44 クロリナラド殿下の仕事
「クローは公の場には出てきてないけど、仕事は?
ルノアにも王子妃としての社交や、仕事はあるのか?」
「基本番のいる竜人は、社交はしない。番がいないものが、番やパートナーを見つけるために出てるだけだな。
世界魔法会議に出ることと、魔石の管理が主な仕事だな。
世界中のスタンピードの予兆や、予測を長年管理している。
使役している竜に頼んで見てきてもらったり、天空都市は浮かんでいるだろ?あれの管理だな。
城の中の運営に関しての仕事は、一切していない。
社交も、手伝いも、今後もしないと宣言している。
王太子の子供も優秀だし育ってくれば…あと何年かで任せるつもりだ。」
「前に天空都市が襲撃されたり、魔石戦争があっただろ?今後は大丈夫なのか?」ラルフが聞いた。
「あぁ…二度と同じ間違いはしない。毎年世界魔法会議に出るのも、世界情勢の把握の為だ。
前は天空都市なら安全だと、胡座をかいていたから。
今は前とは全く違うからな…
お義父上が言っていた通り、私がノアを竜皇国に連れて行ったら…二人は永遠に会えないよ。」
「クローが心配している事は、何かあるのか?
お互いに意識しておかなければならない事は?」
「一番の心配はやはり二人の安全だな。二人に何かあればノアは自分のせいだと一生後悔するだろう。
だから仕事はしなくてもよいから、竜皇国への移住も真剣に考えてくれ。
頼む。移動門で世界中どこでも行けるから。
行ったことのない国に行ってみたくはないか?
ヴァリアードは世界中を周りたいと、いつも話してただろ。」




