83 皆でたまには緊張?
「では…突然驚かせな。ルノア又庭裏の大きな樹の下に皆でピクニックに来てくれ。楽しみにしている。クロリナラドも一緒にな」
キラキラと爽やかな新緑の香りと共に二人とも少し口角をあげて帰っていった。
「…普段絶対しない緊張をするのも我に必要なものだな…精霊王様やら福様が怒ると怖すぎだ。呼び名はルノアで良いのだな。義娘か…良いものだな。ユキノアも初めて呼ぶがこれからもよろしく頼む。」
「はい。よろしくお願いいたします。お義父様」
「ルディノールもクロリナラドも大丈夫か?気分はどうだ?」
「二度としたくない体験だ。もう少し部下に優しくする気持ちになった」
「気をつける。その一言に尽きる。二度と味わいたくないな畏怖…」
「いい体験が出来て皆良かったな。少し気分が晴れた。」王妃様が豪快に笑った。ユキノアも微笑んだ。
ノック音が響きラルフとヴァリーアードが入室してきた。ラルフが皆に
「関係者の皆と有意義な話が出来た。ありがとう。」と右掌を左胸に当てた。
「本来はここで目礼が礼儀とお聞きした。今後は立礼でさせて頂く。よろしくお願いする。」
ヴァリーアードが続けて話した。「俺達魔力多すぎ…ルノアの元気玉のせいだぞ。竜人達からは敬語使わないでと泣かれたよ。すまないが慣れないけど慣れるようにやるよ。よろしく頼むな。ルノアも福様も大丈夫か?」
「おっ福様言ったな。福は神獣だからな。白にも水にも大事に優しくな!」
「このままクローとは暫く会えないな。次は魔法会議だな。よろしくたのむな。ルノア ちゃんとご挨拶しとけ。」
「ラド様。肩に乗せてください。移動門までお願いします。白本に書いてありました。お父様いいですよね?」「あぁクロー頼むな」
クロリナラドはそっと自分の左肩に乗せてルノアは右手で後ろから頭を抱えさせた。「ラド様次に合う時に天気がよかったら裏庭の樹の下て皆でピクニックしましょうね。楽しみです。でもなんだか泣きそう…離れたくないです。」
「ああぁ…俺もだ。泣けてきた。でもちゃんと仕事してルノアも学校が始まるだろ。サラ達の言うことを聞いて福様にお便り頼むな。俺もするからな。」ルノアはラド様の頭を撫でながら移動門まで歩いた。




