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ラルフとヴァリアードは顔を見合わせハッとした表情をした。ラルフが先に話しはじめた。
「ルノア、福ちゃんすまなかった。私達が二人冷静さを失った態度と言動だった。福ちゃんを家族と思って大事にと話したのに今後のことを話し合いをヴァリー様とする。ゆっくり来てくれ。」声に出して謝った。
「ルノア、福すまなかったな。興奮しすぎた。とにかく女の子の部屋にはノック無しでは今後入らない。ちゃんと家前に移転で良いな?ラルフ?執務室にルノアと食べたかった茶菓子を準備しておくから一緒にお茶にしよう。」
「はい。お父様に言われた通りにしてください。私が叔父様のしたことを他の誰かにしても失礼な人にならないように礼儀正しく見本となってください。福ちゃん白ちゃんを大事にしてくださいね。よろしくお願いします。」
二人は静かに部屋を出ていった。福ちゃんはご機嫌に敷物の上にゴロンした。
「あれ?フクロウってゴロンってしたっけ?」まぁ可愛いから良いかと何度も羽根の根元から優しくブラッシングをはじめた。大きな背中をルノアに預けて目を閉じた。福は念話で伝えた。
「竜神様。ルノアは竜神様の愛し子とちゃんとお父様とヴァリーのやつに伝えた方がよいです。他国の聖女と同じ仕事も出来るけどルノアは望んでいない。世界の均衡を崩すと自分の力を正しく理解してる。教会に守護する必要がない。福が成長して守る。」
福はルノアの魔力から使役となり名前を貰い守護獣となった。今後はルノアの魔力を貰いながらこの世界を正しく学んで自分とルノアの為に強くなろうと決めた。
ルノアの住んでいるカーナリアン王国は四大陸の一つ南大陸にあり世界の真ん中に浮かぶ竜皇国の天空都市から一番近い国だ。
殆どの人が竜神信仰の信者であり古くから竜が飛来したり、竜人と番婚をした人も多く身近に感じている人がほとんどだ。
竜人も温暖な気候とすぐ近くに火山も白雪に包まれた高山もある。竜人や竜には快適な環境も人族では過酷な山だ。冒険者達は薬草や魔獣の素材などで入山するが明確なランクの規制があり許可制だ。
過干渉しない人族と高山環境を気に入っている竜人や竜と良好な関係を築いている。




