33 守護獣福ちゃん
福ちゃんが私の元気珠を二人に渡しお父様と伯父様が復活して咳払いをした。
「クロー。すまないがルノアから離れてくれ。接触は許容出来ない。今回だけだ。なっラルフ!」
「そうですね。慰めてくださりありがとうございます。ルノアも大丈夫だな?」
「はい。取り乱しまして申し訳ございませんでした。」
「わかっている。まだ未成年も理解している。本能的に保護対象となってしまうんだ。十歳は赤ちゃんと同じ。心配も誤解もしないでくれ。それよりも神託の説明をしても大丈夫か?」と続けた。
伯父様とお父様に話した通り私にも同じように説明してくださった。説明後ルノアから質問もした。
「お父様と伯父様でお話した結果私はどうするべきと結論が出ましたか?それをお聞かせください。」
お父様が眉間の皺を寄せて話しはじめた。
「誰とも婚約はさせたくないのだが…やはりクロリナラド殿下と婚約した方がルノアが安全だと結論は出ている。福ちゃんが…福様とお呼びした方が?」
「お父様は福ちゃんでいいよ。ヴァリーはダメ福様だよ!」
「クロリナラド殿下とルノアが運命の番と守護獣の福ちゃんが認めている。
ルノアが良いのなら婚約を結びたい。現在マクアリール公爵家にもかなりの釣書が来ている。
王国にしろ、帝国にしろ、王族からの求婚は、何があるか分からないから心配だ。
竜皇国の竜人皇族である殿下の運命の番であれば、絶対に干渉されることがない。
ルノアの静かに暮らす事を一番に考えても。
竜神様が竜神教会も愛し子の発表はするが全ての情報を秘匿としてくださった。教会全ての者に、魔法契約書を取り交わして、公爵家にきてくださった。
私からこんなことを言う立場ではないが…お話をして大変優秀だ。
ルノアが新しいことをはじめても、自由を認め全てを整えて下さるだろうと、安心出来る。
やはり殿下なのだろうと思えた。先程から見てもルノアも殿下が良いのだろう?違うかい?」
その質問には答えず殿下を見た。
「殿下にも質問をさせていただいても大丈夫でしょうか?先程私が殿下の番の生まれ変わり、そして今度こそ守れとの竜神様の神託とお聞きしました。
私は殿下にとって前の方の代わりでしょうか?
私には記憶はありません。後から思い出すことですか?」
「あぁ…説明をしなければならない…福様お話の許可をお取りいただいても?
番が聡明だから私は誤魔化したくない。」
福がわかったと目を瞑り竜神様に確認し許可を取った。




