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人違い?


ずんずん近づいてくる二人。


「あ……、私、用事があるんだった。はるか、頑張ってね〜。」


茜が、そそくさと帰ってしまった。


「茜〜!」


嘘でしょ、置いていかないでーー!!


……私の前に影ができる。


顔を上げると、二人が目の前にいた。


「あなた、永瀬の部屋に入っていったでしょう!」

「私、見ていたんだから!!」


ーー!!


あの時だ。


でも、私じゃないかもしれない。


「あのー、人違いでは…??」


恐る恐る聞くと、


「間違いない、あなたよ。」

「今日と同じワンピースを着ていたわ」


えーー!!


今日に限って、あの日と同じワンピースだった。


お気に入りが仇になった……。


何も言えないでいると、永瀬さんが、助け舟を出してくれた。


「相沢さんは悪くない。私に付き添って、手とり足とり、色々お世話してくれたんだ。」


そう言いながら、私の手を取る永瀬さん。


……えっ、まって。


……泥舟だったようです。





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