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「…………………………」
「…………………………」
二人とも絶句状態だった。
ルノアが左に頭を傾けて俺とラルフを見つめて
褒めて!褒めて!と圧をかけてるのが分かる。
ラルフがようやく声を出した。
「凄いなルノア。体調はどうだい?気持ち悪くなったりしてないかい?頭が痛かったりフラフラしたりとかないかい?」
「はい。お父様。全部魔力を使ったと思うんですが、魔空間のタスワンズ湖から自分の魔力が水流で体に流れてきてタスワンズ湖が半分くらい減りました。重かったので体が楽になりました。やっぱり貯めすぎてたみたいです。」
「ルノア。多分ラルフも凄く驚いて…どうルノアに伝えたらいいか…どう言ったらいいのかな?ラルフ。どうしようか?ルノアはどう思う?」困惑の表情にルノアは「えっ?まずいことがありましたか?」と聞いた。
お父様が下をむいて顎に手を置き目を瞑り考えてるようだった。
「ルノア ヴァリー うん全部包み隠さず話そう。
かなりまずい状態だ。なっ そうだろヴァリー?」
「だな。なんとも話さないと駄目だ。かなりまずい。まずこの糸巻きは世界中探してもこんなに細い魔力糸に出来る人がまずいない。この量も俺なら細縄で三年はかかる。いや出来ないな魔力切れで死ぬ。さっき硬くもできると言ってたろ。それもないな。あと付帯が五種類絶対ない。多くて二種類だ。ほら俺も指輪四つつけてるだろ。其々違う。イメージすれば全部出来てしまうとも言ってたな。出来る人がまずいない。俺でもイメージして無理して四つ位。暫く起き上がれない。」
お父様も続けた。「この魔石ランクは測定不可能なランクだとすぐ分かる。この色や魔力量や軽さに透明度に全て高度過ぎて今の魔道具は数値化出来ないだろう。同時三個連続で合計六個これもない。あと魔力切れたと話してたが普通の人はそこで死ぬ。魔力切れは命切れなんだ。魔空間から魔力が水流…も聞いたことがない。ヴァリーできるか?」「あぁ今やったら出来た。新しい魔空間の使い方だ。魔術学会で発表すれば歴史が変わる。魔力タンクの仕事が減るな。ルノアこれを学院で発表しなさい。そうすれば最短卒院だ。」
「最初に戻るがヴァリーの魔導初期本は詠唱無しで魔法は使えない。エミリアの絵でイメージして魔法発動できるなんて聞いたことがない。エミリアも詠唱は短縮はしていたけど声に出して詠唱していたよ。ヴァリーも短くても詠唱はしてるから。無詠唱の人は竜人皇族の方だけだ。頭の中にイメージすると聞いたことがあるけど試す人も出来る人もいなかった。ヴァリー無詠唱いけるか?」
「あぁ強くイメージすればうううぅ…あっ出来た。水が出せたぞ。あぁ頭痛い。」
ルノアがすぐに元気珠を握らせた。




