70 はじめての竜皇国
サライが嬉しそうに微笑んだ。
「サラもサラさんも喜んでいます。私達は休める時にしっかり休んでいますから大丈夫なのですよ。
心配してくださりありがとうございます。
高魔力の方が揃いますと竜人でもお仕えするのは厳しいのですよ。
ですから精霊だからこそお仕事が出来てお給金も沢山いただいてます。
精霊の世界も現実の世間を知らなければ悪い方に狩られてしまいましたから…
今を知り情報を得て勉強は継続しなくてはいけません。
自然と安全に静かに住むためにも自分達も自分達で守れるように変わらなければなりません。
あと少しで移動門が開きます。皆様中央に。
玄関中心の敷物の柄に体の一部が入って入れば何人でも移動出来る移動門となります。
足元を気をつけて確認してお立ちくださいませ。移動門開きました。移動します。」
艶やかな敷物の中心に円を描く幾何学模様の全体が金色に輝くように発光した。
一瞬で全員の姿が見えなくなった。その近くにいた従者達はお見送り姿勢で一斉に頭を下げた。
瞬く間に竜皇国に到着した。
「皆様体調はいががでしょうか?気持ちの悪い方はいらっしゃいませんか?
大丈夫ですね。それでは右手側のドアが開きます。」
その先には白銀の髪に紫眼の四人が立っていた。
ラド様以外の全員が右掌を左胸にあて腿近くまで頭を下げた。
ヴァリアードが代表して挨拶をした。
「天空に輝く太陽。竜皇国王ご夫妻と、
未来の白銀の月。王太子ご夫妻、高貴なお方に目通り願え誠に光栄です。
カーナリアン王国魔塔の長ヴァリアードです。」
「マクアリール公爵家ラルフ隣がルノアでございます。目通り願え誠に光栄です。
本来であれば竜神様の愛し子であるルノアがご挨拶が作法となりますが…。
竜皇国礼でのご挨拶とさせていただきました。
ご招待頂き誠にありがとうございます。
オハギと緑茶。来週から期間限定で販売予定の抹茶オハギ。
ルノアの好物でもありますミタラシもお持ちいたしました。ご賞味くださいませ。」




