37 白銀の番の誓い
「ルノア。白銀の番の誓いが何かを聞かなくて大丈夫かい?」
ああぁ…レア…アイテム…私が一番欲しかったもの。二年以上会えなくても絶対にと。
攻略情報を毎日、毎日、検索をして…探し続けたクロリナラド殿下との出会い。そしてお互いが番と認めあったら、お揃いの白銀の腕輪の交換だ。
情報だけは知っていたけど…泣き顔で聞いた
「教えてくださいませ…殿下…」
「竜神様の白銀の番の契約とは、運命の番に出会えた時に交わす番の契約だ。
白銀のとは王家の者は全員が白銀の髪の毛だから白銀の番の契約と言われているんだ。
お互いが成人していればそのまま婚姻契約に変わる。どちらかがもしくは両方が未成年の場合は、2人が成人するまでは精神は安定させるものと言われている。腕輪によりお互いに命の保全もされ、番以外の異性の接触も、魔法も、呪も、物理攻撃も、全てはじかれる効力を持つんだ。
私は一度も交わしていない。前回は自分達のことより世界の事が優先で…
本当は絶対に大事なことだったのに…
今回は私の我儘だと理解しているが、番の誓いだけは先に結ばせて貰えないだろうか?
もう二度と後悔したくないんだ。誓えば一緒に死ねるんだ。私はもう取り残されたくない。
お互いの寿命を整えて安心して生きたい。
私の我儘を許して欲しい。重い気持ちを受け入れて欲しい。
私のそばで安心して笑って生きていって欲しいんだ。心も体も全てから守らせて欲しい。」
あぁやはり重い愛なんだなと喜びで震えている。
今のルノアと田中祐希としての気持ちが、ぴったりとあった感じがした。
ルノアはまだ子供なのに、番婚が幸せだと安心して理解している。
田中祐希は会いたくても、会えずに募らせて苦しんだ気持ちが、昇華されていくのが分かった。
素直に後悔がない自分の意志で答えた。
「よろしくお願いいたします。クロリナラド殿下。」




