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「あぁルノア。ありがとう。胃も目の奥も頭も歯の痛さも消えた。体が軽いし…えっ!?!何で古傷の膝の痛みも消えてる。物凄くよく見えてるよ。ラルフお前も握ってみろ。」
「あぁすごいな。肩が痛くてあがらなかったのに肩が回るし痛みもない。腰の重さも全く感じない。えええぇ何でこんなによく見えるんだ。ヴァリーなんか若返ってないか?」
「ラルフお前も若返ってるよ。一瞬翠色が全身に膜を張って赤く光った所が痛みのある所だったんだな。赤色が消えて翠色になって光が消えたから。若返りもかなりまずいよ。どうしよう。ルノアなんの思いを込めたか聞いていいか?」
「はい。小さい時に庭師のおじいちゃんが頭の中に悪い肉の塊が出来てお空にかえったと聞いたことがあって。体の中の悪い肉の塊を無くすこと、痛い所を全部探して治すことを考えました。」と誤魔化した。二人とも眉間に皺を寄せた。
「聖女だな。病気を治すことの出来る人はみな聖女。ルノアは聖女になっちゃったけどどうする?ねっさっきから凄く冷静なんだけど何で驚いてないの?」
「えぇ無理です。最低限の奉仕の精神はありますけど効果低くして複製して量産したらどうですか?偽物魔石の魔道具量産されてって話してたじゃないですか?あれ?ちがいましたか?
お母様の絵が体の中を透明に出来たらって書いてあったから透明以外の色が病気の元だから探せたのかな?って応用したんですが…まずかったんですね。冷静というか貴族は表情変えたら駄目ですよ。さっきヴァリー叔父様も魔空間から魔力動かせましたよね?元々叔父様が言ったんですよ。魔空間にタスワンズ湖作って水流みたくって。叔父様もイメージで無詠唱で水も出せましたし皆出来るようになるんじゃないですか?やらなかっただけだと思います。」
「いやまず魔力がないから無理だな。なっ?ルノア何でこの魔石真ん中に穴が開いてるんだ二つとも?あれ穴が自動調節機能?なにこれ?ヴァリーわかるか?」「ルノア…何した?」
「腕輪とか首飾りとか何に使うか分からなかったので紐通しでもいいかなって穴を開けました。違う形もできます。ほら取れたら無くすのも嫌だったから取れないように大きさの自動調節にしました。お父様の首飾りも紐通しで作られていないのですか?」
「いや違うよ。くっつけてあるだけ。復元の自動調節はしてるから。同じ魔力の石だからまとめやすいの。ルノア違う形の石はまだ出さないでね…お願い。問題が増えるだけだから」
「ルノア。いま世界には丸石しかないの。ただ丸をイメージして中に魔力入れるだけ。やってごらん」
「はい。簡単だったんですね。」卓球玉をイメージして魔力を入れた。「簡単じゃないからね?はい。駄目〜!ないないない こんな大きさ透明度。やり直し。力入れないで丸って一言言って止めてごらん。もっと小さくだよ。軽くだよ軽く!力を入れるな!」
「丸!」「あぁ!もう最後の!がいらん」
「丸」「はいこれで5S位だよ。何個いけそう?ルノア魔力減りも分かるでしょ。」
「丸」「丸」「丸」「丸」「丸」「丸」「丸」「丸」「丸」
九個目でも湖が減らない。どうしようかな?
ヴァリー様のストップがかかった。
「ねっ正直にいいな。減ってる?タスワンズ湖?」
「減らないです。」
「ああああ〜どうするよ〜まずいよ〜ラルフ 何とか言ってよ」頭を抱えた。




