47 ノアと呼ぶこと
「書籍も預かるけど…簡単に話せるだろ。この薄さなんだから説明して。クロー。」ラルフが聞いた。
少し考えた感じで渋々と話しはじめた。
「ノアと私は呼ぶが、私だけの呼び方だから、冗談でも呼ばないでほしい。
洋服や宝飾品はヴァリアードは駄目。
お義父上は成人する迄は我慢する。本当は嫌だ。
ノアとの食事は、給餌が楽しみだから二人だけにしてくれ。
毎日は会いにいけないから会えた時は二人にしてほしい。
ノアからしない限り二人は抱っこや、身体の接触は魔力匂いで分かるから、しないで欲しい。
逆に俺が髪の毛に触る、膝に乗せる、頬にキスまでは許して欲しい。」
「うん。膝上と頬キスは駄目だ。髪の毛触るまでだな。給餌は仕方ない。ルノアが良いと言えばな…
これはヴァリーが、私にエミリアと付き合う条件も似たようなもんだったんだよ。
結婚までの12年、私も我慢した。恨むならヴァリーにしてくれ!睨むな!クロー!給餌もだめにするぞ!」
「竜皇国に……」
「あぁ…ルノアに嫌われるかもなぁ…なっ!ラルフどうする?」
ラルフとヴァリアードはクローの子供っぽさに笑った。
ルノアが起きるまでの間に、クローの運命の番の婚約発表と、竜神様の愛し子の誕生の発表について三人で話した。
竜神様の愛し子の発表は、竜神教会の準備が整い次第との事だった。
早ければ二日で発表となるが、全て秘匿となるから、形式的な発表だけだとクローが言った。
白銀の番の契約がすんでいるから、ラルフが2年後の宰相を降りてから。
帝国の留学してからの発表が一番ではないかと話した。
「うん。二年は待てない。半年位で短縮出来ないか?ルノアは優秀だろ?飛び級があるじゃないか!」
二人は苦笑いした。




