが、掃除は雑です。台所だけはすんごく丁寧なんだけど・・・他のところはテキトー。いわゆる角を丸く掃くタイプみたい。掃除機だけどね。


リオンはリビングメインで、あとは、桃花のテキトーだったところの仕上げだけやってる感じ・・・です。アタシはバス・トイレかなあ。

まあ、各部屋は本人が掃除するってことになってるから・・・アタシの部屋はあまり片付いてませんが、二人に比べれば物が少ないのでなんとかなっている、という感じかな・・・バスケ用品と教科書くらいしかないから。


で、お酒は『生活必需品』じゃない、という認識です。少なくとも入学時はそうだったんです。


なので、各自で買って、各自で管理。

冷蔵庫の一段だけ開けてマグネットで吊るしてある油性ペンで名前を書いて冷しておく。


桃花はおっきく『も』、リオンが『リ』、私は『ロ』です。カタカナのろ、じゃなくて四角ね。まあ、区別つかないけど。


で、リオンが冷蔵庫にいって『リ』と書かれた缶を持ってきました。


「はい、リコ、どーぞ」


ありがと。もう、もらったからね。


「どーぞどーぞ」

「ねーねー、リコ、なんでリコはロ、なの?」


ロじゃなくて四角だよ。アタシはリコで二文字しかないから、コ、にしようと思ったけどめんどいから四角にした。


「・・・コを書いた勢いで閉じちゃうの?」


そういうわけでもないんだけど・・・もともとあんたたちが同じグッズとか持ってて区別つかないから『も』と『リ』を書いてたのがきっかけなんだかんな?これ。


「あーーー・・・無意識だったよ・・・」「そーねー、ホントに子供のころからだからねーー」


本当に姉妹みたいな感じだよね。


「いや、実はそうでもないよ」「ねーー」


そうなの?


「ミニバスから一緒で、普通の『おともだち』よりは密なのは認めるよ?でも一緒に住むのは大学からが初めてだし・・・だって、ほら、桃花が料理がこんなに得意なの、アタシ知らなかったじゃん」


あ・・・確かに。


「そーそー、一緒に遊ぶ機会、まあ、中学からは勉強する機会もだけど・・・普通のお友達よりは多かったと思うよ?でも、夕ご飯から寝るまでは、別々だし、休日に会う約束してないときは、次の学校行く日か試合か練習か、が無ければ会わないもん。姉妹みたいに育った、はあくまで形容詞。否定するのも説明するのも面倒だから、二人ともそれでいいや、にしちゃっているだけ。ねっ、リオン?」


そうなんだ。


「中三のときは、翌日が休日でも、約束無しでウチに来てたけど?」


ああ、受験対策ね?


「うるちゃい!! まーリオンにおんぶにだっこで何とか入れた自覚はあるけどさー」


その後はアタシも知ってる。入ってからもじゃん。


「リコもうるちゃい!! そーだけどーー!!」

「まあ、Cの下位向け補習クラスになってたよね。最初のころ、焼きそばパンとか差し出してくる男子には困ったけど・・・嫌いじゃないけど、炭水化物の量としてはねぇ・・・」


うまいけど・・・カーボと塩分は過剰だよな。確かに。でもリオンはモテなかったの? アタシなんかよりよっぽど憧れてくれる男子多そうだけど?


「うーん・・・引かない?」


引かないよ?「だいじょぶだいじょぶ」


「桃花は知ってるから・・・あの頃、ちょっと男性恐怖症に近いもんがあってさ、スピシスってさ、女子で群れられるって安心感もあったし・・・マイちゃんがいるから、ヘンにちょっかいかけられることもないしね」


ジョージは?それこそ・・・もう、慣れすぎてて、ジョージがいてもみんな下着でうろついたりしてたじゃん。


「アタシなんかブラも取ってたことあるよ!!」


イバるとこじゃねーよ。ま、マイちゃんは全裸まであるしな・・・


「だって、あのころから一緒に住んでるんだから・・・全裸でも気にしないだろうし、全裸の次にすることもしてたんだろうし・・・アタシは下着までが限界だね・・・」


ユカなんかエロい下着でジョージに抱き付いてたもんなぁ・・・


あ、さっきのロの話、ユカの『ユ』と『コ』が見分けづらいってのもあるんだよ。ミツキは『ミ』だしな。


「そーそー、雑に書くことも多いもんね。特に紙コップとか!」「そう聞くと納得できるわ」


で、男性恐怖症は直ったの?


「まあ、一応。そういう意味だと、ジョージに直してもらったようなもんか。最後はやるところまで行ったわけだし」


なるほどね・・・今日の鍋も旨いな、いつもありがとう、桃花。


「どーーいたしまして!!」


そういや、最近、司法試験の勉強してないな・・・どうしたんだ、リオン。


「気づいちゃったかぁ~~」

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