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ルノアの部屋の結界をヴァリアードが張り直した。
そしてその上からまた公爵家全体の結界を二重に結界を張った。ルノアの魔石…本当恐ろしいほどの回復力と減らない魔力に魔塔では測れないなと諦めた。
執務室で二人で頭を抱えた。まず整理しながら話そうとしてすぐにヴァリアードが言った。
「待った。ラルフ。クローから連絡きた。直ぐにここに移転してくる。」窓際にキラキラと音もなく体格の良い男性が立っていた。二人は右掌を左胸におき腿近くまで深く下げた竜皇国のご挨拶をした。
「竜皇国至高たる第二の星クロリナラド殿下…」
「おぉ珍しいなヴァリアードが頭下げるなんて嵐がくるな?頭をあげよ。いらんぞ口上。いつも通りにしてくれ。宰相殿も十年ぶりくらいか?変わらない…いや違うな二人とも若返ってる…問題が起きたんだな。だから神託か…何千年ぶりで竜皇国も今魔蜂の巣を叩いた状態だよ。ああぁ…懐かしい魔力だ。居るんだなこの魔力の子が。ようやく会える。だから俺なんだな。俺からまず伝えた方が良いか?ヴァリアードの泣き言を笑いながら聞いた方がいいか?どちらだ?」
「クロー 竜神様の神託がおりたのか?まず聞きたい。ラルフもいいな?」ラルフも頷いた。
「竜神様から白梟の福が守護獣として守るカーナリアン王国のルノアが私の愛し子だ。教会からの神託は出さないが普通の生活が出来るように静かに見守れ。竜皇国クロリナラド今度こそ守れ。とのことだ。私の番の生まれ変わりだと思う。同じ魔力を感じている。まだ未成年なんだな。十年ほど前からカーナリアン王国に来ると心が落ち着いて もしかしたらまた巡り会えるのかとゆっくり待っていた。ただ私の番の話は秘匿案件な為、王と私しか知らない事だ。話せなくてすまないな。でどういう状態か教えてくれ。ルノアにはすぐにあえるのか?あわせたくないのか?」




