86 林檎飴
サラクがルノアに聞いた。
「ルノア様来週いよいよ魔法会議の後クロリナラド殿下がいらっしゃいますが…
ピクニックはどうされますか?時間が早いか遅いかも分かっていないので…」
「あっそうだった。ラド様は凄く早く終わらせて来るから必ずピクニックに行きたいと話してました。」
「あぁ…そうでしたかでは間違いなく行けますね。では何かルノア様もお作りいたしますか?
手作りは喜ぶと白本に書いてありました。保存魔法でお土産でお渡ししても良いですよね?
クッキーでしたら簡単ですし料理長に途中までお願いして型抜きをしたらどうでしょうか?」
「あっ実はこれを作りたいの…」
「…まぁ…良いかもしれませんね。ルノア様お一人で作りたいのですね。
健気…ではサライに伝えます。
今日は午後から明日一日私がお休みなのでよろしくお願いします。
ルノア様本当ありがとうございます。初めてのお休みゆっくりさせていただきます。」
「はい。サラクゆっくりお休み楽しんでね。刺繍するの?いつもすごい図案だから絵も上手かもって…
道具は私のを使って良いから気分がのったらまた見せてね。」
「はい。そうなんです。こちらに来てから刺繍の先生に習い始めて…
絵を描いたらまた違う刺繍も出来るかも?と言われたので描きたいと思いました。
好きな題材を時間はかかりそうですが探してみます。習わせていただけて本当に嬉しかったです。」
午後からお休み明けのサライが部屋に迎えに来て調理場に一緒にいった。
料理長はニッコリと笑い「なるべく手伝わないと決めてますがルノア様いつでも声をかけて下さいね」と近くに控えてくれた。
まずリンゴ洗った。そして一つを四等分にして真ん中の種をスプーンで取った。二等分にして全部で八個ひと口で食べられる大きさになった。
そこにミタラシの串に二個さして保存の魔法をかけて並べていった。鍋にテンサイを砂糖かわりにいれ元気になる水をイメージしながら指先からだした。
料理長が火を弱火にしてくれたので自分で飴を作った。
飴色になる前にコンロから下ろし、串リンゴを飴に潜らせミタラシの紙の上に離して並べていった。
お母様と一緒に時々作った懐かしいリンゴ飴を作った。
まだ小さかったから飴はお母様に作って貰ったがよく見ていたから一人でもできた。
お父様も大好きなものだ。ラド様にあげるものは全部自分で一人で作れるもの!と決めていた。
喜んで貰えると良いなと保存用紙に包んだ




