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福ちゃんが不機嫌に鳴いた。「グーグーフッフッフ!カチカチカチカチカチカチ」羽根を膨らませて鳴きながら嘴を鳴らした。
「ルノア魔力減りすぎ。危険!福は許さないよ!二人倒す!福はルノア守る!」
「大丈夫だよ。心配してくれて福ちゃんありがとう。試さないとわからないことだったからね。もう大丈夫だからね。」優しく撫でた。
「叔父様、お父様お二人で冷静に話し合ってきてください。福ちゃんとの時間を邪魔してきたのは叔父様なので。福ちゃんとゆっくりしてから執務室に行きますから。とにかくお二人の意見をまとめて私に伝えてください。私はまだ10歳でどうするのが一番いいのか?判断は出来ないです。知らないことばかりです。魔力色が見れるのも、魔空間が出来たのも、お母様の絵で魔法が無詠唱で出来たことも、魔石がたくさん作れたことも、聖女といわれても静かな生活を望みます。奉仕の気持ちは無いわけではありません。出来ることで無理なく生活がしたいです。何かあったとしたら私はお父様と叔父様と福ちゃんと白ちゃんを優先します。知らない誰かではありません。お父様が話していた通り福ちゃんも私の魔力が将来減ったりしたら消滅してしまうと言いましたね。先は分からないから負担のない魔力量でと。魔石も同じだと思います。世界にとって助かることであっても私の普通の生活が奪われ命が狙われ、私が死んだら困るものになりませんか?今まで無くても生活出来ているのなら、なくても良いものではないですか?助かる命もありますが誰を助け、誰かが亡くなっても私は自分の責任を受け止められるかわかりません。私は公爵家令嬢ですが、お父様は宰相を降り私の留学先に二年後についてくるんですよね?私とゆっくり生活を楽しむと冒険者をしてもいいと話しましたよね?叔父様は帝国にお世話になると話してましたよね?二人が大事にしたいものはなんですか?
私は今ない知識を学んで正しいか正しくないかを自分で判断出来る人になりたいです。今はまだ分からないことばかりだから お父様と叔父様がどうすることが私にとって今一番必要なことなのか教えてください。」




